【木曜日25-43】『読んでいない本について堂々と語る方法』

木曜日

【木曜日25-43】『読んでいない本について堂々と語る方法』

千葉雅也先生の本から、この本に出会えた。これから本を読むのが、より楽しくなりそう。(1冊)

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『読んでいない本について堂々と語る方法』 P.バイヤール(2016)

・未読の諸段階
 1)ぜんぜん読んだことのない本
 2)ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
 3)人から聞いたことがある本
 4)読んだことはあるが忘れてしまった本

〇たしかに!読んだつもりでも、流し読みだったり、忘れてしまったり。あと、こうやって抜き書きをしてるけど、それでも記憶に残らなかったり、抜き書き以外は、読んでないとも言えるのかも。あと、自分が書いた本の細かい部分も、忘れていることが多い。一度書いたら、そこで完結してしまう。過去の自分は他人だからかもな~。

・膨大な書物の海に吞み込まれないように、自己を律する。
・流し読みは、本をわがものとするもっとも効率的な方法かも。

〇やっべー。この本、面白い!

・読書の過剰は、独創性を奪う。他者に従属することに。
・本に対して、適当な距離を保つ。

・読書は、何かを得ることであるよりも、むしろ失うことである。

・心がまえ
 1)気後れしない 
 2)自分の考えを押し付ける 
 3)本をでっち上げる 
 4)自分自身について語る

・書物とは、現実の書き手の延長上にある。
〇確かに、だから、本人に会った後に読むよりも、前に読んだ方がいいのかも。

・スクリーンとしての書物は、共有図書館に。内なる書物は、内なる図書館に。幻影としての書物は、バーチャル図書館に。

・教養人に見られたいという欲求から解放された者だけが(自分自身にとっての真実に)接近できる。

・1冊の本を読むのに適した時間は、10分である。
・非読は、専門家のみに「できる」こと、すなわち本質をとらえる特殊な能力の問題。

・読んだら影響を受けてしまう。
〇確かに、自分なんかまさにそうだった。20代の頃、本を読んで、すぐ影響されてた。その辺は、よく彼女(結婚する前のうちの奥さん)からも言われてたな~。

・書物を、脱神聖化する。

〇それでも、他者に影響を及ぼせるような、長く読み続けられるような本を書きたい、という欲求もあるよな~。実際に、この本自体が、そういう力を持っている。矛盾を矛盾のまま、矛盾なく、できたらいいな~。

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投稿者:関根雅泰

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