日経ビジネススクール「学びのスキル向上研修」講師からのメッセージ
2006年4月6日〜7日 開催 @ 日経ビジネススクール
3年後に違いが出る新入社員研修
「学びのスキル向上」「イノベーティブ・ビジネスマナー」
https://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/s0518.html ●講師からのメッセージ 「学びのスキル向上」研修を担当するラーンウェル代表の関根です。
当サイトをご覧頂きありがとうございます。 「学びのスキル向上? 変わった新入社員研修だな・・・」
と思われた方も多いのではないでしょうか。 今回は、何故、新入社員「導入」教育時に、
わざわざ「学びのスキル向上」研修をやる必要があるのか、
について、下記3つの観点からご説明します。 1.学生時代とは「学び方」が違う
2.導入教育の効果が高まる
3.職場OJTがスムーズに進む 1.学生時代とは「学び方」が違う 最近の新入社員の傾向として、安易に「答え」を求めたがる、
という点があるかもしれません。 「これ、結局、正解は何なんですか?」
「答えを教えてくださいよ。」 これは彼らがこれまで受けてきた学校教育の弊害かもしれません。 学生時代は、何らかの「正解」があったかもしれません。
しかし、社会人になると、それは変わってきます。 「答えは与えられるものではなく、自ら探し出すもの」 自分で考え行動し、最適な方法で、結果を出す。
これが社会人になると求められてきます。 もちろん、最初からは無理でしょう。
最初のうちは、ある程度の「答え」を、先輩社員が提示し
それを真似ることが必要になります。 かといって、いつまでも答えを教えてもらっている状態では困ります。 社会人として、企業の一員として求められるのは、
自ら「答え」を探すために、周囲の人々や自分の経験から
「学んでいく」姿勢なのです。 つまり、学生時代の「学び」が「受動的」に与えられるものであったとするならば、
社会人としての「学び」は「能動的・積極的」に自ら得ようとするものである、
ということです。 だからこそ、社会人としての「学び方」の基本を理解する必要があるのです。 2.導入教育の効果が高まる この「社会人としての学び方」を、導入教育の初期の段階で行うことにより、
その後の導入教育の効果も高まります。 どういうことか? 導入教育では、
○会社概要の説明
○各事業部の理解
○マナー研修 等
が行われます。 新入社員を見ていると、
・寝ていたり
・興味のある事業部の話以外は上の空 だったり
・結局何も覚えていなかったり
という状態になっていることがあります。 しかし、それらの研修の前に「学び方」研修を行っておくと・・・ ◎1日のはじめに、彼ら自身が「今日、学びたいこと・得たいこと」は何かを
考えてから、研修に参加するようになります。
◎その結果、話を聞く姿勢も積極的、能動的になり、熱心にメモを取ったり、
質問をしたりします。
◎1日の研修が終わった後には、彼ら自身が「今日、学んだこと・得たこと」は何かを
ふり返り、学習内容の定着化が促進されます。 つまり、「学びのスキル向上」研修の「前」と「後」では、
研修の参加姿勢も変わってくるということです。
ですから、「学びのスキル向上」研修を受けた後、
導入教育の効果は、更に高まります。 (もちろん、全員が全員、このように変わることはありません。
ただ、変われるように、様々な仕掛けを「研修中」「研修後」にはいれてあります。
「学びのスキル向上」研修を、その場かぎりで終らせず、
その後の導入教育の効果を高めるためには、それらの仕掛けが重要になってきます。) 3.職場OJTがスムーズに進む 「学びのスキル向上」研修では、「周囲の人々からいかに学ぶか」も学びます。 新入社員が配属された後、現場からは
「全然、質問に来ない。いちいちこっちから教えないといけない。」
「こちらの言ったことを、しっかり理解しているのか分からない。」
「同じ事を、何回も聞かれる。」
といった声があがるケースもよくあります。 OJT担当者も忙しいわけですから、彼らの負担感を減らすためにも、
OJTの受け手である新入社員が「上手なOJTの受け方=学び方」を学んでおくと
現場OJTがスムーズに進むようになります。 「学びのスキル向上」研修では、例えば下記のような内容を伝えています。 ◎先輩社員への質問の仕方 「遠慮せずに何でも聞いていいんだよ。」
「でも、先輩も忙しいから、何を質問するか“整理”してから聞くクセをつけよう。」
「職場にいくと“誰に聞くか”も、実は重要になってくるよ。
Aさんは○○に関するエキスパート、Bさんは●●に関するエキスパート、とか。」
「だからこそ、職場内で色んな人とコミュニケーションをとる必要があるんだよ。」 ◎傾聴の仕方 「“ノートはとること!” 次に同じ事を聞かないようにするためにもね。」
「あと、教えてくれている先輩の立場から見ても、
ノートをとっている後輩と、とっていない後輩だと、どっちが熱心に見える?」 「ノートをとったら、話の合間や最後に必ず確認すること。
“私の理解は、これでよろしいでしょうか?”とね。」
「この“理解の度合い”を伝えるのは、非常に重要な学びスキルだよ。
先輩も、皆さんが、“どこまで”分かってくれたのか、を知りたいからね。」
「じゃー、早速“ノート取り”と“理解の度合いを伝える”練習をしよう!」 そのほかにも
◎簡潔明瞭な報連相をするために
◎分かりやすい話し方
◎先輩社員の言動の観察方法 などについても理解を深めます。 これら「周囲の人々からいかに学ぶか」を学ぶことによって、
現場配属後のOJTがスムーズに進むようになります。 やっぱり聞く姿勢、学ぶ姿勢ができている新入社員の方が、
現場での「伸び」が違いますからね。(先輩もかわいがりますし) 以上、
1.学生時代とは「学び方」が違う
2.導入教育の効果が高まる
3.職場OJTがスムーズに進む
という3つの観点から
「学びのスキル向上」研修を、導入教育初期に行う理由についてご説明しました。 最後まで読んで頂きありがとうございました。 御社の新入社員の方々のご参加をお待ちしております!
「学び上手を育成する」ラーンウェル 代表 関根雅泰(せきねまさひろ) 2006年4月6日〜7日 開催 @ 日経ビジネススクール
3年後に違いが出る新入社員研修
「学びのスキル向上」「イノベーティブ・ビジネスマナー」
https://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/s0518.html
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