学び上手は、教え上手

「学び上手・教え上手」を目指すラーンウェル代表 関根のブログです。

0.ペア研修

新入社員と指導員による「ペア研修」

「緊張するなー」 立ちあがって、指導員が研修室に入ってくるのを待つ新入社員。 ここはある会社の研修室。 配属直前の半日を使って、新人と指導員が一緒に受ける「ペア研修」を実施。 会場の外には、指導員同士が「お!久しぶり」と挨拶をかわしながら 「自分のところに来る新人はどんな子なのか」 と、期待と不安を抱いている様子が伝わってくる。 =============================== いよいよ「ペア研修」のスタート! ・新人と指導員同士に分けて、不安や苦労を吐き出してもらった後 新人と指導員のペアになって ・共通点探し ・インタビュータイム ・SPトランプによる相互理解 ・今後の育成方針 ・お互いの約束合意 と進んでいく。 =============================== ペアの話し合いに耳を傾けてみると・・・ 新人: 「(初日は)行ったらすぐトイレ掃除とかやった方がいいんですか?」 指導員:「いや、トイレ掃除は担当してくれているビル会社の方がいるから・・・」 新人: 「何をしたら・・・」 指導員:「まずは、支店長に挨拶することだね。そこからは、僕が教えるよ」 (あ、そういうことが不安なんだー) 自分が新人だったころ感じていた不安って忘れてしまうものですね。 =============================== 新人の不安を解消し、指導員との距離を一気に縮める「ペア研修」 昨年の「ペア研修」アンケート結果は、こちらから ↓  https://www.learn-well.com/blog/2011/05/2010_1.html

投稿者:関根雅泰

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企業内教育担当者向け

組織社会化に関する論文(3)

===================================== 組織文化と組織社会化戦術の関連 2010   小川憲彦 大里大助 ・日本企業の組織文化は、進取志向、成果志向、協力志向、自由志向、  安定志向、精確志向の6次元から構成されうる ・組織文化次元は、組織社会化戦術に必ずしも大きな影響を及ぼしていない ・組織社会化戦術とは「役割から役割への移行における個人の経験が、  その組織の他者によって構造化、組織化される方法」  (Van Maanen&Schein 1979 p230) ・組織社会化は、組織文化を伝達する重要な役割を担う過程であるにも関わらず  マクロ現象としての組織文化のとの関係において、自覚的な取り組みがなされた  ことは極めて少ない ・Van Maanen & Schein(1979)の組織社会化戦術の6次元を修正し、  3次元に集約したのがJones(1986)       制度的    個別的       集団的    個人的  文脈的  公式的    非公式的       規則的    不規則的  内容的  固定的    可変的              連続的    断絶的  社会的  付与的    剥奪的 ・1200人を超える大企業 279社に質問紙調査 2008年3月~4月 ・設立年数は、組織文化の全ての次元に対し5%以上の有意な関係を示した ・組織社会化のあり方を規定するのは、文化の内容よりも、むしろ文化の強さ、  ここでは経営理念の浸透度であった ・文化の内容と社会化のあり方にはごく弱い関係性しかない ・今回の結果は、単純な刺激―反応関係を前提としたVan Maanen & Schein(1979)や  Jones(1986)の仮説に、一定の見直しを迫る結果であったように思われる。 ○添付されている質問紙も、とても参考になる。 =====================================

投稿者:関根雅泰

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授業

「ウメサオタダオ展」

2012年1月5日(木)午後、東京での「一人合宿」の後、 日本科学未来館の「ウメサオタダオ展」に行きました。 2月20日に開催される「勝手にウメサオタダオ研」の事前課題に従い、 京大式カードをもって見学します。 私自身が展示を見ながら、カードに書き込んだのは・・・ ・カードはさわれることが大事なのかも 操作性 PCではできない ・キーワードのみの「こざね」 これができるためには頭の中に情報が必要 ・アジテーター 人をその気にさせる人  ・カード=PC=忘却の道具 検索すればよい ・嫁と姑 悪いのは男 別居が一番 ←痛快な解決策 ウメサオ家は? ・世界地図と重ねるとぴたり合わさる 気持ちいい ・馬に乗れるとかっこいいな 背中が伸びて腰でのっている感じ ・ほんと何でも書きこむ人 Life Log ・戦争中でも好きなことをやっている    この人を見てると何でもやれそうな気がする 見終わって、会場を出てきたら、某先生とバッタリして、びっくり。 気があいますねー。

投稿者:関根雅泰

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0.ペア研修

2010年度「ペア研修」アンケート結果

2010年度も、新入社員と指導員/チューターが一緒に参加する 「ペア研修」を実施させて頂きました。 そこで得られた情報を差しさわりの無い範囲でご紹介します。

投稿者:関根雅泰

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5.導入教育に関して

新入社員向け「仕事の学び方研修」導入企業の声

新入社員向け「仕事の学び方」研修を、3年継続して導入して下さっている 企業の教育担当の方から、下記メールを頂戴しました。ありがとうございます。 ============================== ●企業の教育担当の方から頂戴したメール 【研修終了直後】 株式会社ラーンウェル 関根様 昨日の「仕事の学び方研修」にて 大変お世話になりました。 新入社員の日誌を検印したところ さまざまな意見がありましたので、一部ご紹介いたします。 ・「相手を思いやる研修」だった。 (発言者の名前を覚えていたり、復唱して受講者全員がわかるように要約) ・「振り返ることの重要性」を知った。 (“D”のあとの“C”が大切) ・「メリハリのある研修」だった。 (関根さんの体験談などの身の引き締まる瞬間と笑い) 御社のアンケート結果と重複する部分があると思いますが 昨日の日誌はいつも以上にたくさんの感想が書かれていました。 (普段は3行くらいの人も、すべての行数を使っていました!) 事務局としても、新入社員にとって必要な研修であることを 改めて実感できました。ありがとうございました。 とりいそぎお礼まで。 ============================== 【研修終了2カ月後】  6月30日に無事新入社員の研修が完了いたしました。  そこで、関根さんの研修についても発表がありました。  やはり「DO」が印象に残っているようで、PPTのアニメーションで  「DO」が飛び出すような仕掛けでした(笑)。  もちろんそれだけではなく、「立ち止まって振り返る」ことの重要性を知り  日誌を読み返すなど具体的な改善例の発表もありました。  発表後、実施したアンケートの中でも  「関根さんの研修は来年も実施してほしい」や「とても勉強になった」  という声がありました。  やはり関根さんにお願いしてよかったな~とニンマリしておりました。  改めて御礼申し上げます。 ============================== (Nさん、ありがとうございました!) 新入社員向け「仕事の学び方研修」の内容はこちらから ↓  https://www.learn-well.com/blog/2011/04/20114.html

投稿者:関根雅泰

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お薦めの本

「働くことと学ぶこと-能力開発と人材活用」

働くことと学ぶこと-能力開発と人材活用 佐藤博樹 編著 ミネルヴァ書房 2010 ○企業内教育の定量的調査。示唆に富む知見が多い。

投稿者:関根雅泰

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2.OJT担当者向け「教え上手になる!」研修

2011年7月22日(金)日経ビジネススクールでの「OJT担当者の新入社員指導スキル研修 」

今回で9回目となる日経ビジネススクール様での 「OJT担当者の新入社員指導スキル研修」が、 2011年7月22日(金)に開催されます。 http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1107025.html 研修の様子と参加者の声 https://www.learn-well.com/blog/2008/07/post_206.html https://www.learn-well.com/blog/2009/06/09612ojt.html https://www.learn-well.com/blog/2007/03/post_137.html 「OJT研修」はほとんどが企業内でのクローズドセミナーになるので、 オープン(公開)セミナーは、NBS様でのこれしか実施していません。 ご興味がある方は、ぜひ!参加ご検討ください。 http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1107025.html

投稿者:関根雅泰

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お薦めの本

「デジタル教材の教育学」

「デジタル教材の教育学」2010年 山内祐平編  ○2011年夏学期授業「学習環境のデザイン」の教科書。  歴史的経緯、背景理論、設計評価、事例が勉強になる。

投稿者:関根雅泰

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4.内定者教育

「フレッシャーズ・コース2012」での誌上講義

ダイヤモンド社の内定者向け教材 「フレッシャーズ・コース2012」の第1巻「働くことの意味」 の中で「会社や職場へのなじみ方」という誌上講義を担当しました。 これから社会に出る大学生の方々に、組織社会化の概念などを用いながら いかに会社や職場になじんでいけばよいのかを解説した内容です。 (編集のOさん、ありがとうございました) 他のパート(全7巻)も、さすが雑誌作りのプロが作っただけあって、 教材らしからぬ(と言っては失礼かもしれませんが)読みやすさ、面白さです。 http://www.bb-net.co.jp/diamond/fc/index.html

投稿者:関根雅泰

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お薦めの本

「変革を生む研修のデザイン」

「変革を生む研修のデザイン」2010(Training for Change 1994)   -仕事を教える人への活動理論-  Y.エンゲストローム ○研修講師にかつを入れてくれる本。  参加者の内的要因(心的活動の変化)に着目。

投稿者:関根雅泰

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