2007年2月

参加型セミナーのポイント

わかりやすく話すコツ

●わかりやすく「話す」コツ 簡潔明瞭で分かりやすい話をするためのコツを 確認しておきましょう。ポイントは、3つです。 (1)話す内容を整理する  相手に話す前に、まず自分の頭の中を整理する必要があります。  自分でもよく分かっていない話を、相手にわかってもらうのは難しいからです。    これは上司への報告、関係者への連絡、先輩への相談、  お客様への説明、会議での発表、プレゼンテーションなど、全てに当てはまります。  分かりやすく話すためには、まず、話す内容を整理することから始めます。  話す内容を整理する際に役立つのが、「サンドイッチ・フォーマット」です。  拙著『教え上手になる!』でもご紹介していますが、このフォーマットを使えば  簡潔明瞭な説明ができるようになります。  詳細は前掲書にゆずりますが、フォーマットの肝は、  自分が伝えたい内容を「3つに絞る」という点です。  「3つに絞る」ということは、それ以外は話さないという選択をする  ということでもあります。話す内容を整理するということは、  「何を話して、何を話さないか」を決めることでもあるのです。  話がダラダラして「何が言いたいのか分からない」という人は、  えてして「何を話さないか」を決めずに喋っています。  頭の中に浮かんだことを全て伝えようとするので、  相手にとっては分かりづらいのです。  まずは、自分の頭の中を整理する。  これが、分かりやすい話をするための最初のポイントです。   (2)口に出して話す練習をする   あなたが本気で、分かりやすい話をしたいと考えているなら  「口に出して話す練習」をすることをおすすめします。  いくら頭の中で整理されていても、紙に書いても、  パワーポイントで資料を作ってみても、  口に出して話すと上手くいかないことはよくあることです。  「話す」というのは、「口」を動かして「音」を出して  「言葉」を伝えるという作業になります。  私達が考えている以上に、高度で複雑な作業をしているんですね。  しかも目の前に相手がいて行うわけですから、緊張感や不安感から、  頭で思っている通りに進まないことも多いものです。  役者がリハーサルをしてから本番に挑むように、  大事な発表、プレゼンテーションの前には、  「口に出して話す練習」をすべきです。  何度も練習しているうちに、  余計な言葉がそぎ落とされ簡潔明瞭な説明ができるようになります。 (3)場慣れする   分かりやすい話ができるようになるためには「場慣れ」も必要です。  人と話すのが苦手だからといって、そういう機会を避けていたら、  ますます出来なくなります。それが更なる苦手意識を作っていきます。  なるべく、自分から「話す」機会を作る。  「アウトプット(発信)」する場を増やせば増やすほど  「インプット(収集)」は増えてきます。  情報は発信した人のところに集まるものです。  怖がらずにどんどん「話す」機会を作っていきましょう!

投稿者:関根雅泰

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書籍:早く一人前になるための「仕事の覚え方」

「仕事の覚え方」おまけの話

書籍「仕事の覚え方」に紙面の関係で載せきれなかった 「おまけの話」をご紹介します。 ●わかりやすく「話す」コツ 簡潔明瞭で分かりやすい話をするためのコツを 確認しておきましょう。ポイントは、3つです。 (1)話す内容を整理する  相手に話す前に、まず自分の頭の中を整理する必要があります。  自分でもよく分かっていない話を、相手にわかってもらうのは難しいからです。    これは上司への報告、関係者への連絡、先輩への相談、  お客様への説明、会議での発表、プレゼンテーションなど、全てに当てはまります。  分かりやすく話すためには、まず、話す内容を整理することから始めます。  話す内容を整理する際に役立つのが、「サンドイッチ・フォーマット」です。  拙著『教え上手になる!』でもご紹介していますが、このフォーマットを使えば  簡潔明瞭な説明ができるようになります。  詳細は前掲書にゆずりますが、フォーマットの肝は、  自分が伝えたい内容を「3つに絞る」という点です。  「3つに絞る」ということは、それ以外は話さないという選択をする  ということでもあります。話す内容を整理するということは、  「何を話して、何を話さないか」を決めることでもあるのです。  話がダラダラして「何が言いたいのか分からない」という人は、  えてして「何を話さないか」を決めずに喋っています。  頭の中に浮かんだことを全て伝えようとするので、  相手にとっては分かりづらいのです。  まずは、自分の頭の中を整理する。  これが、分かりやすい話をするための最初のポイントです。   (2)口に出して話す練習をする   あなたが本気で、分かりやすい話をしたいと考えているなら  「口に出して話す練習」をすることをおすすめします。  いくら頭の中で整理されていても、紙に書いても、  パワーポイントで資料を作ってみても、  口に出して話すと上手くいかないことはよくあることです。  「話す」というのは、「口」を動かして「音」を出して  「言葉」を伝えるという作業になります。  私達が考えている以上に、高度で複雑な作業をしているんですね。  しかも目の前に相手がいて行うわけですから、緊張感や不安感から、  頭で思っている通りに進まないことも多いものです。  役者がリハーサルをしてから本番に挑むように、  大事な発表、プレゼンテーションの前には、  「口に出して話す練習」をすべきです。  何度も練習しているうちに、  余計な言葉がそぎ落とされ簡潔明瞭な説明ができるようになります。 (3)場慣れする   分かりやすい話ができるようになるためには「場慣れ」も必要です。  人と話すのが苦手だからといって、そういう機会を避けていたら、  ますます出来なくなります。それが更なる苦手意識を作っていきます。  なるべく、自分から「話す」機会を作る。  「アウトプット(発信)」する場を増やせば増やすほど  「インプット(収集)」は増えてきます。  情報は発信した人のところに集まるものです。  怖がらずにどんどん「話す」機会を作っていきましょう! ●仕事で道に迷わない「マップ」術  「マインドマップ」は、イギリスのトニー・ブザン氏が考案したものです。  私自身は「人生に奇跡を起こすノート術:マインドマップ放射思考」(きこ書房)で、  マインドマップという手法を知り、大げさですがその後の人生が変わりました。  「マインドマップ」の詳細については、ブザン氏のいくつかの著書に  譲りますので、ここでは私がどのように活用しているのかという例と、  仕事覚えへの応用という2点だけお伝えします。  まず、私自身は「マインドマップ」を発散的ツールとしての「メモ」と、  収束的ツールとしての「ノート」の二つの切り口で活用しています。  例えば、お客様と面談し相手の話をメモにとるときも、  マインドマップの手法を用いています。  お客様のいったキーワードとそれに関連する内容を、  どんどん書き出していくというやり方です。  以前は、7〓8ページ使っていたものが、  A4一枚に不思議とおさまるようになりました。    マインドマップで人生が変わったと実感する機会の一つが、本の出版です。  前著『教え上手になる!』も、今回の本も、文章を書き出す前に  マインドマップを使っています。マインドマップがなければ  本を書くこともできなかったでしょう。  更に、研修の企画を練るときや講演で話す内容を考えるときも、  マインドマップを使っています。つまり何か「アウトプット(発信)」  する前の「プロセッシング(整理)」の段階で、マインドマップを使っているのです。  マインドマップは、「発散と収束」の両方の要素を兼ね備えています。  例えば、何か企画を練る際は、とりあえず「メモ」的にマインドマップで、  アイデアを発散させていきます。ここで私が意識しているのは、  コンサルティング会社のマッキンゼー社が提唱する  「MECE」(モレなくダブりなく)でいう「モレなく」という部分です。  マインドマップに書き出すことで、情報が「モレなく」網羅されているのかを  チェックします。次に、そのアイデアを「収束」していく段階  (つまり「ダブりなく」ですね。)で、マインドマップに色をつけていきます。  この作業を通して、情報を整理していくのです。マインドマップを用いると、  情報の洪水に埋もれたり、アイデアがまとまらなくなったりするという状態を  避けることが出来ます。  つまり、マインドマップは頭の中が道に迷わない  「マップ(地図)」であるということですね。  あなたが、仕事で学んだ内容を整理するときや、  何か企画を考えるとき、あるいはプレゼンで発表する  内容を考えるときなどにも、マインドマップは使えるツールです。  最後に、マインドマップを仕事覚えに活用する方法について述べます。  それは仕事の「全体像」を把握する際に、マインドマップを使うというやり方です。  例えば、自分の仕事は何なのか「仕事マップ」を作ってみたり、  所属する部門は会社全体のどういう位置にありどんな役割を持っているのかを  「組織マップ」として作ってみたり。  あるいは、自分が相談できる相手、質問にいける相手をはっきりさせる  「人脈マップ」を作ってみたりと。  マインドマップを使えば、自分がどこにいるか分かりづらい、  道に迷ってしまいそうな「ビジネスの世界」を上手に進んでいくことができます。    特に「仕事マップ」は、仕事覚えが進み、仕事理解が深まるほど、  精度を増していきます。あなたが「学び上手の初級ランク」として、  仕事の「型」「成功パターン」を見つける頃には、  この「仕事マップ」をしっかり描けるようになっているでしょう。  「仕事マップ」が描ける人は、仕事が見えている人ですから。 ●組織目標を自分のものにする方法  ここでは「目標」を2種類にわけて考えてみます。  「組織から与えられる目標」と「個人の目標」の2つです。  「組織から与えられる目標」というのは、私達が雇われている理由と  考えることができるでしょう。    「こういう仕事を、この程度まではしてほしい。  そのためにあなたを雇ってお金を払いますよ」といった側面が、  組織から与えられる目標にはあります。  会社が私達に期待するものでもあり、お金をもらっている私達が  果たすべき義務や責任であると考えられます。  そしてこういう目標は、だいたい上司から与えられます。  営業なら「今年度はこのくらいの数字をやってね。」など。  ただ、「与えられる」という言葉の印象どおり、  組織からの目標はえてして「上から与えられたもの」「自分ではどうしようもない」  他人事のような感じをもってしまう人もいます。  しかし、組織に属する人間として結局その目標を  前提に評価をされるわけですから、どうせなら納得いく「自分の目標」に  落とし込めたほうがいいわけです。  だからこそ、組織からの目標を「自分のもの」とできるように  私達自身が働きかけたほうがよいのです。  例えば、上司との目標設定ミーティイングの際に納得いくまで  話を聞いてみるなど。  あるメーカーで営業をされていたFさんは  「組織から与えられる目標に、20%上乗せして自分では目標を設定していましたね。  プラスアルファを設定すると、思った以上の力が出せたので。」  といった工夫をされていたそうです。  また別のやり方として、組織の目標と自分の目標に  「折り合い」をつけるという方法もあります。  組織の目標を達成することが、自分の個人的な目標達成にも  つながるという状況を作り出すということですね。  例えば、将来独立起業するという個人的な目標に向けて、  現在与えられた仕事を、そこに向けて活かしていくような感じです。 ●目標設定の「はぐき」の法則  最後に目標設定の考え方だけ簡単に確認しておきましょう。  ここでは私自身の例を中心にお伝えします。  私の場合、目標を「長期」「中期」「短期」の3つに分けて考えています。  「長期目標」は、60歳までにやりたいことです。  大きなことを言いますが「日本の教育を変える」「家族を幸せにする」と  いった目標がここに入っています。  「中期目標」は、3〓5年の期間に「やりたいなー」と  思っていることを漠とですがあげています。  ここには会社の事業内容や研究したい分野などを入れています。  「短期目標」は、1年間の目標をもとに、半年、1ヶ月、1週間単位で  細かくしていっています。  そしてこの「短期目標」を立てる際に  意識しているのが「はぐき」という考え方です。 「は」:測れるか? 「ぐ」:具体的か? 「き」:気合がはいるか? の3つです。 これはいわゆる「SMART」という目標設定の基準と同じような考え方です。 ・Specific 具体的か? ・Measurable 測定可能か? ・Achievable 実現可能か? ・Relevant 適切か? ・Timed 期限は? 「SMART」の頭文字は人によって様々な言い方がされています。 ただ言っていることは、だいたい一緒です。 「測れるか」「具体的か」「気合が入るか」 私は「はぐき」で目標設定しています。 例えば、お恥ずかしいのですが、 2006年4月には、こんな目標を立てました。 ・2007年4月には「学び上手になる!」研修を十社が導入している ・2007年4月には4冊目の本が書店に並んでいる など 達成できたかできなかったのか、 きちんと測れるよう「数字」を意識して入れています。 また、プライベートでは妻との約束として下記目標もあげています。 ・2009年4月には自然豊かな環境で新しい家に住んでいる  こうやって宣言してしまえばやらざるを得ませんね(笑)。 ●コントロールできるのは準備だけ  「Plan」の最後は、「準備」です。  計画まで立てたら、あとは実行に向けて細かい準備をしていきます。  「準備」と「実行」の2つを「コントロール(管理)のしやすさ」  という観点でみると、私達がコントロールしやすいのは「準備」です。  例えば、プレゼンテーションを「実行」する際は、相手がいますので、  その場を思い通りにコントロールするのは難しいですよね。  思ってもみないことが起こったりもしますので。  本番をコントロールするのは難しいことです。  それに対して「準備」は私達がコントロールできます。  要は「準備の時間をとったかとらないか」です。  これは私達自身で管理できることですから、  準備していないのは私達の責任になります。  一流のスポーツ選手たちも準備をコントロールすることを重要視しています。  本番では色々なことが起こりますからね。  柔道の谷亮子さんはあるインタビューでこんな風に答えていたそうです。  「私が準備をすれば勝てる。準備できない試合には出ない。」  準備の大事さと結果とのつながりを言い表した言葉ですね。」  自分の例で恐縮ですが、私が仕事覚えの初期の頃、  先輩が評価してくれたのはこの「準備」でした。  プレゼンにせよ、お客様との面談にせよ、先輩の目から見れば「本番」での  私はたいしたことはありません。  ただ、その本番に向けてどれだけ「準備」をしてきたか、そこを見てくれました。  まだ半人前の段階でも、私達の「やる気」を示すことはできます。  それが「準備」に力をいれることなのです。  ただ、「準備をしっかりやったので、本番がだめでも勘弁して下さい」  という言い訳のためではないですからね。  本番をコントロールすることは難しい。  私達にできるのは「準備」をコントロールすることである。  準備をコントロールするということは、  いわば準備の時間をどう捻出するかという「時間管理」の側面が  強くなります。  結局「準備」は「やるかやらないか」です。  しっかり準備して実行にのぞみましょう! 以上、書籍「仕事の覚え方」に載せきれなかった「おまけの話」でした。

投稿者:関根雅泰

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2.「学ぶ力」とは?

学び上手の3ランク

●「学び上手の3ランク」(初級・中級・上級) 「学び上手」には、3つの「ランク(等級)」があると考えられます。 「初級」「中級」「上級」の3つです。 ◎「初級ランク」の学び上手 学び上手の「初級ランク」は、自分の「型」を見つけた人です。 仕事を進めるにあたって、自分なりの「成功パターン」を 確立している人が、「初級ランク」です。 営業だったら、お客様と面談し受注につなげられる。 営業として成果を出すための自分なりのパターン(型)をもっている人です。 これは、「失敗学」の畑村洋太郎工学院大学教授の言う「定式」にもつながります。 畑村さんは、著書「失敗を生かす仕事術」の中で、 “定式とはこうすれば上手くいくというやり方” “定式がなければ日常の仕事をしていくにもすべて手探り状態で行わないといけません。 これでは仕事が上手くいくはずがありません。”と述べています。 この「定式」つまり自分の仕事における「成功パターン」「型」を、 見つけ出し自分のものとすることが、まず「初級ランク」の学び上手に求められます。 逆に初級ランクに達しない「学び下手」は、 この「型」が見つからない人です。 なかなか自分なりの「成功パターン」が見つけられず、 自分ひとりで仕事が回せない。 常に、先輩や上司がついていないと仕事ができない。 先ほどの営業の例だと、自分ひとりで訪問しても受注できない。 かならず上司に同行してもらわないといけない。 こういう「学び下手」を、周囲は信頼してくれません。 ですから、仕事も任せてもらえず、一人前として認めてもらえないのです。 ◎「中級ランク」の学び上手 学び上手の「中級ランク」は、他人の「型」から吸収できる人です。 「初級ランク」を満たしている訳ですから、既に自分なりの 「型」「成功パターン」は持っています。 自分だったら、ある程度こうやれば仕事は上手くいく、 という「定式」をもっているわけです。 しかし、「中級ランク」の学び上手は、 現状の自分の「型」に甘んじていません。 他の人のやり方で良い点があれば、どんどん取り入れようとします。 自分の型あるいは「軸」をしっかりさせた上で、 他人の「型」から学んでいきます。 つまり柔軟性があるということです。 例えば、企画という仕事をしていて、自分なりの企画発想、 企画遂行の成功パターンをもっていたとしても、 一緒に仕事をする同僚や先輩、他社の企画担当者や取引先の「やり方」を見て、 それらからも上手に吸収し、自分の「幅」を広げていく。 いわば、「アメーバ」のように柔らかい発想とすばやい行動が、 「中級ランク」の学び上手です。 それに対して、「中級ランク」の学び下手は、 自分の「型」にこだわります。 他の人のやり方や考え方を認められず、硬直しているのです。 前述の畑村さんは次のように、この「中級ランク」の学び下手を表現しています。 “自分が経験で得た知識にとらわれて、柔軟な発想ができなくなっている(中略) 私はこれを「偽ベテラン」と呼んでいます。” 仕事はある程度できるが、それ以上の成長が見込めない人。 逆に、これから伸びてくる若い人たちの目を摘み取ってしまう恐れがある人。 それが「中級ランク」の学び下手です。 ◎「上級ランク」の学び上手 学び上手の「上級ランク」は、他人を活かしている人です。 自分なりの「型」も持ち、かつ様々なやり方も吸収し、 変化に対応できる柔軟性がある。 しかし、ここまで見てきた「初級・中級ランク」が 個人の能力依存だとするならば、「上級ランク」は、 他人の能力を上手に活用できる人です。 自分の能力の幅も理解している。 その上で、周囲の仲間や後輩、同僚の力を引き出し、 彼らに動いてもらう。 自分だけで、全部の仕事をしようとするのではなく、 他人の力を活用する。それが、「上級ランク」の学び上手です。 「上級ランク」にまで来た「学び下手」は、いわゆる「できる人」です。 (有)ドリームコーチ・ドットコム代表取締役の吉田典生さんの著書 「なぜ、できる人はできる人を育てられないのか?」には、 「できる人」が他人を上手く活用できていない事例が数多く出てきます。 「上級ランク」の学び下手は、「中級ランク」まで満たしている訳ですから、 周囲のやり方や考え方から学ぶ柔軟性は持っています。 ところが、彼らはなまじ優秀で「できる人」であるため、 全て自分でやろうとする傾向があります。 つまり他人を信頼し、他人に任せることができないのです。 自分だけの力には限界があります。 周りの人に協力してもらうことで、自分ひとりでは 考え付かなかったようなことができるのが、仕事をするおもしろさの一つです。 その可能性を放棄してしまっているのが、「上級ランク」の学び下手なのです。 ここまで、学び上手の3つのランク「初級」「中級」「上級」を確認してきました。 あなたが新しい仕事につく新入社員の方や転職者の方であるならば、 まずは、「初級ランク」の学び上手を目指してみてはいかがでしょうか。 そのためには、「学びスキル:7つの行動」を使い、 自分自身の「PDCA」が回せるようになることです。 「PDCA」を回すことができれば、それを通して自分なりの 仕事の「型」「成功パターン」を見つけていくことができます。 その上で、更に上のランクを目指していきましょう!

投稿者:関根雅泰

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7.書籍「仕事の教え方」

いよいよ発売!

4冊目となる書籍「仕事の教え方」が、 いよいよ来週から発売されます! (日本能率協会 編集担当の桑田篤さん、ありがとうございました!)

投稿者:関根雅泰

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7.書籍「仕事の教え方」

いよいよ発売!

4冊目となる書籍「仕事の教え方」が、 いよいよ来週から発売されます! (日本能率協会 編集担当の桑田篤さん、ありがとうございました!)

投稿者:関根雅泰

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子供の教育

地域と学校のかかわり

●地域と学校のかかわり 07年2月12日 日経新聞 朝刊で、 足立区立五反野小での取り組みが紹介されていました。 ・住民、保護者が「授業診断」を行っている。 ・春と秋の学校公開週間中に、自由に学校に来て授業を参観し、評価シートに記入する。 ・12の評価項目「学習意欲を引き出す工夫」「児童の様子」など五段階で評価する。 ・500枚以上集まるデータを「開かれた学校づくり協議会」が集計する。 ・各教師の実名が公開され、それをもとに意見交換を行う。 ・授業診断のねらいは、教師の合否判断ではなく、教師力の向上である。 非常に興味深い取り組みですね。 私は、公立小中学校での教育課題の解決は、 地域社会との連携にあるのではないかと考えています。 まずは自分の足元、地元寄居に関わっていきます。 ============================= ●多様な人間との出会い 同じ日(2月12日)の朝日新聞では 「犯罪の稚拙化」に関して、 河合幹雄 法社会学教授の話が出ていました。 ・犯罪の稚拙化、限度を知らない行動の原因は 「止める少年の不在」が指摘できる。 ・同じような社会階層の同じような子供たちという  同質集団の病理。 ・稚拙な若者を正すというよりも、  たくましい若者を育てるためにはどうしたらよいかを考えたい。 ・多様な人物と出会った経験こそ人間形成の基盤となり、  たくましさを与えてくれる。 ・とりわけ、年長者と出会い、良いことも悪いことも  教えられる経験こそ大切と考えられる。 世の中には色んな人がいる。 異質性を子供たちに理解させることが大切なのかも知れませんね。 私個人の話になりますが、私がアメリカの大学に留学し 人類学(Anthropology)を学んで得た 一番大きかったものは、 「人それぞれ様々な価値観がある」という気づきでした。 アメリカ人の教授(Shan Winn先生)は、ことあるごとに 「世の中には色んな考え方があるよ。 (アメリカ人の考え方が一番正しいわけではないよ)」 ということを、私達学生に伝えていました。 先進国、発展途上国。 白人、黒人、黄色人種。 正義、悪。 経済的“成功”者、社会的弱者。 「簡単にラベルづけすれば、人生はラクかもしれないけど、  世の中そんなに単純じゃないよ。」 「異質なものがある、複雑で混沌としているからこそいい。  皆が同じになる方が怖い。」 そういうことを、身をもって教えてくれたのは、この先生でした。 話がずれたかもしれませんが、 世の中に存在する多様な人間との出会いの場を 子供たちには作ってあげたいと思っています。

投稿者:関根雅泰

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書籍「営業で役立つコミュニケーションのポイント」

営業セミナーの撮影

●営業セミナーの撮影 06年12月に発売された「営業に役立つコミュニケーションのポイント」 この本の一部を元にして作ったセミナーの撮影をしてきました。 お世話になっている(株)ブレーンさんからのご依頼で、 ウェブ上とDVDで見られる「オンデマンド 営業セミナー」という企画です。 プロのカメラマンとディレクターの指示に従い、 私がセミナー講師として、カメラに語りかけます。 ウェブやDVDのセミナーとはいえ、ただ見ているだけでは おもしろくないので、ここでも参加型の手法を取り入れました。 カメラに向かって 「それでは、ここで話し合ってみてください。どうぞ!」 とやるのは恥ずかしかったですが(笑) 一人で参加型講師を演じました。 ウェブ版は、30分ほど。 DVD版は、おまけ画像がついて、45分ほどの内容になります。 テーマは 「もう一度見直そう!営業の基本:  お客様へのアプローチ(信頼構築編)」 警戒心が高いお客さまにどのようにアプローチしていけばよいのかを 解説した内容です。 DVD版では、私が営業役をやり、実際の面談場面を再現した ドラマシーンも入っています。 発売時期等については、またおってご案内します。

投稿者:関根雅泰

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書籍「営業で役立つコミュニケーションのポイント」

営業セミナーの撮影

●営業セミナーの撮影 06年12月に発売された「営業に役立つコミュニケーションのポイント」 この本の一部を元にして作ったセミナーの撮影をしてきました。 お世話になっている(株)ブレーンさんからのご依頼で、 ウェブ上とDVDで見られる「オンデマンド 営業セミナー」という企画です。 プロのカメラマンとディレクターの指示に従い、 私がセミナー講師として、カメラに語りかけます。 ウェブやDVDのセミナーとはいえ、ただ見ているだけでは おもしろくないので、ここでも参加型の手法を取り入れました。 カメラに向かって 「それでは、ここで話し合ってみてください。どうぞ!」 とやるのは恥ずかしかったですが(笑) 一人で参加型講師を演じました。 ウェブ版は、30分ほど。 DVD版は、おまけ画像がついて、45分ほどの内容になります。 テーマは 「もう一度見直そう!営業の基本:  お客様へのアプローチ(信頼構築編)」 警戒心が高いお客さまにどのようにアプローチしていけばよいのかを 解説した内容です。 DVD版では、私が営業役をやり、実際の面談場面を再現した ドラマシーンも入っています。 発売時期等については、またおってご案内します。

投稿者:関根雅泰

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