【木曜日25-41】ビジネス書

木曜日

【木曜日25-41】ビジネス書

○ランチェスター、知財、節税に関する本(4冊)

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『ランチェスター戦略 圧倒的に勝つ経営』 福永雅文(2022)

・量をやることで、質が上がる 量質転化の法則
・量の優位性を築くために、集中する。

・差別化×集中×接近戦=ナンバー1

・理念と戦略を橋渡しするのが、事業の定義

・シェア11%は、有名/無名、黒字/赤字の分岐点。

・飛び地型の多角化戦略は奨めない。
・周辺市場、周辺製品の「隣地型」の多角化戦略がお奨め。

・事業の形態は、2つのみ:見込事業と受注事業
○うちの場合は、TCが見込み事業、LWが受注事業

・受注事業者は、最大の顧客の構成比が、25%未満であることが原則。
○独立数年目の時、1社30%超えちゃった時があったよな~。そこから徐々に顧客を増やせて行けたから良かった。

・5つの販売方法:
 1)訪問 2)店頭 3)媒体 4)配置 5)展示
・新たな売り方を加えると、新たな顧客を獲得できる。
○LWの場合は、1)と3) TCの場合は、2)3)かな~。5)は今後考えてもいいかも。

参考:牟田先生
https://www.learn-well.com/blog/2016/08/post_468.html

・直接販売と間接販売

・弱者は、売りにくいから、直接販売。

・川下作戦と源流営業

・いずれも、ユーザーへの接近戦。

・地域に関心を持つ、それ自体が差別化となる。
・市場構造(点、線、面)や市場体質(うちもの、そともの)は、ランチェスター戦略を勉強していなければ、思いもよらないもの。

・プル戦略:遠隔戦。ネットでの遠隔戦は、弱者逆転の手法になりうる。
 プッシュ戦略:接近戦。

・顧客の格付けができれば、訪問頻度の最適化や攻略の方針の共有ができる。

・営業員の適性の第一は「誠意ある言動」
○25歳から営業をやって、もうすぐ30年。色々な人を見てきたけど、ほんとそう思う。

・移動時間と社内時間を減らすことで、商談時間を増やす。
・定期訪問

・定期訪問と訪問以外のコンタクトミクス
・コールド客に、月1回程度の情報提供

・案件発掘と案件進捗
○この間に、「C案件」を入れたら更に良くなる。
 D:信頼構築 C:提案・見積提出合意 B:提案済み(確度50%:YesかNoか)A:確定

・一人一人が何かでナンバー1を目指す。それが自信と誇りになる。
○これほんとそうだよな~。2社目の研修ベンダーではまさにこれをやってたかも。
 今の「田舎でミニ起業」だと、これが出来ないと、顧客を作れないし、長く事業を続けられない。昔も今もやっている事、目指していることは変わらないのかも。

・全員参加型の営業マニュアル作成。若手や業績下位者が、ベテランや業績上位者にインタビューをして作成。
○これいいな!素晴らしいやり方。ほんと絶大な教育効果をもつと思う。

・特定市場でナンバー1になることが、企業永続の必要条件。
 新分野への進出戦略に取り組むことが、企業永続の充分条件。
・ランチェスター戦略は、始めから両利きの経営。

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参考:その他のランチェスター本

竹田先生、福永先生、福田先生、小山先生、
https://www.learn-well.com/blog/2013/06/post_386.html
https://www.learn-well.com/blog/2024/01/lanchester_240104.html
https://www.learn-well.com/blog/2020/12/lanchester_201230.html

一倉定先生
https://www.learn-well.com/blog/2016/07/post_463.html
https://www.learn-well.com/blog/2024/07/ichikura-sadamu-sensei.html
https://www.learn-well.com/blog/2023/01/23-01.html

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『世界は知財でできている』稲穂健市(2025)

○合理化協会さんの月刊CD経営塾についてきた本。

・「知財」を攻撃と防御の武器として使いこなす。

・権利者から許諾を得る必要がないのが「私的利用のための複製」「引用」「学校など教育機関における複製」「非営利、無料、無報酬での上演」などである。

・「識別力」がない商標は、登録することができない。

・知財とは、不断の努力の成果。汗と涙の結晶。それが正当に評価される社会が壊されないことを願いたい。
・人間の創造的な行為がリスペクトされない社会になると、人類の知性が更に後退していくのではないか。

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『どんな領収書でも経費で落とす方法』 大村大次郎(2024)

・経費にできるポイントは「事業に関係するかどうか」
・レシートだけもらえばよい。
・メールの領収書は、印紙税の節約につながる。
・納税者側が、潔白を証明する必要はない。
・食事代を経費で落す 「会議費」「交際費」「福利厚生費」
・スーツでもカジュアルな服でも、会社のユニフォームになっていればいい。会社のネームをつけておく。
・「1年以上使用できる、一定額以上のモノ」については、使用できる期間(耐用年数)に案分して、経費化していく。これを減価償却と言う。
・役員報酬は、期の途中で増額はできないが、減額したり、未払いにすることはぎりぎり認められている。
・B2Bなら、インボイス登録の必要があり、B2Cなら不要。

・掛け金全額を経費にできる「経営セーフティー共済(中小企業倒産防止共済)」
・個人で加入する「小規模企業共済」 退職金の積み立てとして使える。
○この2つは、ほんと使い勝手が良い。

・あらゆる支出は、研究開発費に計上できる可能性がある。
・旅費規程をつくる。税務署に提出する義務はない。

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『ひとり社長の賢い節税』 杉田健吾(2025)

・経営における「攻め:稼ぐ」「守り:節税」
・法人には、私生活の概念がない。ひとり起業家の行動にプライベートは無い。すべて仕事。

・税金の違い

・お金の流れの違い

・すべて経費化できるように、逆算して行動。

・税務調査が入ったとしても、調査官は主として売り上げの計上漏れや、給与の不当な操作など、より悪質な脱税に近い大きな項目を重点的にチェックする。

・節税の目的は、手元に資金を残すこと。
・節税の基本は、いかに経費を賢く増やすか。
・合法的、効率的に税負担を軽減する。適切な経費計上や各種控除の有効活用を行う。

・税の世界のグレーゾーン。解釈が異なる。無知は損につながる。

・分身の術と分散の術
・役員報酬と給与所得控除。役員報酬を、家族で分散して受け取る。
・社長1人で高い給料をもらうと、税金や社会保険料が上がる。

・社長のボーナスを活用。

・月66万円の交際費を損金に。

・脱税の典型的な例は「白紙の領収書」

・売上「除外」ではなく、売上「漏れ」
・「架空」の経費ではなく、経費の「間違い」
・国税当局が、意図的な脱税行為を、指摘する際に用いるのが「除外」と「架空」

・売上の現金は、別管理。

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投稿者:関根雅泰

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