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2006年12月22日

はじめての方へ

2005年10月11日

0.はじめに

私、株式会社ラーンウェルの関根雅泰(せきねまさひろ)と申します。

以前、研修会社に所属していたとき、

「新入社員教育」を担当する人事部や教育担当の方と話をしていて、
疑問に感じていたことがあります。


人事、教育担当者の方からは、こんな言葉が良く出てきます。


《研修教育に関して》

「導入教育で、何か良いものを探している。」

「ビジネスマナーをやりたい。」

「●●合格のために、導入研修に力を入れている。」

《新入社員に対して》

「聞く態度がなっていない。親のしつけがなっていない!」

「採用の問題。」

「現場からは、本社で何を教育してんだ! と言われる。」


「確かに、そうですねー。」


うなづきながらも、疑問に感じている。


『導入教育でやるべきことは、何なのか?』

『何が、新入社員に求められるのか?』

『聞く態度がなっていないのは、新入社員のせいだけなのか?』


その疑問の答えを、この「情報共有」サイトを通して、
探していきたいと考えています。


1.「学ぶ力」とは?


組織に属していると、様々な人と出会います。


・人の意見を聞かない。
・自分の考えが絶対だと思っている。
・同じ失敗を何度も繰り返す。
・素直になれない。
・すぐ、感情的になる。

そんな人もいるかと思えば、


・人の話に謙虚に耳を傾け
・自分なりの判断基準を持ち、
・同じ失敗を繰り返さず、
・好奇心旺盛で、
・どんどん成長していく。

そんな人もいます。


新入社員でも、同じです。


素直で、謙虚で、前向き。 
先輩達にもかわいがられ、どんどん学んでいく新入社員もいるかと思えば、


口ばかり達者で、かわいげがない。 
学校の成績は良いのかもしれないが、人の気持ちが分からない新入社員、

結局、数年いると「自分には、もっとふさわしい場所がある」と辞めていく。


何が、違うのでしょうか?

どうして、そんな差が出てくるのでしょうか?


私は、その人たちの「学ぶ力」に差があるのでは、と考えています。

「学ぶ力」あるいは「学習能力」とは、その人の「学び方の上手さ・下手さ」です。


人の話を良く聞き、相手のやっていることをよく観て、「他人の経験」から学んでいける

学習能力が高い「学び方の上手い人」。


自分の行動をふり返り、同じ失敗を繰り返さず、「自分の経験」から学べる

学習能力が高い「学び方の上手い人」。


では、「学び方の上手い人」と「学び方の下手な人」の違いは、何なのか?

「学習能力」の高い新入社員と、そうでない新入社員の違いは、何なのか?


何が違うのでしょうか?


2.何故「学習能力」に差が出るのか?


「学習能力」を、その人の「学び方の上手さ・下手さ」と捉えると、
見えてくることがあります。


「学び方の上手さ・下手さ」の差は、次の2つに現れてきます。


「マインド」面と「スキル」面。


「学び方の上手い人」には、共通点があります。


●人の話を一生懸命に聞く態度
●経験から学ぼうとする姿勢
●素直で前向きな考え方
●多様な価値観を認める柔軟性
●周囲のもの全てから学ぼうとする貪欲さ
●旺盛な好奇心


ただ、これら「態度」「姿勢」「意欲」などは、
その人の「心」「考え方」「価値観」に、大きく左右されます。


これらは、その人の性格、もって生まれたもの、育った環境、などが
影響してくる部分かもしれません。


これらは、いわば「学びマインド」と呼ぶことができます。


これら「学びマインド」を、あとから身につけさせるのは、大変です。

人の心、考え方、価値観を変えることは、難しいからです。


研修でも「地獄の特訓」的な、短期的に効果がありそうなものもありますが、
1人の人間の「マインド」面を変えていくことは、かなり難しいことです。


「学び方の上手さ・下手さ」に見られるもう一つの面、

「スキル」面。


これは、「学び方の上手い人」がやっている具体的な「行動」に着目したものです。

・人の話を聞く傾聴
・相手から話を引き出す質問
・自分の考えを伝える情報発信 などなど


「学び方の上手い人」がやっていること、

これは、いわば「学び方における技術」「学びスキル」と呼ぶことができます。


これら「学びマインド」「学びスキル」の差が、

「学び方の上手さ・下手さ」の差、

つまり「学習能力」の差に現れてくるのでは、と考えています。


3.新入社員に求められる能力とは?


ここまで読んで頂ければ、私が何を言いたいのかは、お分かり頂けるかと思います。


「新入社員に求められる能力」とは?


ズバリ! 「学習能力」です。


・新しい環境で、どんどん学んでいける力
・周囲の人々から、どんどん吸収していける力
・日々の経験を活かし、どんどん成長していける力


「学習能力」を高め、「学び方の上手い人」になることが、新入社員には求められます。


ここで改めて考えてみたいと思います。

何故、新入社員に「学習能力」が求められるのか?


私たち「教育」担当者は、「与える」ことを考えがちです。

知識を与える。何かを教える。

それらの前提にあるのは「彼ら(新入社員)は、何も知らない」という考えです。


でも、本当にそうでしょうか?


また、今後の社会人生活の中で起こる、問題、難問、悩み、苦労、不安に対して、

全ての解決策を提供することはできません。


つまり、私たちに教えられることには、限りがあります。


また、本社スタッフであるが故の限界もあります。

新入社員にもっとも強い影響力を与えるのは、彼らが配属された先の
マネージャーを含む先輩社員です。


であるならば、彼ら自身が「学んでいける」能力を高めた方が、
彼らにとっては役に立ちます。


「学習能力」を身につけ「学び方の上手い人」になれば、

彼ら自身が考え、周囲から学び、成長していきます。


今の企業が求める「自ら考え、行動する」「自立・自律」型の人材に
近づけるということです。


ですから、新入社員に求められるのは、「学習能力」の向上です。


では、「学習能力」を高めるために、どうしたら良いのでしょうか?


4.新入社員の「学習能力」を高めるために


「学習能力の高い人」つまり「学び方の上手い人」のやっている「行動」。

彼らが具体的に何をやっているのか?

それがはっきりすれば、真似ることができます。


(この辺は、私たちにはなじみの言葉「コンピテンシー」と共通するかもしれませんね。
ただ、ここでは、「学習」に関する「コンピテンシー:行動特性」のみに着目しています。)


新入社員に、「学び方の上手い人」の行動を真似させることができれば、
彼らも「学び方の上手い人」になれる。

「行動」や「やり方」を真似ることで、「学習能力」を高める。


つまり、「型から入る」ということです。


外側の型(スキル)をしっかりやることで、内側の心(マインド)も磨かれる。

日本の武道や、伝統芸能の考え方と一緒です。


新入社員に「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」の行動
「学びスキル」を真似させることにより、彼らの「学習能力」を高める。


では、「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」のやっている
具体的な行動「学びスキル」とは、何なのでしょうか?


5.「学習能力の高い人」の行動


「学習能力の高い人」の行動、

「学びスキル」を、整理していくと、一つ見えてくることがあります。


それは、彼らが、いわゆる「PDCA」を回している、ということです。


「PDCA」


これも、私たちにとっては、なじみの言葉ですよね。


ビジネスの基本、マネジメントサイクル、品質管理の手法、等々、

様々な形で使われています。


Plan: 計画を立て、
Do:  実行し、
Check: ふり返り
Act:  改善行動を起こす。


「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」は、

この「PDCA」を、上手く回していると考えられます。


【Plan】

彼らは、時間は有限の資源であると認識し、次の3つを実行しています。

 ●目標をもつ ●計画を立てる ●準備する


【Do】

彼らは、日常の生活の中で、以下のことを、効率的・効果的に行っています。

 ●聞く (傾聴する「聴く」と、質問する「訊く」共に上手に行っている。)

 ●観る (相手の行動を観察し、良い点は真似、悪い点は「反面教師」にする。)

 ●話す (口に出して、自分の考えを発信することで、
      更に相手から情報を引き出している。)

 ●読む (あふれる情報の中から、有用な情報を読みとることができる。)

 ●やる (恥をかくことを恐れず、まずはやってみる。
      体験することで、気づくことが多いことを、理解している。)


【Check】

彼らは、次の3つをすることで、自分の行動をふり返っています。

 ●立ち止まる (忙しい中、意識的に立ち止まる時間をとっている。)

 ●分析する  (自分の行動が、うまくいったとすれば何故か、
         失敗したとすれば何故か、その理由を深く考えている。
         理由が分かることで、同じ失敗を繰り返さなくなり、
         成功体験は意図的に繰り返すことができている。)

 ●書く    (書くことで、自分自身の考えを整理し、情報発信もしている。)


【Act】

彼らは、次の2つを通して、改善行動をとっています。

 ●決める  (自分なりの判断基準に照らし合わせ、優先順位付けを行う。)

 ●やる   (決めたことはやる。)


「学び方の上手い人」「学習能力が高い人」がやっている行動「学びスキル」は、
こうやって、並べてみると、至極当たり前のことばかりです。


ただ、その「当たり前のこと」を「当たり前にできる」かが、
「学び方の上手い人・下手な人」の差であり、
それが、新入社員にとっても「学習能力」の差として、現れます。


「PDCA」という当たり前のことを、当たり前にやっているのが、
「学び方の上手い人」です。


当たり前のことであるからこそ、実践が難しい。


でも、それを実践しているのが、「学び方の上手い人」です。

やっている人が少ないからこそ、「学び方の上手い人」は目立ちます。


「学習能力の高い人」は、日々の業務、生活の中で、効果的・効率的に
「PDCA」を回しています。

投稿者: sekine 日時: 21:57 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
6.何故、新入社員に?
「学習能力の高い人」「学び方の上手い人」は、

「PDCAを回す」という行動をとっています。


これは、いわば「学び方における技術」、「学びスキル」です。

スキルとは「練習すれば上達する技術」と定義されます。


ですから「学びスキル」も練習すれば上達し、このスキルを駆使できれば、

「学習能力の高い人」「学び方の上手い人」になれます。


これら「PDCA」という「学びスキル」を実践させることにより、

「素直さ」「謙虚さ」といったマインド面、「学びマインド」を磨いていく。


このような「型から入る」研修方法として、

新入社員向け「学び上手になる!研修」があります。


新入社員に求められる「学習能力」を身につけさせるために、


Plan:目標の立て方、計画の仕方、準備の重要性

 ○「学習能力向上」手帳を基に、タイムマネジメントについても学びます。


Do:聞き方(傾聴と質問)観察の仕方、簡潔明瞭な話し方

 ○基本的、でも大切な「コミュニケーションスキル」を学びます。


Check:立ち止まる、分析する、書く、その効果的なやり方

 ○先輩ビジネスパーソンでも、しっかりできている人が少ない、Check(ふり返り)を
  新入社員の内から身につけさせます。


Action:優先順位付け、行動計画の立案

 ○何から手をつけるべきかを明確にし、行動につなげる手法を身につけます。


「学習能力」向上を図るために、「PDCA」を、上手く回せるようにする。


つまり、このセミナーにより、分かっているようで、本当の意味で有効活用できていない

「PDCA」の効果的な使い方が身に付きます。


その結果、自ら学び、成長していく「学習能力の高い」新入社員が育っていきます。


「PDCA」「学び方」


いわゆる中堅社員以上になると、

「そんな基本的なこと今更」と反発を受けやすいテーマです。


だからこそ、新入社員のうちに、身につけさせたいのが、

「学びスキル:PDCA」です。


この「学びスキル:PDCA」を身につけさせる

教育プログラムが「学び上手になる!研修」です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。