郷学研修所・安岡正篤記念館 ビジネス会員向け「古典講座(2)」に参加しました。

古典に学ぶ

ラーンウェル・ときがわカンパニー代表の関根です。

隣の嵐山町にある「郷学研修所・安岡正篤記念館」企画のビジネス会員向け「古典講座」に参加しています。2か月に1回、1年間かけて学んでいく講座です。

安岡正篤先生の書籍『先哲が説く 指導者の条件 ~「水雲問答」「熊沢蕃山語録」に学ぶ~』(1998、2005)が課題本で、講師は、安岡定子先生と、縄文アソシエイツの古田さんです。

2022年7月19日(火)18時~20時@Zoomで、第2回講座に参加しました。私の理解の範囲で、印象に残った言葉を記録しておきます。

===

事前課題『先哲が説く 指導者の条件 ~「水雲問答」「熊沢蕃山語録」に学ぶ~』(1998、2005)の第二章

●第二章 権と人

・棄物なし

・逆にこういう与太者のためにしてやられる。

・苦しみが無いと、精神はのびてしまう。
・使えば使うほど、頭は冴える。

・自分はこういうことはしないんだというのが「為さざるあるなり」である。

・人の上に立つ者が、お手本を示すよりほかはない。

・種を来春に残すを識者の業とす。
・時が来たら、それが必ず育って自ずから世を救う。

・道というものを会得してないと、権略だけでうまくゆくものではない。

・我が心、秤の如し。人の為に低昂するに能わず。(諸葛孔明)

・権力とは早く握って早く抜けた方がいい。これが第一だ。

・人情味、人間味がなくなる。つまり軽薄になる。それでは、人心がつかん。

・自分だけ良い子になってはいかん。
・要職にある者には、任怨、分謗ということがある。

・人物次第によって答えが違ってくる問題

・常に思想を練る、覚悟を練るという古人の心がけ、こういうのが本当の活学、活きた学問である。

===

●安岡定子先生

・儒教と儒学の違いは?

・儒教=講師の教えそのもの
 それを学ぶのが、儒学

・孔子の100年後、孟子が出た。孔子の考え方は、性善説。
・孟子は、性善説。良い素質を持っているが、磨かないといけない。
・そのためには、学ばないといけない。

・荀子 性悪説 人は怠けたい、楽したがり、だから学ぶことで、正しい方に向かせよう

・どちらも人として良い人物になることを目指している

・思想家たちは、先生について学ぶ。弟子入りする。
・人物から学ぶ。

・ある程度の身分の男子しか学べなかった。
・人としてどうあるべきかを学ぶ。

・ハウツーではない。
・自分でどう活かしていくか、読む人、その言葉に触れた人の中で消化していく。

・学問できる人は、一握りの男子しかいなかった。
・彼らは、指導者の立場になっていく。

・経験ないまま、指導者の立場に立つ。
・下積み経験がない。

・弟子が直面する苦労を分かっている孔子が、言葉をプレゼントしている。

・リーダーになるためについては語っていない。
・人としてどうあるべきかについて語っている。

・よき人物になれたら、政治家でも官僚になっても大丈夫でしょうという考え方。

・「水雲問答」「熊沢蕃山語録」は、祖父がひそかに楽しんで読んでいた本。
・手紙、書簡でやり取りしているのが、興味深い。

・古典に触れている人たちの書簡。

===

●第2章から

・p47 「無用の用」
・大工の立場から見ると、魅力のない木。使い道がなかった木だから残っている。

・信頼に足る人物を見つけて、全てを任せる。
・任された人がどうするか。

・堯という王様 無為にして治める

・自分が真っ先に働いている。そうすると、結局、上手く治まらない。

・任せるのが大きなポイント。
・任せたら口出ししない。

・世間では必要ない人も抱えておきましょう。
・マイナスになるような人までおくのは良くない。

・まずは任せられる人を見極める。

・人物を観る目を養う。
・どこのポジションに誰を置くか。

・それだけで良いのか。
・出処進退。

・仁、誠実さ、情、その人に対する言葉、育てるためにチャンスを与えられるか。
・失敗も許せる

・どこで判断するか。
・自分が引くとき、どこでバトンタッチするか。

・どうしたらよいのかまで答えないのが、こういう哲学。自分で考えられる、味わえる。

・渦中にいるときは、難しい。

・私利私欲を持っている それは明らかにやってはいけない。

・欲がでる、もうちょっとやりたい、
・上になればなるほど、謙虚でないといけない。

・新人、部長では立っている位置が違う。

・高くなったら遠くが見える。
・自分の未熟なところが見えているのが、一番上にいる人。

・一番上の人は、その人しか見えない景色を見ている。だからこそ謙虚に。

・最後どうやってひくか。

‐‐‐

・p82「為政三部書」

・それぞれの立場の人がどうあるべきか。
・修身、退休

・折々に手元に置いておいて読むと良いのでは。

・どう退くのか。
・退を醜くしない。

・「人間、退くのが、本当に難しい。」

・一度読んで分からない。
・何度も読むことが大事。

‐‐‐

・p52 韓退之(かんたいし)

・韓愈 唐の時代 文学者、思想家

・「推敲」という熟語が生まれる元が、韓愈。

‐‐‐

・上に立ったら、人に任せる
・任せられる人を作る
・そうでない人 無用の用
・ガンになる人を見極められる

・出処進退の退をどうするか。
・昔の人も悩んでいた。

・答えが無いのが、東洋哲学の良い所

‐‐‐

・来年は、「為政三部書」を読もうかなと。

・論語の素読 p92

===

●BORでの意見交換 18時45分~19時15分

・自己紹介、意見交換、最後に発表

===

●クラス共有 

○Mさん(第1グループ)

・タイミングが重要。
・渦中でどうするか。
・その時に、人格が効いてくる。
・人それぞれの活かし方、人の適材適所を見極める。

○Mさん(第2グループ)

・サラリーマンから経営者に。見える景色が変わった。志が大事。適材適所を観るのが難しい。

・事業承継のタイミング。メンバーを信じてやってきた。古い体制では、時代に合わない。経験だけではだめで、新しいことに取り組む。

・自分の経験、技術をどう伝えていくか。無理やり残すのではなく置いていく。

・適所適材がテーマ。自分で好きな人を選ぶだけでなく、そうでない人とも。

・適材適所。適所適材。

‐‐‐

○Uさん(第3グループ)

・求められるリーダー像が変わっていく。任せる理由をしっかり伝える。任せるけど、任せない。できない人がいたら、チームでカバーする。

・専門外だが、任されている。今まではスピード感。お客様から引き出すようになって、高額案件。

・会社をついだ。場を作る。人を育てながらやっていこう。いつ死んでもよいように、ことにあたっている。

・外部から招へいした方に任せている。色々なことが起こっている。社員が辞めていく。違う会社になったかのような変身をしている。

‐‐‐

○Tさん(第4グループ)

・人材育成。
・機会提供されてない人たち。
・上に目がいきがち。

・人物を観る目を養う。
・仕事以外で、その人がどういう人物かを知る。飲み会の機会等。

・上位層に目が行く。
・欧米と違って辞めさせられない。
・その人たちの得意な点を知る。

‐‐‐

○Kさん(第5グループ)

・任せて任せず。結果を見る。

・人から学ぶ深みがある。人との信用を築くことが大事。百姓の大根と同じ。形が悪くとも使う。人に向き不向きがあったとしても。

・新規事業。昔活躍していた人をどう活躍してもらうか。

・大手企業から、独立。一番良い状態で、渡していく。

・不動産。町づくり。バトンゾーン。

○Nさん(第6グループ)

・古典の良さ。解釈の余地を残しているのが良さ。
・答えを教えてくれているものではない。

・管理職研修では「部下にこう伝えたらいいですよ」と具体的な言動を教えてくれる。
・ただ、それも答えを教えてくれているようで、教えてくれてない。

・答えを教えてくれない中で、この場で何を学ぶべきか。

===

○古田さん

・一緒に飲み会が出来てない。
・任せて任せず

・社員に手を合わせている。
・ただ、もう少しこうなら、こういうことができるのにと思っている。

・古典からビビッドに学べる。
・通常は言ってはいけないが「うちは、棄物ばっかり」という社長の本音。

===

○安岡定子先生

・孔子「欠点ではなく、長所を見る」
 小人は「欠点の指摘から入る」
 君子は「長所を見る」

・人は違って当たり前。
・だから分かり合えるように、どうにかしよう。

・人を育てる、適材適所は難しい。
・人は自分とは違っている。
・相手を知る所から入れる。
・人間関係はややこしいもの。

・人を育てる時に、場所と時間が大切。
・育てる対象になってない人たちへの対応。

・自分に向いてくれているか。

・育てる機会をいかに与えていくか。

・古典の良さともどかしさ。
・答えが無いものは「考え続ける」

・「分からない」と答えていいのか。
・考えることを、昔の人は、いっぱいしていた。

・考えれば考えるほど分からないことも多い。

・つなげる力が無いとまずい。知識、能力があっても。

・答えが出ない分、任されている。
・良い点、悪い点は、表裏一体。

・つないでいくための栄養剤。
・答えがないことに慣れている。

・同じ論語の章句をもっていって、研修をしている。
・新人、支店長、部長。

・自分を豊かにしてくれる潤滑油の一つが古典。
・それをよりどころにやってみたけど、上手くいかなかった。
・ダメな時にどうすればよいかも古典に書いてある。
・君子も過ちを犯す。

・リーダーは立っている位置が高いので、360度見られている。
・失敗した姿も全部見せてしまっている。
・そこからリカバーする姿を見せられるのも強み。
・失敗しても大丈夫という章句も用意されている。

・考え続ける習慣を持っている人は強い。
・全部を一人で背負い込む必要はない。

・人はみな違う。

・それぞれがよい距離感をもって、古典に向き合ってもらえたら。

===

○Mさん

・答えが出ないものを考え続けないといけない。
・すぐ答えを探しがち。
・脳みそが鍛えられない。

・バックグラウンドが違う。こういう見方、考え方がある。
・そういう題材になるのが、古典は素晴らしい。

○Hさん

・BORで、切実な話を聞けた。
・終わった後に、社員の皆と話せるのが楽しみ。

===

●参加して

・二つの言葉に勇気づけられた。

・一つは、第二章 p56「使えば使うほど頭は冴える」という言葉。難しい案件でひるみそうになっても「難しい問題と取り組むほどよろしい」わけだから臆せずやってみよう!という気持ちになれた。

・二つ目は、安岡定子先生の言葉「答えが無いものを考え続けることが、力になる」

・この二つの言葉を励みに、頭を使い続けていきたい。

===

皆さん、ありがとうございました!

===

投稿者:関根雅泰

コメントフォーム

CAPTCHA


ページトップに戻る