教え上手は、学ばせ上手!

1.新入社員の育成に関して

「職場学習の探究~企業人の成長を考える実証研究」

中原研究室メンバーと生産性出版さんとの共同プロジェクト 「職場学習の探究」が出版されました。 2010年夏頃から、質問紙の設計、分析、執筆と 2年越しのプロジェクトです。 私は、第5章 「新入社員の能力向上に資する先輩指導員のOJT行動  ~OJT指導員ひとりでやらないOJTの提案~」 を担当しました。 研究論文集なので、正直読みづらいと思います。 5章のテーマを一言でいうと「先輩は、新人にどんなOJTをすればよいのか?」 というものです。 調査分析結果から言えることは ・指導員が1人で指導しようとせず、周囲の協力を得ること ・指導員が新人と親しく会話すること の2つが、新入社員の能力向上につながる効果があることが 明らかになりました。 指導員研修でもお伝えしている 「指導員は周囲の協力を得ながらOJTを進める」 いわゆる「ネットワーク型OJT」の効果が、実証される結果となりました。 (もちろん限られた調査サンプルを基にした結果ですので、  過度の一般化には留意すべきですが) 今回の結果を踏まえて、2012年2月から新たな調査に取り組んでいます。 「職場学習の探究」プロジェクトでは、貴重な機会を作って下さった中原先生、 生産性本部の皆さま、調査に協力下さった企業の方々、そして中原研メンバーの皆さん、 どうもありがとうございました。

投稿者:関根雅泰

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3.新入社員に関する講演・セミナー

セミナー「新人教育をアカデミックに語ろう!会」のご案内

*お陰さまで本セミナーは、満員御礼となりました。 大変恐縮ですが、お申込みは締め切らせて頂きます。(3月6日) ============================ 「新人教育」をアカデミックに語ろう!会  ~「組織社会化」の知見と最新の「OJT調査」結果を基に~ ============================ 東京大学大学院 中原研究室に参加させて頂き、2年半が過ぎます。 その間、色々なことを学ばせて頂きました。 特に、私の専門分野である「新入社員の育成」に関しては、 大学院に入るまでは不勉強であったアカデミック領域での知見に 触れることができ、仕事である各社様での研修にも大いに役立っています。 例えば、先行研究では、以下のようなことが明らかになっています。

投稿者:関根雅泰

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教育担当者の声

「OJT指導員研修」企画の方の声

=== ●教育ご担当者 N様からのメール ★こちらからも一つご報告です。 本年10月に新入社員、OJT実施者、マネージャーを対象に実施したアンケート結果と 12月にOJT実施者情報交換会議の内容について、資料を添付いたします。 特にお伝えしたいのは、 1.実施内容 (1)対象者、OJT実施者、マネージャーにアンケートを実施で オレンジ色のOJT実施者部分に記載している 「仕事の教え方研修」を活用して、OJTを実施している という部分です。 10月のアンケートにおいても「役立っている」という意見が9割を超え、 12月の情報交換会議の場においても、話題となることが多かったです。 事務局としても、大変嬉しかったです。 おかげさまで、当社においてOJTの風土が醸成されつつあることを 肌で感じております。 ご報告が遅くなりましたが、ご覧いただけると幸いです。 === (Nさん、嬉しいメールありがとうございます!)

投稿者:関根雅泰

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7.研修プログラムのご紹介

NBSオンライン「仕事の極意を上手に教えるチューター講座(仮称)」開発中!

日経ビジネススクールオンライン講座の一コースとして、 現在「仕事の極意を上手に教えるチューター講座(仮称)」を開発中です。 日経ビジネススクールオンライン講座  http://www.nikkei-nbsonline.com/index.html 日経さんの公開セミナー「OJT指導スキル研修」でお世話になっていた Yさんからのご依頼です。

投稿者:関根雅泰

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9.新入社員育成における課題

「新入社員の育成と課題」 経営行動科学学会シンポジウム

2011年11月26日(土)明治大学で開催された 経営行動科学学会のシンポジウムを聴講してきました。 私の理解の範囲で、どのような内容だったのかをシェアします。

投稿者:関根雅泰

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2.OJT担当者向け「教え上手になる!」研修

2010年度「OJT指導員フォロー研修」アンケート結果

2011年 秋の「指導員フォロー研修」が始まりました。 今年も複数の会社様でお手伝いさせて頂けることとなりました。 ありがとうございます。 昨年(2010年度)の「指導員フォロー研修」アンケート結果が まとまりましたので、ご参考までに紹介します。

投稿者:関根雅泰

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2.OJT担当者向け「教え上手になる!」研修

日経ビジネススクール「OJT研修」参加者の声

2011年7月22日(金)日経ビジネススクール様で、9回目となる 「OJT担当者の新入社員指導スキル研修」を実施しました。 http://www.nikkei-nbs.com/nbs/index.html 研修導入を検討されている企業様や、同じ会社から複数名のご参加があったりと、 参加者はバラエティに富んでいました。 皆さんに熱心にご参加頂き、私自身とてもやりがいのある研修でした。 参加者の皆さん、ありがとうございました。 ●参加者の声 ・気合論的な後輩指導の研修、セミナーを受け、 自分の中ではいつも疑問に感じていました。 学術的なことに裏付けられた関根さんの指導はとても参考になりました。 ありがとうございました。 ・OJTを効果的に行うための知識を体系的に学ぶことができました。 OJT担当者の負荷(苦労すること)対策について非常に具体的に教えて頂き 助かりました。 ・体系的で分かりやすかった ・今までの職業経験の中で感じていたこと、体験したことが多く研修に 盛り込まれており、実践に役立つ研修であると思った。 自分の一人よがりな点も気づくことができ、他の受講生と組んで 参加することの大切さがわかった。 楽しく受講者が参加できるというのが、長丁場の研修のポイントだと思った。 ・教え方の技術をきちんと学びたいと思って受講したが、テクニックだけでなく、 心が伝わってくる研修であった。 ・説明に例えがあるので大変わかりやすかった ・ペットボトルの例えで、一方的に相手に話しても、コップに入りきらない ことからもまずは相手のレベルを確認し、情報を分けて与え、どの程度 理解できたかの確認をする大切さを学びました ・新入社員と年が近いと「共通点」はあるものの、指導する上での 知識が不足しているため、周りの人のフォローが必要になる ・周囲を巻き込むことも重要 ・新人への教育ノウハウを通じて、他人とのコミュニケーションを学んだと思う ・きちんと指導しているつもりでも、 自分のペースで指導してしまっていたのかもしれないと思った。 ・一方的に教えるのではなく、相手に確認することも重要であるということ ・相手が理解できないのは、こちらの問題(話し手が悪い)ということ ・教えることは押しつけることではなく、相手に合わせ寄り添うこと ・「ほめる」「叱る」は自分の感情を発散させるためではなく 相手の行動を「改善」「強化」するためのツール ・叱るためのノウハウが参考になりました ・ほめる 良い点を見つけるには、相手を良く見ないといけないし、 そういう点を探してあげないといけない ・対面での叱り方の練習をしたり、実用的だった ・ほめ方、叱り方について具体的な内容が理解できた ・「叱る」にも「改善」のためと明確になったので、 ゴールが見えた(ただの注意にならない) ・今回の研修内容を踏まえて、OJTを行っているかいないかで ずいぶん差がでると思った ・自分の人との接し方そのものに役立った ・これから新人を指導する前に心構えができた ・自分自身の部下への接し方、教え方を見直す良い機会になりました ・本日学んだ内容はすぐ職場で活用できると思います ・教え方、ほめ方、叱り方、新入社員との関係構築の仕方等、 大変勉強になりました。 ・本や資料、SPカードといった準備がされていたので、色々吸収でき、 社内でも勉強会を開きたいと思います。 ・退屈せず面白かった ・講義がとても楽しかったです。 ・変な動きが時々あったけど、ツボでした。面白かったです。 ありがとうございました。 (参加者の皆さん、ありがとうございました! 企画のYさん、いつもありがとうございます!)

投稿者:関根雅泰

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教育担当者の声

「OJT研修」教育企画の方の声(2)

2008年から「OJT研修」をお手伝いさせて頂いているK社の 教育企画ご担当N様より嬉しいメールを頂戴しました。 ================================= 株式会社ラーンウェル関根様  いつもお世話になっております。  Nでございます。  7月7日の研修では、大変お世話になりました。  遅くなりましたが、アンケートの集計が完了しましたので  ご報告いたします。   総合満足度 95.0点    当社の評価基準は80点ですので  昨年に引き続き、すばらしい結果となりました。  ありがとうございました。  <受講者の主な意見>   ・実践できる内容の多いとても有意義な講習でした。   ・OJT実施者としての自覚がわいた。   ・(研修を受けたことで)新人に対するアプローチが良いものになると思います。   ・新人を育成するのに必要なポイントがつかめた。   ・グループのメンバーと協力しながら、    明るく元気にOJTを進めたいと思います。  <事務局の所感>   ・昨年と同様、当社の事例を交えての運営がよかったです。   ・テキストがさらに改善されており、見やすかったです。    <余談>   今回の受講者は、新入社員のころを知っているメンバーが多く、   教わっていた側から教える側へのステップアップを   研修を通じて、間近で見られたことが感慨深かったです。   同時に、私たちの部署で目指す「OJT体制(風土)」が、   確立してきているのではないかと感じました。   また本年の新入社員研修時に昨年入社の社員が部内紹介をする機会があり   そのなかで「私のOJT実施者です」と説明する場面がありました。   「OJT実施者」が共通言語となっており、   大変うれしかったことを記憶しています。   この「手ごたえ」を感じるまでに、相当の年月を覚悟していたのですが   関根さんの研修のおかげで、予想より早く手ごたえを感じることができました。   今後ともよろしくお願い致します。   以上、簡単ではございますが ご報告とさせていただきます。  ================================= (Nさん、いつもありがとうございます!)

投稿者:関根雅泰

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0.ペア研修

新入社員と指導員による「ペア研修」

「緊張するなー」 立ちあがって、指導員が研修室に入ってくるのを待つ新入社員。 ここはある会社の研修室。 配属直前の半日を使って、新人と指導員が一緒に受ける「ペア研修」を実施。 会場の外には、指導員同士が「お!久しぶり」と挨拶をかわしながら 「自分のところに来る新人はどんな子なのか」 と、期待と不安を抱いている様子が伝わってくる。 =============================== いよいよ「ペア研修」のスタート! ・新人と指導員同士に分けて、不安や苦労を吐き出してもらった後 新人と指導員のペアになって ・共通点探し ・インタビュータイム ・SPトランプによる相互理解 ・今後の育成方針 ・お互いの約束合意 と進んでいく。 =============================== ペアの話し合いに耳を傾けてみると・・・ 新人: 「(初日は)行ったらすぐトイレ掃除とかやった方がいいんですか?」 指導員:「いや、トイレ掃除は担当してくれているビル会社の方がいるから・・・」 新人: 「何をしたら・・・」 指導員:「まずは、支店長に挨拶することだね。そこからは、僕が教えるよ」 (あ、そういうことが不安なんだー) 自分が新人だったころ感じていた不安って忘れてしまうものですね。 =============================== 新人の不安を解消し、指導員との距離を一気に縮める「ペア研修」 昨年の「ペア研修」アンケート結果は、こちらから ↓  https://www.learn-well.com/blog/2011/05/2010_1.html

投稿者:関根雅泰

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0.ペア研修

2010年度「ペア研修」アンケート結果

2010年度も、新入社員と指導員/チューターが一緒に参加する 「ペア研修」を実施させて頂きました。 そこで得られた情報を差しさわりの無い範囲でご紹介します。

投稿者:関根雅泰

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