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2012年07月03日

2011年度「OJT指導員研修」アンケート結果

2011年度も複数社様で約500名を対象に
「OJT指導員研修」を実施させて頂きました。

そこで得られた情報を差しさわりの無い範囲でご紹介します。

(データ分析協力:Learning & Culture Innovation 株式会社*
 *弊社と守秘義務契約を結んでいるコンサルティング会社です。)

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1.研修参加者

●回答者基本データ


2011年度は、2010年度とほぼ同じ受講者数となりました。
(共に約500名)


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2.OJT指導「未経験者」が「期待」していること


今年初めて新入社員へのOJT指導を担当する方々が、新人指導をすることに
対してどんな「期待」を抱いているのかを聞きました。

通常業務があって忙しい中、新人の面倒をみることになりますので、
そんな彼らが期待していること、彼らにとってのメリットとは何なのでしょうか?


彼らのほとんどが「自己のふり返りができる」「指導力を身につけられる」という
期待をもって、新人指導に取り組もうとしています。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)

これは組織社会化における「新人加入によるポジティブな影響」の1つと言えます。
(Feldman 1994、尾形2006)

新人が入ってくることで、指導員の「知識増大」「意欲向上」「原点回帰」が
図られるということです。

大変ですが、OJT指導員になれるということは、本人が更に成長し飛躍する
大きなチャンスなのかもしれませんね。


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3.OJT指導「未経験者」が「不安」に感じていること


成長するチャンスとはいっても、初めて新人を指導するOJT指導員は、
当然「不安」も抱えています。

「忙しい中両立できるか?」「(初めてなので)教え方が分からない」
という不安を、ほとんどの未経験者が抱えています。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)

新入社員が配属される前か直後に、彼らが抱えるこうした不安を解消する
機会を提供することは大事なことだと思います。

その手段の一つが、集合研修です。

通常業務で忙しい彼・彼女らも、自分の不安が解消される研修であれば、
参加には積極的です。


研修を受けることにより

「不安が解消された」「気持が前向きになった」

という効果が見られるようです。

http://www.learn-well.com/blogmanabi/2009/04/ojt_4.html

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4.OJT指導「経験者」が「苦労」したこと


研修参加者の中で、今までに新人へのOJT指導員を担当したことがある
「経験者」に「どんな苦労がありました?」と聞いています。

「忙しい中での両立」「教え方」に苦労したという意見が大半です。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)

自分の業務もあって忙しい中、年齢も価値観も違う新入社員と向き合う
OJT指導員。

そんな彼らが「工夫」してきたことには、次のようなものがありました。


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5.OJT指導「経験者」が「工夫」してきたこと


指導員は、様々な工夫をしています。


多くは、指導員「個人」レベルでの工夫なのですが、
周囲を巻き込む「職場」レベルでの工夫もあります。

新人指導が上手くいっている職場で見られる「ネットワーク型OJT」
職場全体そして他部署も巻き込んだ新人指導です。


(「ネットワーク型OJT」の詳細については、下記をご参照ください。)

「日経ネット 連載記事 PDF」
  http://www.learn-well.com/blogmanabi/2011/12/pdf.html

「関根の講演ムービー」
  http://www.learn-well.com/ojt09movie.html

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7.参加者が研修に「期待」していること


通常業務で忙しい対象者が、集合研修に何を期待しているのでしょうか?
彼・彼女らが「学びたいこと・得たいこと」は何なのか?


「教え方」について学びたいという意見がほとんどです。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)


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8.研修で「学んだこと・気づいたこと」


上記期待を持って研修に挑んだ参加者が、研修に参加したことで「得たこと」
「学んだこと・気づいたこと」は何なのでしょうか?



2011年度「OJT指導員研修」受講者に特に目立った回答は、
「効果的なほめ方・叱り方」を学んだという回答です。


これは前述した「研修への期待」に「新入社員のモチベーションの維持向上」
というものがあり、そこへの対応として、
2010年度以降、研修内容に一部修正を加えた結果かもしれません。


ある事例に基づき、OJT指導員役、新入社員役となってロールプレイをします。

「こういう新入社員に対して、あなただったら、どう対応しますか?」

実際にやってみると様々な気づきがあるようです。

(事例作成は、KKCの斎田氏にご協力頂きました。
 非常に現実感のある事例と言うことで、参加者の方からもご評価頂きました。

  http://www.kkc.biz-web.jp/index2.html


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9.研修に「参加して良かった」


研修直後に聞いた結果です。


昨年度と同じく「経験者」は、「ふり返りができたこと」
「未経験者」は、「不安が解消されたこと」を評価してくれています。

OJT指導「経験者」であっても、研修に参加して「学んだこと・気づいたこと」は
多いようです。

これは彼・彼女らが、実際の経験を、ふり返り(内省)照らし合わせをしながら
研修に参加しているからだと言えます。


集合研修(Off-JT)の意義の一つは、通常業務を離れて
じっくり考えられる点にあります。

研修内では、彼・彼女らの経験をふり返る機会を意図的に作っています。
そのためかもしれませんね。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)

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10.今回の研修は「今後に役立つ」

研修で学ぶ内容が「実践的」で「現場で使える」「後輩指導に役立つ」と
感じて頂いているようです。

(この回答は、08年度、09年度、10年度も同じような傾向です)

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11.意見・要望・感想


研修内容には満足頂けたようです。

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09年度アンケート結果ブログにも書きましたが、

これらの結果はつまり、D.カークパトリックの研修効果測定の4段階で言う所の

「レベル1:Reaction 反応」「レベル2:Learning 学習」で

高い評価を頂けたということです。


今後は、

「レベル3:Behavior 行動」「レベル4:Result 結果」

を見ていくことになります。


そこで、指導員の「行動持続」を支援していく必要性が出てきます。

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一つの仕掛けは「新入社員フォローアップ研修」です。

ここで、指導員の行動の様子を新入社員に確認したり、
指導員に研修内容を思い出させる働きかけができます。

「OJT指導員研修」で多くを学び「よし、現場でやろう!」と思っても、
通常業務に追われ忙しい中ですと、ついついおろそかになり忘れてしまいます。


新入社員が「フォロー研修」に参加することを契機として、
指導員自身にも「指導員研修」で学んだことを思い出してもらうのです。


そのための働きかけの一つとして「新人への手紙」があります。

新入社員には内緒で、指導員に「新人への手紙」を書いてもらうのです。

・新入社員の頑張っている点、ほめてあげたい点
・指導員自身の反省点
・新入社員に今後期待していること

これらを書くことを通して、指導員研修で学んだことを思い出し、かつ
新入社員について改めてじっくり考える時間をとってもらいます。


この手紙を受け取った新入社員の喜び、感動は大きいです。
号泣する子も出てきます。

(ある研修では、泣き過ぎて、過呼吸になった新入社員も出ました。)


「新入社員フォローアップ研修」については、別の記事でご紹介しますね。

(「新入社員フォローアップ研修」参加者の声をまとめました。
  やはり「OJTからの手紙」に対する声が多いです。 ↓ )
  http://www.learn-well.com/blogmanabi/2009/12/post_91.html


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12.考えられる対象者


「他の人も受けると良いと思う」と回答した参加者の中には、
「管理職もこの研修を受けるべきだ」というコメントを書く方が多かったです。

ただ、研修運営者として、この研修(OJT指導員研修)に、もっとも適した参加者は、

・初めて指導員として新入社員の面倒をみる 

・若手社員(20代〜30代)

だと思います。

本研修で前提としているのは、

・会社から任命された「指導員、チューター、OJTリーダー」が、

・1〜3名程度の新入社員(高卒、短大卒、大学卒、院卒)を

・一定期間(半年〜1年間のOJT期間)で、

どう指導育成していくのかというものです。


そのため、複数の部下を長期にわたり、指導しているマネジャーの方ですと、
若干物足りなさを感じると思います。


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以上、2011年度「OJT指導員研修」参加者約500名の声をご紹介しました。


2012年度も、複数社様で昨年に引き続いて「OJT指導員研修」を
実施させて頂いています。

(今年で7年継続して下さっている会社様もあります。感謝です。)

2012年度のOJT指導員の声も、差しさわりの無い範囲で
今後ご紹介していきます。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


(研修実施の機会を下さった各社教育担当の皆さま、そして
 研修に参加して下さった参加者の方々、ありがとうございました。

 最後にデータ分析に協力下さったLCIの内田社長、ありがとうございました。
  Learning & Culture Innovation 株式会社 http://www.lci-h.co.jp/ )


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●ご参考

 2008年度 「OJT指導員研修」アンケート結果
  http://www.learn-well.com/blogmanabi/2008/08/400ojt.html

 2009年度 「OJT指導員研修」アンケート結果
  http://www.learn-well.com/blogmanabi/2009/11/ojt_7.html

 2010年度 「OJT指導員研修」途中報告
  http://www.learn-well.com/blogmanabi/2010/06/2010.html

 2010年度「OJT指導員研修」アンケート結果
   http://www.learn-well.com/blogmanabi/2011/04/post_219.html

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「指導員研修」にご興味のある方は、
よろしければこちらからお問い合わせください。

  お問い合わせフォーム https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P59765718

  関根へのメール info@learn-well.com

2012年07月01日

「人材教育」7月号 インタビュー記事

雑誌「人材教育」12年7月号に、インタビュー記事が掲載されています。


特集『若手を伸ばす「教える力」』

「教える」チャンスを提供し育成の風土を根づかせる
http://www.jmam.co.jp/productservice/jinzai/backnumber/issue/201207.html

(取材して下さったYさん、Nさん、Nさん、ありがとうございました。)