5.導入教育に関して

5.導入教育に関して

お客様状態からの脱却

●「売り手市場」の新人女性  日経新聞の記事です。 ============================= お客様気分は禁物! まずは職場に根付いて  ハナマルキャリアコンサルタントの上田晶美さんに、入社後の  心構えをまとめてもらった。  就職氷河期が十年あまり続いたため、こうした若手不在の企業は  全国にごまんとある。  (就職氷河期世代の)彼女からは「売り手市場世代」の新人が  のんびりして見えるのだろう。    各企業は、採用活動の折には、学生に対してサービス精神旺盛で  親切な説明会を開き、まるでバブル期の再来のように学生の  人気取りに躍起になった。  つまり学生は「お客さま状態」だったというわけだ。ところが  入社後は一転、会社はそうそう優しくはない。  「ひとりぼっち」で放置されようが、教育体制がなかろうが、  入ったからには、その状況を受け止めていくしかない。  自分で道を切り開いていく覚悟で、たくましく職場に根付いて  いってほしい。         日本経済新聞 2007年3月24日 32ページ ============================= この記事は、新人女性を対象にしていますが、新人男性も一緒ですね。 「お客様状態」で入社し、現場配属後のギャップに苦しむ。 採用までは、「お客様状態」にしてしまうのは、仕方ないのでしょう。 まずは、人員確保が優先ですから。 だからこそ、現場配属前の導入教育で「お客様状態」から脱却させ、 「自分で道を切り開いていく覚悟」を持たせることが必要です。 例えば、弊社の「仕事の学び方研修」では、次のようなことを 新入社員に伝えています。 ・仕事を教えてくれない先輩社員は多い。 ・彼らの本業は、自分の仕事であって、新入社員に教えることではないから。 ・教えてくれても、教えるのが下手な人もいる。 ・納得いかないような説明をする人もいる。 ・上司の指示の出し方が悪い場合もある。 ・朝令暮改はよくあること。 ・いちいち新人にかまっていられるほど、現場は暇ではない。 ・向き合って話を聞いてくれる「コーチング的」な接し方をする人も少ない。 ・職場には色々な人がいるから、好きになれない人もいるかもしれない。 そんな状況の中、必要になるのは「自ら学ぶ力」 「教えてもらう」のを待つのではなく、自ら「学んでいく」 そのための「学び方」を教えましょう、というのが、 「仕事の学び方研修」です。

投稿者:関根雅泰

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5.導入教育に関して

研修内容の現場実践

●研修内容の現場実践 新入社員の行動変容が期待できる良い研修であればあるほど、 現場配属後も、その行動が持続するような工夫が必要ですね。 「朱に染まれば赤くなる」 導入研修で、どれだけ良い事を学んでも、 そのとおりの内容が、現場では行われていないケースも多い。 その矛盾に負けず、新入社員が行動変容を持続するために どうしたらよいのか。 研修によって、行動変容を促すきっかけを与える。 これが最初。 次に、起こした行動変容を持続させる。 そのためにも、忘れさせないこと。 そして、持続する意欲を継続させること。 ここで、現場と研修のギャップに対峙する必要がある。 マナーなんて出来ていない先輩、上司がいる中で、 自身のマナーをしっかり維持し続ける意欲。 現場の「朱」に染まらせないために、どうしたらよいのか。 考えがいのあるテーマですね。

投稿者:関根雅泰

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5.導入教育に関して

1.ほとんど寝ている事業概略説明

導入研修を担当している教育担当の方から聞いた話です。 「一番最初に、会社全体の話や、各事業部の概略を説明するんですよ。 役員に来てもらったり、各事業部長に話をしてもらうんですが・・・」 「新入社員は、ほとんど寝ちゃってるんですよ。」 「自分の興味がない事業部だと特に。」 「説明する人が下手だということや、資料もちゃんと作ってくれてない、 というのもありますが。」 「事前に、各事業部から説明用資料とか出してくれると ありがたいんですけど、そこまで頼めないし・・・。」 ほとんど寝てしまう事業概略説明。 皆さんは、どうしてます?

投稿者:関根雅泰

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