8.オススメ本/論文
東大 中原先生のブログに、新入社員育成に関する話題が出ています。
「新入社員が入ることで組織は活性化するか?」
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/10/post_1602.html
新入社員が組織に「なじんでいく」あるいは「そまっていく」ことを
「組織社会化」と呼びます。
OJT指導員をはじめとする職場メンバーが、新入社員に対して
行おうとしているのが、これにあたります。
新人が、職場になじみ、戦力として認められるよう支援していく。
(「組織社会化」に関しては、東京富士大学経営学部の竹内先生や、
東京理科大学経営学部の竹内先生が、様々な研究をされています。)
逆に、新入社員が組織に対しても影響を及ぼすのではないかというのが
「組織活性化」の観点です。
新人が入ることで、職場が活気づく。新人に教えることで、先輩社員も学ぶ。
尾形真実哉さんが博士論文「新人の参入が組織・職場・個人に与える影響」で
新人が入ることで、組織が活性化する様子を質的調査で示されています。
尾形さんは、新人が受ける「リアリティーショック」と、
組織が受ける「ニューカマーショック」がぶつかり合うことで、
新しい何かが生まれることを、文化触変という考え方で示されています。
とても面白い論文です。
http://ci.nii.ac.jp/Detail/detail.do?LOCALID=ART0008102435&lang=en
今回、東大大学院に入ることで、先行研究に触れる機会が多いのですが、
「新入社員の育成」に関しては様々な分野で研究がされていますね。
私の理解の範囲で、今後もブログ等でご紹介していきます。
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投稿者:関根雅泰
東大大学院
基礎文献の一つとして読んでいる「ネットワーク分析」という本で
「巨人の肩の上で(On the Shoulders of Giants)」
という言葉を知りました。
「先人たちの積み重ねの上で、科学は発展していく」
まず、自分がやるべきことは「巨人を知る」こと。
そのために、文献を読む。
それが第一歩だと思いました。
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投稿者:関根雅泰
東大大学院
09年10月13日(火)東大大学院 中原ゼミ(冬季第1回)に
参加させて頂きました。
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投稿者:関根雅泰
東大大学院
10月13日(火)から、東京大学大学院 中原研究室の冬ゼミに
参加させて頂けることになりました。
購読文献は、A.エリクソン監修の論文集
“Development of Professional Expertise”です。
(中原先生のブログ)
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1562.html
英語の本を集中して読むのは久しぶりです。
(1996年にアメリカの大学を卒業して以来)
これから英語文献に触れることが増えてくるのでしょう。
ゼミについていけるよう、気合い入れて頑張ります!
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投稿者:関根雅泰
企業内教育担当者向け
5年続けて、研修をお手伝いさせて頂いている企業の教育担当の方から、
「関根さん、大学院に行くことで、研修講師としてのスタイルが変わることは
ないですか?」
という御質問を受けました。
おそらく心配されているのは
・頭でっかち
・理論中心
・つまらない話
という一般的に大学の先生がされる講義をイメージされてのことかと思います。
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投稿者:関根雅泰
お薦めの本
「コミュニティ・オブ・プラクティス~ナレッジ社会の新たな知識形態の実践」
エティエンヌ・ウェンガー、リチャード・マクダーモット、
ウィリアム・M・スナイダー著 野中郁次郎 解説 ○知識創造コミュニティを創りたいと思ったときの実践的な手引き。
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投稿者:関根雅泰
お薦めの本
「状況に埋め込まれた学習~正統的周辺参加」
ジーン・レイブ エティエンヌ・ウェンガー 著
佐伯 胖 訳 ○職場での新人指導や学校教育に対して、
今までとは違ったものの見方を与えてくれる本。
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お薦めの本
「デザインド・リアリティー ~半径300mの文化心理学」
有元 典文, 岡部 大介 ○人の主体性や自律性に対する考え方が、ガラリと崩される本。
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お薦めの本
「やればできる!の研究 能力を開花させるマインドセットの力」 キャロル・S・ドゥエック 今西康子訳
○親として、研修講師として、
気をつけるべき点がいっぱい見えてくる本。
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お薦めの本
「認知過程研究~知識の獲得とその利用」
稲垣 佳世子, 鈴木 宏昭, 亀田 達也 ○人がどのようにものごとを知ろうとするのか。
認知心理学の考え方がわかる。
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