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2007年10月28日

今年で3回目の実施となる「新入社員フォローアップ研修」

あるメーカーさんで、今回で3回目となる

「新入社員フォローアップ研修」を実施させて頂きました。


この会社さんの研修のユニークな点は、

1日目の午後に、内定者が、研修に参加する点と、

2日目の午前中に、先輩社員との座談会がある点です。

●研修スケジュール

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【1日目】  午前11時30分〜午後5時 


1.イントロダクション(導入) ・研修への期待

2.半年間の振り返り 

 ・事前課題の共有
 ・「困っていること」「難しいと感じていること」共有
 ・グループ模造紙作成(2日目に先輩が見る為に)
 ・新入社員全般の傾向
 
(内定者参加)

3.新入社員プレゼンテーション大会!

 ・「サンドイッチ・フォーマット」復習
 ・プレゼンテーションスキル
 ・自分の仕事を第三者にわかりやすく説明する

 ・内定者による質問タイム

◎振り返り

懇親会 (内定者も共に 17時〜19時)

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【2日目】午前8時30分〜午後5時


4.先輩社員と語ろう!

 ・自身の課題の明確化(1日目を振り返って)

 ・先輩社員による仕事内容の説明
 ・先輩との座談会


5.ビジネスの基本再確認

 ・「3つの質問」と「チェックシート」

 ・体験ゲーム「MTa KIT」の実施とふり返り

 ・コミュニケーションのとり方
 ・PDCAの回し方
 
6.目標の再設定

 ・08年4月に向けて目標の再設定 
 ・決意表明

7.クロージング(結び) ・振り返り

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まずは、参加者に今回の研修への期待をあげてもらいました。


●研修への期待

・半年間を振り返り、自分に足りなかったことを見つけだす
・内定者と会うことにより新鮮さを味わい、今後の糧にする
・プレゼンの資料作成から、発表までの効率よいやり方を学びたい
・他の人が職場でどのような学び方をしているかを知り、自分の学びスキルを高めたい
・自分の意思を正確に人に伝える方法を学びたい
・モチベーションの維持の仕方を学びたい
・上司との上手いコミュニケーションのとり方を学びたい
・職場で教えてもらったことを上手に整理する方法を学びたい
・ビジネスの基本を再確認したい
・目標の設定とそれに向けての具体的取り組み方法を学びたい
・今の時期での仕事の学び方を学びたい(導入研修時とは違う)


次に、事前課題を共有した上で、

今「困っていること」「悩んでいること」をあげてもらいました。

・上司とのやりとり
 (上司に上手く伝わらない。上司の言っていることがよくわからない)
・仕事の効率
・技術的なこと(加工など)
・上司とのコミュニケーションが難しい
・仕事中での自己判断が難しい
 (経験が少ないため?)上司に聞いていいの?
・会議に参加しても、ついていくだけで精一杯。発言できない。
・電話応対
・上司に対しての伝え方
・複数の仕事を同時にするときのスケジュール管理
・報告すべきこととそうでないことの判断(逐一伝える必要がある?)
・長時間のPC作業による疲れ目
・世代が違う人との話題
・立ち仕事の辛さ
・朝、気持ちよく起きる方法
・プレッシャーによるストレス
・仕事に対する能力不足
・自分自身のあり方(目標と現実のギャップ)


これらの内容は、各グループで、模造紙に書き出し、

2日目の先輩座談会で使えるよう壁に張り出しました。


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午後3時、いよいよ内定者が見学に来ます。

去年もこのやり方で実施し、好評だったので、今年も実施することになりました。


20名ほどの内定者が、ズラッと、後方の椅子に座ります。
新入社員が緊張してくる様子が伝わってきます。


DSCN15840001.JPG


内定者が来る頃から、こちらも新入社員のことを意識して
「先輩の皆さん」という呼び方に変えます。


新入社員が、来年には彼らの先輩になることを自覚させるためです。

内定者が来てからは、新入社員によるプレゼンテーションが中心となります。


まずは、プレゼンテーションの基本を教えた上で、3回ほど、プレゼンをしてもらいます。

1回目のプレゼンは、「私の夢」というテーマ。
2回目のプレゼンは、「私の仕事」というテーマ。

2回目から、内定者が新入社員のグループに入り、プレゼンを一緒に聴きます。


DSCN15880001.JPG

新入社員のプレゼンを聞いたうえで、
内定者には、新入社員に対する質問を考えてもらいます。


これらの質問に対し、新入社員がプレゼンで答えるのが、3回目のテーマです。


●内定者から出た質問

・仕事をはじめて夢や目標はどう変わってきたか
・内定者研修をどうこなしたか
・学生時代にやっておけばよかったこと
・文系出身が理系の仕事をするために、必要なことは
・学生と社会人の最大の違いは何か
・ストレス解消のための休日の過ごし方
・仕事をどのように楽しんでいますか
・ミスが起こったときの対応は
・やっていて楽しい仕事は何か
・ソフトの使い方をどう学んだのか
・職場の方とのコミュニケーションのとり方で気をつけている点は何か


これらの質問から、自分が担当する質問を一つ選んで、
新入社員がプレゼンで答えていきます。


DSCN15860001.JPG


新入社員が真剣な表情で、プレゼンをしている様子が印象的でした。


内定者も、自分が知りたいことを、すぐ上の先輩が答えてくれることが
嬉しいようです。目を輝かせてプレゼンを聞いています。


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17時に研修終了後、内定者も交えての懇親会が実施されました。


内定者一人一人に、自己紹介をしてもらいます。

その中で、「何故、この会社を選んだのか?」という志望理由を話してもらいました。

・独自の技術
・人を育てるという社風
・雰囲気のよさ
・暖かさ
・自身が成長できそう


採用担当、会社説明会、先輩社員の様子などから、
学生は、その会社の雰囲気を感じ取ろうとするようです。


「暖かい雰囲気」
「自分を成長させてくれそう」

といった所が、キーワードのように感じられました。

新入社員にとっても、入社を決めた頃の初心を思い出すようで、
新鮮な気持ちになれるようです。


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2日目は、午前中に先輩社員を呼んで「座談会」を実施します。

長野や名古屋といった遠方から参加してくれた先輩社員もいます。


先輩社員は、5名。H17年度入社の3年目社員です。


実は、今年3回目のフォローアップ研修ということは、
彼ら3年目社員が新入社員だった頃に、私は出会っています。


4月の導入研修と、10月のフォローアップ研修。

なんとなく面影が残っていますが、やはり顔つきが違います。


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まずは、新入社員から、先輩社員への質問を列挙させました。


●新入社員から先輩社員への質問

・上司とのコミュニケーションのとり方(話題など)
・入社して半年経ったときと1年経ったときで変化したと思えること
・判断基準の決定方法
・世代の違う人とのコミュニケーション
・上司の車に乗ったときの会話
・モチベーション維持の方法
・効率のよい仕事をするには
・上司への対応(上司が求めている報告の形と違い、理不尽な態度をとられたとき)
・年が離れた人との仕事以外の話題
・仕事の効率を上げるためにどうしているか
・どこまで笑顔でいればよいのか
・ミーティングでの発言について(緊張緩和の方法)
・開発でのヒントの得方
・仕事をしていて嫌なこと(失敗)があったときにどうしているか
・効率よく仕事をするために工夫していること
・活き活きした表情、態度をするために気をつけていること


これらを、私のほうで一旦整理します。


1.コミュニケーション(会話)
・上司、年上の方
・職場、ミーティング、車中(仕事以外の話)
・態度、表情

2.オペレーション(仕事)
・効率化(スピード、複数の仕事、正確さ)
・判断基準(決定、報告)
・開発のヒント(発想を広げる)

3.モチベーション(意欲)
・嫌なこと、理不尽なことがあったときどうしているか
・維持、向上の仕方


新入社員からの質問を、上記のように、大きくは3つの項目に分けて、

先輩社員との座談会に入っていきました。

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先輩社員を、囲んで、車座になって話を聴きます。


DSCN15970001.JPG


時折は、5人人グループとなって、1人の先輩を取り囲んで、質問をします。

全員の前では聞きづらくても、少人数だと聞けることもあるようです。


DSCN15920001.JPG


先輩から出てきたアドバイスです。


1.コミュニケーション(会話)に関する先輩からのアドバイス

【年上の方との接し方】
・上司先輩がどういうことに興味もっているか情報収集、共通の趣味
・車中の話題(世間話、趣味、スポーツ)普段接する中で得た情報中心に話す
・雑談のねたを普段から仕入れておく(ニュース、新聞、インターネット)
・一番話しやすいのは仕事ネタ→そこから会話を広げる
・上司だからといって物怖じしないこと→自分から話かける
・真面目な話のとき、笑うのも変→自然体で付き合うのがよい
・相手から話しかけるのを待つのではなく、自分からも話しかける

【ミーティング】
・ミーティングの前に事前に自分の中で整理しておく
・自分が発言することにより、あとあと自分がやりやすいようになる
・その場で最初は話せなくても、メモを取って、後から聞く方法でもよいのでは
・勇気を出して分からないことを質問してみる(基本的なことは年々聞けなくなる)
・自信がないから発言ができない→間違っていても発言する
・事前に知識を仕入れておくことが必要
・提案できなくても、質問をしてみる

【知識を増やすための工夫】
・分かっている先輩に、読むべき本などの情報をもらう(勉強の仕方を聞く)
・自分が気になったことをメモをとり、その都度質問してみる
・同じことを二度聞かないようにメモをとる
・自分で勝手な理解をしないように、先輩に聞くのが早い
・仕事の中で分からないことを明確化させ、先輩に尋ねる
・上司のやっていることを見て盗む
・営業→同行が終わったときの振り返りを通じて

【上司に分からないことを聞きに行くタイミング】
・聞く内容が緊急性があるかどうかによるが忙しそうにしているときは外す
・自分の仕事が急ぎなのか、急ぎでないのか分からなかったので、
 分からなかったらすぐに聞いた(上司が忙しそうだったら、先輩に聞く)
・空気を読むことが大事だが、今は空気を読めなくてもよいとき。今しかいけない
・あまりにもその場が忙しそうだったら、アポイントをとる
・メールやメモを送っておく


2.オペレーション(仕事)に関して先輩からのアドバイス

【判断基準】
・緊急性
・経験から照らし合わせた判断
・お客様を第一に考える
・半年では判断する材料が少ない
→経験、知識が必要なので勝手に判断しないことが大事→上司に確認する
→それを経験則にする
・営業の方からの依頼に対しては、急ぎなのかどうかを確認している
 →急ぎが重なった時は上司に確認する
・自分の中での判断基準(新規顧客は大事にしたいという気持ちがある)
・先にきたものから

・急ぎが重なるときは、上司に一度全部報告し、相談する

【効率化】
・最初から早くはできない。経験することが大事。
・TO DOリストを毎日作成し、優先順位をつける
・人を巻き込む仕事(工場へ依頼)は先にやる
・情報を整理して、早く引き出せるようにしておく
・仕事の早い人のやり方を手本に学ぶ。仕事の遅い人のやり方は反面教師とする
・無駄な時間は作らない→悩んだときはリフレッシュ(散歩)

【開発のヒント】
・色々なことに視野を広げアンテナを張る
・ものの見方を正面だけではなく、違う面から見てみる
・様々なことに興味を持って、何故こうなっているのか?考える
・周囲に興味を持つ→違う職場の仕事のやり方を見る


3.モチベーション(意欲)向上に関する先輩からのアドバイス

【嫌なこと、理不尽なことがあったときの対応】
・こちらからの対応にも気をつける
・慣れることも大切
・言い方がキツイ人もいるが、そのまま言葉を受け止めるのではなく、何をいわれているのか 
 ポイントだけを受け止める
・我慢も大事
・嫌なことが起こった時は自分のミスによるものが多いので、自分の行動を反省する
・感情の矛先を別のものに向ける

【モチベーションの保ち方】
・知識を高めることが大事
・息を抜くポイントを持つ
・リフレッシュ
・大きな物件を獲得したときの喜びを忘れない→手間がかかる仕事ほど達成感
・失敗したときにモチベーションが下がるので、失敗を忘れる
・初心に帰って目的を再認識する
・目標をもつ(自分がなりたいイメージ)

【半年目の新入社員へのメッセージ】

・半年はまだ勉強段階。今のうちしか聞けないこと、基礎的部分を聞いておく

・半年で認められるのは難しい。一人前になるために必要なのは知識と経験とやる気。
 一人前になるには道のりが長い

・基本として、上司は部下をつぶそうとはしていない。(その人のため)

・新人のうちは失敗してもよい。今のうちに失敗をしておく

・部署が違っても、何年経っても同期を大切に。全員で集まるのはそれほどなくなる。

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当たり前ですが、3年目となると、発言もしっかりしてきますね。

入社した頃を少し知っているので、感慨もひとしおです。

彼らの成長をずっと見守っている教育担当者の方も、

「本当に、成長しましたよね。すごく嬉しいです」

とおっしゃっていました。

今回の3年目社員は、研修に送り出される前に、上司から

次のようなことを言われてきたそうです。


「お前は、選ばれたんだぞ。」


こう言われると、彼ら自身のモチベーションも高まるでしょうね。


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2日目の午後は、研修ゲーム「MTa KIT」を通して

ビジネスの基本(コミュニケーションのとり方、PDCAの回し方、等)

を確認しました。


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ゲームの途中(設計段階終了時)で、ここまでのふり返りを行った後、

制作段階に入っていきます。


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●ゲームを終了時の参加者からのコメント

・役割を与えられた人と与えられていない人がいた
・熱中しすぎて、意見に耳を傾けてくれなかった
・指示をする人とされる人が分かれていたほうがスムーズに仕事が進む
・指示がなくても自分から動くことが大事→受身で仕事はしない
・時間に追われ、周りが見えなくなった
・共同作業は人間ならではのもの。猿にはできない
・協力して目的意識を持つことが大事
・設計した段階で、加工組立手順を合意が必要
・時間内での作業を進めるのは大変
・自分が分かりやすいからといって、相手にわかりやすいとは限らない


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ここで一旦休憩を挟み、最後のパート、
半年後に向けての目標設定に入ります。


07年4月の導入研修時に立ててもらった目標を再確認してもらった後、

こんなことを伝えました。


「皆さんが、4月に立てた目標に向けて、半年間一生懸命がんばってきたと思います。

 その頑張りも、決して一人きりではなく、一緒になって考え苦しんでくれた
 先輩、上司が、皆さんの身近にはいます。


 実は、今回の研修にあたり、お忙しい先輩、上司の方にお願いして、
 皆さんへの手紙を書いてもらいました。」


参加者からは「えー!」という驚きの声が上がりました。


しっかりと封をされた「上司からの手紙」を参加者に配りました。

皆、食い入るように手紙を読んでいます。


手紙には、

・○○さんの長所
・○○さんの課題
・○○さんへの期待 が書かれています。


前の方の席の子が一人、指で目をぬぐっていました。

「こんなに自分のことを考えてくれていたんだ」

「こんなに見ていてくれたんだ」

という感動のようです。


上司からの手紙を通して、自分への期待を再認識した後、
自身の半年後の目標を立てます。


皆、カリカリと真剣になって、目標と行動計画を考えています。


上司からの期待に何とか応えたい!という気持ちになるのでしょうね。

最後は、1日目に学んだプレゼンテーションスキルを使って発表し、
研修は終了です。


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研修が終って、家に帰りつくと、研修企画者の方から

メールが届いていました。


●研修企画者の方からのメール

===

○M様

Sent: Friday, October 26, 2007 10:05 PM
Subject: フォローアップ研修お礼

関根様

こんばんは。Mです。

フォローアップ研修では大変すばらしいインストラクションを有難うございました。
お礼もきちんと申し上げられず、申し訳ございませんでした。

研修中にPCに打ち込んだ資料をお送りします。
体裁が整っておりませんが、ご活用下さい。

今回の研修は、とてもよかったと、満足感を覚えています。
内定者と先輩社員の活用はやはり効果的だと思えます。

ゲームを見ていて思ったのですが、組織行動をすることって本当に難しいですよね。
私はどちらかというと、組織行動が苦手です。
でも、今の立場では部下を活かさなければいけないというのは強く感じています。
今日は、新人がゲームを真剣にやる姿を見て、最大の成果を出すために、自分が今
何をすべきかを考えさせられました。

本当に2日間有難うございました。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

===


(Mさん、どうもありがとうございました!)


2007年10月24日

相談し、助けを求めることが大切


横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長 山本晴義氏の

コメントです。


===

−職場のメンタルヘルスケアに必要なのは、上司と部下が一体となって
 環境のよい職場をつくることです。

 そのために、それぞれが何をすればよいかお話しましょう。


 上司と部下に共通しているのは、「セルフケア」。つまり自分自身の
 ストレスケアを行うということです。


−自分だけで処理できない問題にぶつかったときは、上司など周囲の人に
 相談し、助けを求めることが大切です。

 私は多くの患者さんを診ていますが、誰かに頼むのは悪いからと
 一人で問題を抱え込んでしまう人が心のトラブルを起こしやすい傾向が
 あると思います。

 「困ったとき、調子が悪いときは相談する」ことが、セルフケアとして
 最も大切です。


  (埼玉新聞 2007年10月24日)

===


自分ひとりで抱えこまない。


周囲に相談する。


新入社員だけでなく、中堅以上の方にとっても

重要な心得ですね。

「メンター制度活用に戸惑い」


日経新聞に出ていた記事です。


===

「仕事と人生の師」のはずが…現実はただの教育係、メンター制度活用に戸惑い

−秋入社の社員が職場に目立つ今、入社した彼らが早々と職場に見切りをつけて
 離職するのを防ぐため、メンターを決めて彼らを迎える企業が増えている。

 メンターはギリシャ神話の老賢人「メントル」を語源とし、仕事面だけでなく、
 人生の師になる人との意味も持つ。

 しかし現実には教育係と区別のない会社が多いようだ。
 


−日本メンター協会の大澤邦雄会長は、元来メンターには
 「仕事面をサポートするキャリア的機能と、人生の相談相手となるような
 心理・社会的機能が求められる」と解説する。

−メンターを有効なものとするため、日本メンター協会は
 「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」と強調する。


   (2007/10/24, 日本経済新聞 夕刊, 15ページ)

===


弊社研修「教え上手になる!(仕事の教え方)」は、

「メンター」というより「教育係」という側面での

若手社員との接し方に焦点を当てています。

今回の記事で、強調されている

「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」

というのは、「教え方の上手い人」にも通じます。

教え方の上手い人は、教える相手と上手に信頼関係を築いているのです。


相手に、

「この人が言うことだったら聞いてみよう」

と思わせているので、教えることがスムーズに進むのです。

では、どうしたら教える相手との間に、

信頼関係を築くことができるのでしょうか。

次の「3つの要素」を満たすことで、

相手との間に信頼関係を築くことができます。


・共通点

・姿勢

・能力


詳細は、研修や拙著「頭がいい人、仕事ができる人の学び方」に譲りますが、

これらの要素を相手に示すことで、相手との間に信頼関係を築くことができるのです。

2007年10月19日

日経ビジネススクールさん主催「新入社員フォローアップ研修」

07年10月17日〜18日に、日経ビジネススクールさん主催で

「新入社員フォローアップ研修」を実施させて頂きました。


07年入社の新入社員だけでなく、06年入社の2年目社員なども混ざっていました。

そこで、新入社員の目線と2〜3年目社員の目線(既に後輩がいる)を

織り交ぜながら研修を進めました。

まずは、参加者の「研修への期待」(研修で学びたいこと・得たいこと)
をあげてもらいました。

●研修への期待

・今までの仕事についてふり返り、自分自身の長所、短所を見極める。
 それにより、これからの目標、これから何を学び、どのような仕事を
 していきたいのかが分かるようにしたい。
・入社して半年の今、自分自身としっかり向き合い、今後のモチベーションアップにつなげたい。
・効率よい仕事の進め方を学びたい。
・参加型セミナーということで、今まであまり機会のなかった他社の方々との交流を図り、
 コミュニケーション能力として仕事に活かせたらと思います。
 他の人の意見を聞ける良い機会であると思います。
・職場ではどうしても偏った一面しか経験することができないと思うので、一般で使うことができるような
 行動や考え方を知ることができればと思う。
・仕事の進め方、コミュニケーション能力を身に着けたい。


この時期の若手社員がどんなことに困っているかが何となく見えてきますね。


お一人、人事教育担当者の方がいらっしゃって、その方の期待は、
次のようなものでした。

・「新入社員フォローアップ研修」で、何を学ぶべきか、得るべきかのヒントを得たいと思っています。
 (私は、現在人事教育担当として、新人研修の担当もしていますので)
 新入社員に立ち返って、、今回の研修を受けるつもりです。

次に、入社から今までの活動をふり返ってもらいました。


●入社後の苦労や悩み

・仕事の進め方がよく分からない
・周りの人に聞きづらい(忙しそうで)
・あせりやすくミスが多い
・人間関係
・できる仕事が限られているので、先輩に迷惑をかけているのでは
・感情的になる人が周囲に多く、精神的にダメージを受けることが多い。
・ドライな人が多く、コミュニケーションが密ではない
・上司の指示等メモしても実行できない
・自分が学んだことが身についているのか分からない
・どう改善したらよいのか分からない
・上司が信頼できない
・相談できる相手がいない


次に、「意欲レビュー」というフォーマットに、

自身の今までのモチベーションの上がり下がりを記入してもらいました。


●モチベーションが上がったとき

・人間関係の問題が解消されたとき
・お客様に喜ばれたとき
・職場が新しくなるなど環境が変わったとき
・感謝されたとき
・ほめられたとき
・成果がでたとき
・前にできなかったことができるようになったとき
・担当業務をもったり、難しい仕事を任されたとき
・新しい企画を考えているとき
・プライベートが充実しているとき

●モチベーションが下がったとき

・クレーム
・将来の不安
・自分の頑張りが上司や周囲に伝わらないとき
・評価をしてもらえないとき
・間違えてしまったとき
・上司が動いてくれないとき
・一度注意されたにも関わらず同じ事をしでかしてしまったとき
・お客様に迷惑をかけたとき
・あまりやりたくない仕事を任されたとき
・ようやく慣れたのに環境が変わったとき
・間違いを連発したとき


次に、彼・彼女ら自身のモチベーション(意欲)を高める工夫をあげてもらいました。


●モチベーションアップの工夫

・プライベートを充実させる
・ストレス発散
・休日の過ごし方
・ミスしたときの切り替え メンタルコントロール
・飲む
・好きなことをする
・プライベートを充実させたい
・残業が多くなって、帰りが遅い生活に麻痺している自分が怖い。

その上で、何故モチベーションが上がったり下がったりするのか、

自分が本当は何を大事にしているのか

「自分にとってのキーワード(大事にしていること・価値観)」

を考えてもらいました。


●モチベーションのキーワード

・評価(周囲に認めてもらえる)
・環境(周囲、職場)
・効率(効率よく仕事を進めたい)
・希望(周囲からの期待、将来への期待)
・進歩(進歩の実感、仕事面、自身の成長)
・喜び(お客様に喜んでもらう)
・ポジション、場所(担当、役割)
・自信(与えられたことができる、達成感)


ここはかなり盛り上がりました。


皆、自分が何を大事に思っているのか、

何故モチベーションが上がったり下がったりするのかが分かって

スッキリしたようです。


次に、職場での接し方・コミュニケーションのとり方、仕事の進め方を

ふり返るという目的で、研修ゲーム(MTa KIT)を体験してもらいました。


まずは、参加者自身に次の「3つの質問」を考えてもらいました。


●チームとして目標達成するために必要なことは?

・話し合い
・目標を明確にする
・一人一人が自分の状況を適時報告
・目的を明確に
・皆で意識を高めて共有する
・一人一人の情報を皆が共有する


●個人としてチームに貢献するために必要なことは?

・自分の仕事だけでなく、チームメンバーがどんな仕事をしているのか把握する
・自分の役割を確認し把握する
・自分の仕事以外にも、周囲を手助けする
・報告連絡相談
・協調性
・任された仕事を終えたら、フォローする
・仕事を分担する


●他者と円滑にコミュニケーションをとるために必要なことは?

・共通の話題をもつ
・声かけを行う
・日ごろからコミュニケーションをとる
・相手への気遣い
・気を使いすぎて言うべき事をいえないとだめ
・相手の気分を害さない言葉を選ぶ
・相手への想像力をもつ
・相手の話を聞く
・相手を理解する
・ホウレンソウをこまめにする


職場でも、これらが大事なことは分かっている。


では、実際にこれらのことが「実践」できているのかどうかを、

ゲームを通してふり返ってみましょう

ということで、研修ゲームに入りました。

●研修ゲームの様子

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まずは、皆で話し合い。


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役割分担をして、


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成果イメージを、設計図に表現します。(ここまでで30分)

この段階で、一旦これまでの活動を振り返ったあと、

チームメンバーの役割交換をし、


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設計図を元に、他のメンバーに分かるように説明します。

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組立てに入ります。(制限時間は、10分)

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終ったあとの振り返り。


●参加者の声(ゲーム終了後)

・ゲームを通して分かったことがいくつかある。
 自分は目の前の仕事にかかりきりになると、他のことに目がいかなくなる。
・頭では分かっていても、実際にはできていないことが多い。
・自分で抱え込んでしまって、周囲に手助けを求めたり相談したりできていない。
・ゲームでやったように、期限や納期がせまるとあせってしまい、
 PDCAを上手く回せなくなる。
・チームメンバー全員の協力体制が作れていなかった。
・自分からコミュニケーションをとろうとしていない。
・お互いがフォローする大事さは分かっていたのに、できていなかった。
・発想が広がらないときは、周囲の力を借りることも大事。


皆、分かってはいるけど出来ていないということに気づいたようです。

もっと積極的に周囲とコミュニケーションをとる必要性や、

自分で抱え込みすぎないようにするといった点に気づいたようです。


ここまでで、1日目が終了しました。


2日目は、午前中に三菱総研の奥村氏による
「思考法:図解整理術」を実施しました。


午後からは、私が再度受け持ち「表現法:プレゼンテーション技術」と

「今後の目標設定」を担当しました。


参加者の終了時の声です。


●研修を通して「学んだこと・気づいたこと」

・自分の欠点、仕事に夢中になってしまうと、周りが見えなくなってしまう。
・自分の改善点を指摘してもらえたのが良かった。
・聞くだけでなく、動いたりすることによって学ぶことができた。
・モチベーションのあげかた、悩んでいる事を整理する方法などを学ぶことができた。
・効率よく仕事をすることが大切であり、そのための方法。(図解)
・自分に厳しくなりすぎず、アメとムチを使い分ける。
・PDCAの大切さ。
・自分で逃げずに、自分自身を見つめ直すことというのは、今後のステップアップにもつながり、
 自信にもつながるのかなと思いました。
 苦手意識をもたずに、何事にも挑戦していくことが必要かなと思いました。
 “自分をほめる”という考えは非常に参考になり、行っていきたいです。
・自分自身が気をつけなければいけないことを認識できた。
 忙しくあせってしまうときほど冷静な判断が必要とされるはずなのに、
 実際はずいぶん視野がせまくなっていたことが分かった。
 ミスが許されない仕事である以上、自分自身を戒める良い機会となった。
・今まで知らなかった対処法のヒントになりそうなことや、自分を持ち上げるためのスキルを得られた。
・入社後、半年がたち、様々な壁にぶつかっていた中で参加させてもらいました。
 講義を受けていて、今まで考えもしなかった解決策や仕事の覚え方などを知り、自分では大きいと
 思っていた壁が、今ではだいぶ小さくなった気がします。本当にありがとうございました。
 特に良かったのは、モチベーションのあげ方、PDCAの活用でした。


お一人参加された人事教育担当の方の声です。

・【体験ゲームの意義】

 これまでの弊社では、フォローアップ研修にゲームは組み込んでいなかったのですが、
 やはりいいなと思いました。理屈ではなく身体で実感できるので。
 特に今回はチームワークの大切さを凝縮した内容で、はっとさせられました。

・【行動計画の立て方】

 目標を掲げた後「目標達成をじゃまするもの」を掘り下げていくところが面白かったです。
 目標設定から行動計画策定までの流れが非常に明確で自然でよかったです。

・【インストラクターとして】

 勉強になりました。間のとり方にいたるまで、受講者への暖かい配慮が行き届いていて、
 すばらしかったです。

●ご意見・ご感想

・異なる職業の方々とお話する機会ができ、驚くこともあり参加して良かったと思います。
 専門知識の勉強だけでなく、今回学んだような精神的(モチベーション)や
 作業の進め方(図解)についても重要だと思いました。
・入社したときの新鮮な気持ちを取り戻せた。
・2日間学んだことを思い出して、頑張りにつなげられそうです。
・今回の研修に参加して、半年間の慣れや少しできてきた余裕から、
 自分の考えが少し偏ってしまっていて、不安や不満ばかり感じていたのかもしれないと思いました。
 とりあえず2日間学んだことを活かして、1年間は頑張ります。(文句を言わずに)
 今は先が見えていないので、見えるまで。2日間ありがとうございました。
・今までの自分を見直す機会となりました。
・今後の目標設定と達成する上で参考になった。
・他社の人と話す機会が持てたことは良かったと思う。
・自分の弱点を見直すことができた。初めて面識をもつ方とコミュニケーションをとることで
 分かったことがあったと思う。
・すばらしい内容で、どれもこれも今後の人生に活用させてもらいたいと思いました。
・自分の考えを客観的に整理することに役立ちました。


ご参加下った皆さん、ありがとうございました。


そして企画してくださったOさん、

2日目午前中の講師を務めてくださった奥村さん、ありがとうございました!

2007年10月18日

「遠距離交際と近所づきあい」


「遠距離交際と近所づきあい」の著者である

一橋大学の西口敏宏教授のコメントが、日経に出ていました。


===

職場環境の悪化は、人と人とのつながりのまずさに原因がある場合が多い。


ネットワークの構造を見直し、近所づきあいと遠距離交際をバランスよく
両立させることが求められる。


−職場や家庭で人がふと陥る場違いな感じ、業績不振の企業、没落する地域経済などは、
 単純化すれば、人と人のつながり方のまずさに原因があることが多い。

 つながり方のトポロジー(構造)が悪化しているのだ。


−遠距離交際と近所づきあいの、絶妙なバランスが大切なのだ。

−運が良い人や、成功し続ける組織をよく調べると、
 「運が構造化している」ことが分かる。

−対照的に、失敗し続ける人や組織は、どこかでバランスを崩し、
 濃密な近所づきあいに埋もれて遠距離交際に全く手が回らないか、
 逆に遠くのノードとの関係ばかり追って近隣との交際を無視するかの、
 どちらかに偏る傾向がある。

 要するに、ネットワークのトポロジーが悪い。


−「水を換える」という古来の知恵が、遠距離交際の意義をよく伝える。

−制度化されたバイパスのもたらす遠距離交際は、日常の勤務時間内に、
 しかも、同じ活動圏に併存しながら、ふだんつながっていない人や組織の
 ノード間関係をリワイヤリングすることで促され、企業活動に貢献しているのだ。


   (日本経済新聞 2007年10月18日 p27)

===


近所づきあいと遠距離交際のバランスを保つ。


いつもの職場メンバー(近所づきあい)だけでなく、

他部署や他社など異質な人々(遠距離交際)との接点も持つこと。

それが、

・新しい発想の源になる

・「良い運」を呼び込む

・成功し続けることができる

教授の本「遠距離交際と近所づきあい」を読んで、さらに勉強します。

2007年10月17日

新入社員研修を担当する社内講師の方向け「社内講師養成研修」

ある会社さんで、08年度の新入社員研修を担当する

社内講師の方々向け「社内講師養成研修」を実施させて頂きました。


来年はじめて社内講師を務める方と、今年の経験者がいらっしゃいました。


研修導入時に、それぞれの方々の新入社員研修への不安や苦労をあげてもらいました。

●未経験者の不安

・大人数に対する教え方
・新入社員と接するのが久しぶり
・ギャップがあるのでは
・大人数と長期間接することへの不安
・今の高校生、大学生の性格が分からない
・年齢的なギャップ
・未経験者の新人に教えなくてはいけない
・研修計画の立て方、研修運営の仕方
・業務が重なるので忙しくなる
・こちらの話を聞いてもらえるか
・わかりやすく伝えられるか
・ついてきてくれるか

●経験者の苦労

・こちらが期待しているような社会常識がない
・反応が薄い(わかっているのか、聞いているのか)
・あいさつ、返事、わかったかどうかを言わない
・年齢が一回り違う、自分が新人のときと様子が違う
・強くは注意できなかった(その分、コミュニケーションをとろうとした)
・(あとから講師として加わったので)クラスの雰囲気になじむのが大変だった。
・髪の毛が立った高校生が多い。
 どのタイミングで注意すればよいのか苦労した。
・新入社員同士のコミュニケーション、黙り込んでしまう。
・名前を覚えること。


●研修への期待

・今の学生の特徴と傾向
・大人数での教え方
・ついてこれない人への対応
・学びやすい環境作り
・アイスブレーク
・講師としての見本
・長期間の研修を乗り切るには
・新入社員と信頼関係を築く法
・興味をひきつけるテクニック
・厳しさや苦言を伝える際の留意点
・伝えたい内容を簡潔に伝えるには


今回の研修の目的は、参加者の方々の不安や苦労を少しでも解消することでした。


研修では、

・最近の新入社員の特徴
・教え上手な研修講師とは?
・新入社員と短期間に信頼関係を築く方法
・研修環境の作り方
・新入社員を飽きさせない研修設計の方法
・大人数で教える際の留意点
・アイスブレークの工夫
・新入社員から意見を引き出すファシリテーションのやり方
・興味関心をひきつけるためのインストラクターテクニック(講師の小技)
・研修講師としての心構え 

などを中心に、進めました。


研修終了後の参加者と企画者の方の声です。


○参加者の声

●学んだこと・気づいたこと

・相手の立場にたつ(相手本位)ことが大切。
・新入社員に何をもって帰ってもらうか。研修全体の目的が大事。
・受講生(新入社員)本位で研修を進める必要性があること。
・学生→社会人に変わるために必要なこと。
・「学びのリソース」について知識を得たこと。これを伝えることが、初期の社員研修の目的かも。
・対人スタイルを見極めながら、研修を進めていくことの大切さ。
・インストラクターとしての小技(テクニック)を得たこと。
・講師として「相手本位」で研修を進めることの大切さを学んだ。
 今までをふり返ってみると、自分本位の研修でしかなく、伝えることだけを
考えてきた気がします。
・これまで研修といえば、こちらが伝えたいことを話すというイメージがあったが、
 「相手本位」という言葉で表されるように、受講生を理解し、信頼されて
 はじめて最大限の効果が生まれることを学んだ。
・教え上手というのは、自分の持っている知識やスキルを的確に教えることだと
 思っていたが、「相手本位」になり、その人、その人に合った方法や手段を
 上手く活用していくことが、信頼の構築につながることを学んだ。
・人を相手にするうえで、「信頼構築」が重要であると改めて感じた。
 全ては信頼関係によるものと念頭に置き、今後の準備を進めたい。
・信頼関係の構築は研修の肝となる大切な土台。スキルよりも
 受講者中心の姿勢、考え方が大切。
・死ぬほど準備し、練習することが大切。
 スキルがあればあるほど、なりゆきで実施しがちだが、しっかりと準備し、
 質問も用意し、場の流れを見つつ繰り出すオプションもしっかり準備しておくこと。
・常に全体目的に立ち戻ること。
・受講前に抱いていた疑問は全て解決できた。
・信頼関係尾を構築できなければ、意識をこちらに向けることも、注意を
 聞き入れてもらうこともできない。
・講師を務める人は、受講者を理解する必要があること。
・相手の視点にたって、研修の内容を組立てる必要があること。
・自分が良かれと思って言ってきたこと、行ってきたことが、必ずしも
 全員にはよいわけではないこと。
・研修は事前準備が大切であること。
・H20年度に講師になることが決定している以上、避けては通ることができないが、
 1)事前準備 2)相手本位 3)研修は参加者の問題解決のためにある
 を重点項目に位置づけ、来年4月を迎えたいと思います。
・研修を身近に感じることができた。
・研修内容も大切であるが、雰囲気作り、環境作り、担当者の熱意がまず必要だと感じた。
・研修は相手本位であること(つい自らの研修の進め方、進行をどうするかに考えがちだが)
 原点に気づくことができた。
・大人数に教えるためのポイント
 1)ゴール(目標)を明確にすること
 2)受講者の対人スタイル、接し方は様々である(一つに固定ではない)
 3)初日のオリエンテーション、自己紹介
 4)話し合ってもらう順番
・完ぺきな人間である必要はない(そうあるべく努力する姿勢が大事)
・新入社員に対する先入観をもたない。
 (新入社員でなくても、色々な学びのスタイル、対人スタイルがある)
・研修本番は、緊張もするし、コントロール不可能。
 準備を万全にすることで、よりよい講師に近づける。
・最近の新入社員の傾向と、具体的な対策。


●今後の活用

・事前の準備を早めに行う。
・講師の小技を使ってみたい。
・来年度は、新人にある程度厳しく接したい。
・自分に厳しく、新入社員にも厳しく接したい。
・相手がどういう状況やレベルにあるのか、何を求めているかを考え、
 そのために自分が講師として何をすべきか、どう工夫すべきかを考えて
 研修に望みたい。
・至近にある研修のファシリテーターで、今回の気づき、学びを使い、
 新入社員研修へとつなげたい。
 研修だけでなく、様々な場面に活かしていきたい。
・研修まで約半年という期間にしっかりと準備を行い、繰り返し
 練習、確認を行うことで、少しでも勉強してきたことを発揮し、
 実りあるものに仕上げていけるよう講師同士で連携をとっていきたい。
・「準備」を重要視していき、研修本番を充実(新入社員にとって)したものにしたい。
・初日のオリエンテーリングの時間を使って、信頼関係の構築に務めたい。
・相手本位の姿勢で対応したい。
・目標達成感を共有したい。
・来年度の新入社員研修では、もう少し謙虚な姿勢で、受講者の視点で
 自分の行う講義を見ながら、修正できるようにしたい。
 そのための準備を今月から開始して、悔いのないようにしたい。
・新入社員も不安があり、私にも不安があります。
 「一緒に成長していく」ことを常に考え、行動していきたい。
・早期に研修内容の骨子を固めて、参加者に伝わる内容へ充実させる時間が
 多く必要である。
・新入社員と共に学ぶ姿勢をもって取り組みたい。
・先入観や自己の考えに固執することなく、相手のことを考えて研修運営を行いたい。


(皆さん、ありがとうございました!)

研修終了後に、研修を企画してくださったご担当者からメールを頂戴しました。


○研修企画者の方から頂戴したメール

===

----- Original Message -----
Sent: Tuesday, October 16, 2007 7:56 AM
Subject: 研修ありがとうございました。


関根さま

昨日はありがとうございました。

手探りの状態で研修の企画を行いましたが、
関根さんが当方の意を汲んでいただけたので
良い研修になったと思っています。

受講者の反応も良かったのではないかと思っています。
アンケートを行いましたので、後日、結果はフィードバックします。

今後ともよろしくお願いします。

===


----- Original Message -----
Sent: Tuesday, October 16, 2007 9:53 AM
Subject: 研修ありがとうございました


関根 雅泰 様

おはようございます。

昨日は遠方よりお越しいただき「研修インストラクター養成研修」の
実施ありがとうございました。

私どもの、つたない事前説明でしたが、目的とゴールイメージを的確
に押さえていただき、大変有意義な研修となりました。
また、テンポのよい研修運営については、大変参考になることが多かったです。

研修スタッフへの研修はインストラクション技術を除き、今回が初めて
の試みとして実施しましたが、受講者の感触も良好で、今後もこの研
修を継続していきたいと思っています。
(受講アンケートはまとまり次第、フィードバックいたします。)

今後ともご支援、ご指導いただきますようお願いいたします。

まずは、取り急ぎお礼まで。

以上

===


(どうもありがとうございました!)

2007年10月11日

教育担当者向け「教え上手になる!大人相手の教え方とは?」


研修会場のレンタルをしているビジョンオフィス(株)さん主催で

「教え上手になる!大人相手の教え方とは?」という無料セミナーを

実施させて頂きました。

参加者は、企業の人事教育担当の方々が中心でした。


セミナーでは、

●教育担当としての苦労と工夫

●大人相手に教える際のポイント

●大人の興味関心をひく方法

●講師としての技術 などについて共有しました。


DSCN13650001.JPG

【教育担当としての苦労】

・目的に沿った研修を実施するための研修会社の選定
・現場で必要とされている教育なのか
・現場で起きていることが本社の企画にいると見えにくい
・研修企画が独りよがりになってしまっていて、集客に苦労
・参加者の関心が何か
・講師の選定で苦労
・ミーティングや研修の進行が独りよがり、相手に伝わっていない
・研修はやってみないとわからないので、
 事前にしっかり打ち合わせをしてくれたり、
 自社にあわせてカスタマイズしてくれたりする講師を選ぶのに一苦労

【教育担当としての工夫】

・現場の声を聞くようにしている
・アンケート調査を研修企画前に行っている
・参加者の反応を見る
・現場にキーパーソンを置く 現場からは研修に関して好き勝手な声が
 あがってくるが、それらを事業戦略に照らし合せてマッチングさせる力をもつ人物
 そういうキーパーソンを現場で得るためには、企画側の本気度を伝える必要がある。


DSCN13670001.JPG


約2時間という短い時間でしたが、話し合いも盛り上がりました。


【参加者の声:学んだこと・気づいたこと】

・短時間の割りには、得るものが多かった。
・帰社後、即刻活用できる内容(インストラクションスキル)であった。
・更に学びを深め体系化するために、書籍等で知見を得たい。
・三部構成、特に導入の大切さを学んだ。
・「息を吸う、はくのサイクル」という例えが印象的でわかりやすかった。
・参加者のレベル感がバラけた場合の工夫
・講義型、参加型セミナーの特徴
・参加型研修の基本をわかりやすく説明して頂き理解できました。
 新人研修に活かせそうなものが多かったです。
・参加型セミナーのメリットがよく分かった。
・今までやってきたことがやはり必要だったんだ、これからも意識して行おうと
 感じました。確認の場となりました。ありがとうございました。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

そして企画して下さったビジョンオフィスのNさん、Sさん、
ありがとうございました。