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2006年09月23日

東海大学教育研究所さんからのご依頼

東海大学教育研究所さんからのご依頼で

「教え上手になる!」研修を、教授、助教授、講師の方々を

対象に実施してきました。(2006年9月22日)


毎年1回行われている授業研究発表会の一環として、

外部講師である私の講演時間をとってくださいました。


最初は、

「教授や講師に対する講演」

ということで、ちょこっとプレッシャーがかかりました。


ご参加された若い講師の方や、ご年配の教授の方々の

今回の講演に対する期待は、次のようなものでした。


●今回の講演から「学びたいこと・得たいこと」

・教え上手、学ばせ上手とは?
・教え上手になるための秘訣
・教え上手、学ばせ上手になるための教え方、技法など
・学生が学び上手になるような授業のアイデアを得ること
・自ら進んで学生たちが積極的に学びの姿勢をみにつけるにはどうしたらよいか
・教え方について悪いところを改善できるような方向性を示してほしい
 授業内で学生に対しての態度や考え方など
・「学ぶ」をどうとらえるかによって良いとされる「教える」方策は
 全く変わるので、「教え上手」の根幹となる「学び」について知りたい
・有効な学びとは何か
・どのような集団に、どのような学びの機会を与えるのが有効か
・教える経験が不足しているので、教え方の知識を得たい
・等しく言える環境をどのように作るか
・どのような方法で皆の話をまとめるか


講演時間は、90分。しかもお昼を食べた直後ですから、

なかなか大変です。


大きな大学ということもあり、他の学部とは交流が少ないということから、

簡単な自己紹介をしたあと、グループ討議中心のセミナーにしました。


最初は、ちょっととまどいがちだった先生方も、徐々にのってきて

ディスカッションが盛り上がっていました。


あまりこういう話し合い(教え方の上手下手)をされる機会はないみたいですね。

アンケート結果は、下記の通りでした。(許可を得た方のみ掲載)

●今回の講演で「学んだこと・気づいたこと」

・資料1ページ目に記名欄 
 →記名することにより傍観者から参加者となる。
・関根さんによる講演方法、関根さんの資料からの講演内容 
 →二重講演 説得力があり有用性が伝わった

・相手本位 ・何気なく思っていることが再確認できた

・ある程度「教えること」を経験し、失敗することが必要であること
・教え上手になるコツは身近にあることに気づいた

・日ごろやっていることが整理された
・いくつかの理論を引き合いに出されたので調べてみたい

・学生たちに情報を伝えるのではなく、学生たちに情報が伝わるように
 教えることが大切であるということ

・自分だけでは知らなかったことや新しい見方を1つの同じ問題の中から
 発見できたのはプラスになりました。
・同じ分野の人だけでなく、他の立場の人や環境の人の話を聞く機会は
 これからも持ちたいです。

・教え上手と教え下手は、裏表と思っていたので、片方を考えることで
 十分と考えたが、整理するうえでは役立つプロセスとなった。

・ひとつのテーマについて考えて、ディスカッションしたりするケースで、
 作業を細分化すると、スムーズに進むことに気づいた。

・教え上手の具体的な技法を学べたこと
・学び手側からのアプローチ(相対化)の重要性

・問題は目標と現実のギャップであるということ
 したがって目標のないところに問題はない。
 目標、理想がいかに大切かを再認識した。

●ご意見、ご感想

・細かい心遣いが見えて非常に分かりやすかったです。
・この話で、1日やって頂いてもよいかと思います。
・講義部分について企業の例を踏まえて詳しく知りたい。
・理論についてのリストが欲しい
・授業で活かせる
・新しい方向性が見えた
・学生に対する見方を意識的に変えられそうです。
・関根さんのお人柄によるところが大きいと思います。
 声の大きさ、トーン、話し方で「この人の話を聞きたい!」
 「セミナーが役に立ちそうだ!」という印象が変わってくると思いました。
・自分の至らなさの焦点を絞ることができた。 
・他の先生方と学びを共有できた。
・疲労感のない気づきを得られることができた。
・講演、レクチャーの手順がよく分かった
・大変、構成が良く、テンポの良いレクチャーで非常に気持ちよく参加できた。


ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

また企画してくださったY教授、Wさん、どうもありがとうございました。

2006年09月19日

平積みにされていました!


9月9日〓10日に開催された

「セミナー開催ノウハウ講座:実践編」

の参加者の方が教えてくれました。

「関根さんの本、

 吉祥寺の文教堂さんで、平積みになっていましたよ。

 しかも目立つところに。」


文教堂さん、ありがとうございます!


2006年09月01日

「これからの新入社員教育」情報共有セミナー


日経ビジネススクールさん主催で、第2回情報共有セミナー

「これからの新入社員教育〓見過ごされてきた3つのポイント」

を実施してきました。


参加者は、30名弱。

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今回も、ディスカッション中心で盛り上がりました。

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まず、参加者の方がどんな「期待」をもって、今回のセミナーに

参加したのかというと・・・


【セミナーへの期待】

・「これからの新入社員教育」というタイトルに魅かれた
・他社の事例を知りたい
・社内講師の問題点について知りたい
・フォローアップ研修を実施しようとしているので、そのヒントが得たい
・新しく人事になったので、勉強したい
・内定者教育から新入社員教育へのつなげ方
・「教え上手になる!」著者の関根さんに会いたかった ・・・

(ありがとうございます!)


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参加者の皆さんは、主に新入社員教育を担当されている方々です。

そんな参加者の方が抱えている「課題」について共有しました。


【新入社員教育の課題】

・入ってもすぐ辞めてしまう
・社会人としての意識が低い
・講義以外のロールプレイ、ディスカッションが上手くいかない、
 盛り上がらない。(社内講師でやっていて)
・現場と人事のギャップ
・教育しても現場で効果が消されてしまう
・モチベーションの維持
・導入教育後、新入社員の成長を確認する機会がない
(フォローアップをしていないので)
・どのくらい研修に時間をかけたらよいのか分からない
・新入社員の個人差
・ビジネスマナー以外にどんな研修をやったらよいのか
・基本的なことがおろそかになっているのでは
・採用をしばらく控えていたので、今回久しぶりの新卒。
 ただ、研修は以前のものを踏襲している。それでよいのか
・フォロー研修で何をやるべきなのか
・今求められている教育は?
・打たれ弱い新入社員の心のケア


皆さん、色々な課題を抱えているようですね。


「これからの新入社員教育〓見過ごされてきた3つのポイント」


セミナーの本論では、(株)ラーンウェルからの情報提供として

「新入社員教育で見過ごされてきた3つのポイント」について

ご紹介しました。

【見過ごされてきた3つのポイント】


1.新入社員の「学習力」を軽視

2.「自立・自律型」社員育成のための教育が
  「受動的」学習中心

3.導入教育以上の効果が期待できる
  「フォローアップ」研修

詳細は割愛しますが、

「学習力」に関しては、現在執筆中の書籍

「仕事の学び方」で詳しく解説していくつもりです。


(日本能率協会さんで、06年11月出版予定)


上記「3つのポイント」を踏まえたうえで、

各社の取り組みについて情報共有をしました。

「これからの新入社員教育」各社の取り組み


新入社員教育 各社の取り組み


【導入研修の工夫】

・自社製品に関して、新入社員自身が調べて
 プレゼンをさせている。
 
 そのときには、2〓3年目の社員がサポートをしている。

 そのプレゼン内容は、ホームページで公開している。


・ビジネスマナー研修のあと、実践として、

 社内の人間に電話アポをとらせ、インタビューをさせている。


・コミュニケーション能力を磨かせるために、

 研修期間中は、4人部屋に寝泊りさせている。


・現場のマネージャーが研修に参加し、
 
 ロールプレイを新人にさせる。


・営業に配属される人間は、製造現場の体験

 開発に配属される人間は、営業現場の体験

 違う立場を体験させている。

皆さん、色々工夫されていますね。


とはいっても、4月の導入教育でできることは限られていますし、

配属された後は、当然現場の影響力が強くなります。


私たち人事教育担当が見ている「OffJT」と

現場マネージャーが指導する「OJT」

この2つを連動するためにどうしたらよいのか。


私どもラーンウェルからの情報提供のあと、

参加者同士で情報共有をしてもらいました。

【OffJTとOJTの連動】

・人事が現場に飛んで、マネージャーや新人と話をする

・指導者である先輩やマネージャーに研修を行っている

・OffJTで教えている講師が、現場に入って、OJTの支援をしている。

・上司に、OffJT(研修)内容を伝えている。

 新入社員には、研修内容と現場活動をレポートに書かせている。

・人事主催のOffJTと、現場OJTに、ズレがないよう

 現場マネージャーにインタビューをしたり、新入社員に話を聞いている。

・半年後にフォローアップ研修を実施している。

 そのときは、2年目社員も参加し、新入社員を支援させている。


集合研修(OffJT)と現場指導(OJT)

この連動が、各社さん、課題のようですね。


OffJTとOJTとの連動の一環として、

ある程度、現場OJTを受けてきた新入社員を

再度「フォローアップ研修」で集めて、

OffJTをしているという話がありました。


そこで、参加者の皆さんと

「フォローアップ研修の意義」について話し合いました。


【フォローアップ研修の意義】


・同期との差を実感する機会 それがモチベーションアップにつながる

・実際の現場を体験したあとだから、吸収力がある

・具体的な目標設定がしやすい

・現場でどんな問題があるのか、人事側で情報収集できる

・言いたい事を言わせる「ガス抜き」の場

 自分で話しているうちに、気づくこともある


最後に、参加者の皆さんからのアンケート結果をご紹介します。

「これからの新入社員教育」参加者アンケート結果

参加者アンケート結果


【学んだこと・気づいたこと】

・フォローアップの重要性、意義を再確認した

・大人の学習の進め方について

・参加型研修の効果

・教える側も学ばなくては

・他社の方の事例が参考になった

(その他のご意見につきましては、入力後ご紹介します。)

ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました!


そして、企画してくださった日経ビジネススクールの山本さん

どうもありがとうございました!

*今回のセミナーで、サブ講師を務めてくださった
 (株)ラーンウェル認定講師の青野恵子さんです。

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皆さん、どうもありがとうございました!

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