改めて「弱者の戦略」とは?

社長の勉強

ラーンウェル代表の関根です。

2026年1月12日(月)「不倒の経営」勉強会 講師の竹花先生に、下記ご質問をしました。竹花先生からのご回答が、とても勉強になり、他の方の参考になると思いましたので、竹花先生に許可を頂いた上で、ブログに掲載させて頂きます。

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●私からの質問

竹花先生、「不倒の経営」参加者の関根です。

先日(1月10日)の勉強会でもありがとうございました。

参加者からの質問をきっかけにしたご講義、とても勉強になりました。と同時に、いくつかの疑問もわいてきました。

(参加者からの質問)

・「一人当たりの粗利、経常利益は、市場占有率に比例して増える」というのは本当か。
・安売りして、シェア1位になったとしたら、経常利益は少なくなるのでは。

(私の疑問)

・確かにそうだとしたら、市場占有率と利益には、相関関係はあるけど、因果関係は無いということ?もしそうだとしら、市場占有率1位を目指すことで、利益が上がると言えないなら「何をすれば」利益が上がるようになるのか?

・それは「利益性の原則:1位になると「自然に」売上が上がり、経費が下がり、広告費なしで勝手に売れていく」ということで説明できるということ?

・であれば、やはり「1位」を目指すことが必要だが、1位になったかどうかは、中小企業には分からない。結果的に、粗利が業界平均の3倍以上あれば、1位レベルとみなす、ということ?

(私の理解)

・コープマンの説いた「必勝3倍の法則」が拠り所にできるなら、弱者でも他社と「1:3」の状況を作れれば勝てるのではないか。

・他社よりも「長く(3200時間)多く(√3倍)こまめに(√3倍)」を実践する。

 そのためにも「地域、客層、商品」を絞り込み、「狭く、少なく、深く」を実践する。 (「広く、多く、浅く」だと、3倍の投入量にできない)

・そうすることで、他社よりも投入量を3倍に増やし、特定局面において「第二法則」の状況を作り、他社に勝ち、粗利を作っていく。 

それはいわば、以前(23年9月)竹花先生がセミナー動画でおっしゃっていた

・「弱者は第二法則を応用し、一点集中して狙い撃ちすべき」
・弱者は「敵に勝る戦力を一点に集中し、狙い撃ち」することで、「第二法則を利用して、圧倒的に勝つ」ことができる。

に通ずる考え方と理解しました。

上記のような理解でよろしいでしょうか?間違って理解している点がありましたら、2月7日(土)の勉強会の時でも大丈夫ですので、ご教授ください。どうぞよろしくお願いします。

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●竹花先生からのご回答

「結果的に、粗利が業界平均の3倍以上あれば、1位レベルとみなす」ですが、竹田先生の場合は「【経常利益】が業界平均の3倍以上」と言われています。

私は独自に計算とシミュレーションにより、「粗利 1.5倍で、1位レベルとみなす」と結論を出しておりまして、この場合、「経常利益なら6倍」になると算出しております。ちなみに「粗利 1倍」という平均値でも、実は10位に該当する十分な実績になっています。

>・「弱者は第二法則を応用し、一点集中して狙い撃ちすべき」
>・弱者は「敵に勝る戦力を一点に集中し、狙い撃ち」することで、「第二法則を利用して、圧倒的に勝つ」ことができる。

はい、この理解で間違いがありません。

ちなみに、武器性能が同一の場合、第一法則で戦えば相手の3倍の兵力が必要ですが、第二法則なら√3倍で勝てるので効果的ですし、私の感覚から言えば、ビジネスは「第二法則に近い形で展開される」と感じます。

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●私からの返信

竹花先生、早速のご回答ありがとうございます!

>私は独自に計算とシミュレーションにより、「粗利 1.5倍で、1位レベルとみなす」と結論を出しておりまして、この場合、「経常利益なら6倍」になると算出しております。

このシミュレーション、凄いです!説得力が違います!貴重な資料ありがとうございます。
また「粗利1.5倍(1200万)で1位レベル」というのは、勇気づけられます!

>第二法則なら√3倍で勝てるので効果的

弱者は、第一法則で戦うと言われるけれど、そうではなく、√3倍で済む第二法則で戦う、そのためにも

1)「小さな市場に、たくさん投下する(一点集中)」第二法則で戦う。
2)「離れた場所から、見つからないよう狙い撃つ」第三法則で戦う。

それこそが、弱者の戦略という理解でよろしいでしょうか?

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●竹花先生からのご返信

はい、その通りです。第一でも第二でも「強いほうが勝つ」「優勝劣敗」ので、「小さな市場で強者の立場で戦い、強者(=1位)になる」ことが、ランチェスター戦略の基本的な概念になります。

小さな市場には、大手が本気で参入できないので、小さいほうが有利になります。

さらに、言えば田岡先生は「差別化は質を変えることであり、それは商品(=武器)」と言われています。兵士の数は急速に大きくできませんが、武器効率は無限に大きくできます。これが第四法則でもあります。

ナイフを持った10人相手でも、一人で機関銃を持っていれば負けることがありません。

関根さんの場合で言えば、「研修評価と言えば関根」と言われるまで突き詰められれば、これが大きな武器になると思います。動画でも、HPでも研修評価を検索したら一番出てくる。

ネット時代は、無人兵器(第五法則)が勝手に動いてくれる時代でもあります。ただし、相手も同じ手段は使えるからこそ、しっかりした絞り込みで敵を減らすことが重要かと思います。

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●私からの返信

竹花先生、ありがとうございます!

>「小さな市場で強者の立場で戦い、強者(=1位)になる」

了解です!

>「差別化は質を変えることであり、それは商品(=武器)」
>武器効率は無限に大きくできます。これが第四法則でもあります。

なるほど!

>「研修評価と言えば関根」と言われるまで突き詰められれば、これが大きな武器になると思います。

はい!そうなれるよう情報発信に励みます。

>相手も同じ手段は使えるからこそ、しっかりした絞り込みで敵を減らす

だからこそ、小さな市場で、差別化された商品で、一点集中すべきということなんでしょうね。

納得しました!ありがとうございます!

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竹花先生、お忙しい中ありがとうございました! ランチェスター戦略を、更に深く学びたい方、「不倒の経営」勉強会、お勧めします!

https://isakigyou.livedoor.blog/archives/2182283.html

投稿者:関根雅泰

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