郷学研修所・安岡正篤記念館 ビジネス会員向け「古典講座(4)」に参加しました。

古典に学ぶ

ラーンウェル・ときがわカンパニー代表の関根です。

隣の嵐山町にある「郷学研修所・安岡正篤記念館」企画のビジネス会員向け「古典講座」に参加しています。2か月に1回、1年間かけて学んでいく講座です。

安岡正篤先生の書籍『先哲が説く 指導者の条件 ~「水雲問答」「熊沢蕃山語録」に学ぶ~』(1998、2005)が課題本で、講師は、安岡定子先生と、縄文アソシエイツの古田さんです。

2022年11月15日(火)18時~20時@Zoomで、第4回講座に参加しました。私の理解の範囲で、印象に残った言葉を記録しておきます。

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事前課題『先哲が説く 指導者の条件 ~「水雲問答」「熊沢蕃山語録」に学ぶ~』(1998、2005)の第四章

●第四章 失敗と工夫 (印象に残った個所の抜き書き)

・(失敗するのは)学ばないから。

・できた人は、成功したときよりもむしろ失敗のときの始末のほうが立派である。

○小人(才>徳)=できる人  君子(徳>才)=できた人 って言えるかも。

・「力行は仁に近し」(中庸)

・古典とは、現代の諸問題に対する解決の原理、原則というものを力強くちゃんと打ち出しておる。

・論語には、三種類ある:古論、斉論、魯論。『魯論』が一番通行した。

・聖賢の教は極めて平々凡々、誰でも実践できる道から説いている。
・もし英豪を以って教訓にすると、若い者を次々に台無しにするだろう。

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11月15日 当日講座

●安岡定子先生講話

・豊かな表現。何回か読んでいくと、腑に落ちる。

・当時の学び方は「人物」から学ぶものであった。

・才能よりも、徳を備えている人物の方が、良き指導者になれる。

・全権を任せられる良い人物がいるか?

・「君子は器ならず」
・リーダーは、器になってはいけない。
・一つの型にはまってはいけない。
・良い器(部下)を使いこなす

・人物を登用する際に「功ある者には、禄を与えよ。能ある者には、地位で報いよ」

・今回は「見通し」の話

・出処進退の「退」が一番難しい。

・古典を読む理由は何か?

・p150 古典とは、現代の諸問題に対する解決の原理、原則というものを力強くちゃんと打ち出しておる。

・安岡正篤曰く「論語には、人生の答えがある」

・終わりまで考えて、物事をやっているか?

・君子は問題を難しくしない。シンプルに物事を考えている。

・いかに自分がよき部下を育てたかを自慢する。

・無心になる為には、自信がないとダメ。

・見通しを持つのは、出発点から、どう終わらせるかを考えること。

・古典は当たり前のことしか言ってないが、なかなか実践できない。

・貞観政要
・部下の話を非常によく聞いた。
・聞く耳をもっていた。それが一番秀でた所。

・一つの古典を読むと、他の古典に広がっていく。

・終わりをどうするかまでの見通しを持つ。

・自分達のせいではないが、失敗する。その時の心構え。

・豊かな米蔵を見た時に「これで村は安心だ」と考えるのか「これで一儲けできる」と考えるのか。

・世の中の事例に対して、どう判断するのか、そこに、小人か君子かの違いがでる。

・渋沢栄一の論語解釈を聞いたことで、論語を読む人が増えている。

・だいたい最後の詰めが甘いと言われるが、どうするか。

・リーダーには色々なタイプがいてよい。
・その人らしさ。

・語る言葉が少ないのであれば、その言葉に重みがあるか、真実味があるかが大事。

・ことを難しくしない。

・渋沢栄一が論語を解説している。
・大久保利通、西郷隆盛、木戸孝允という明治の三傑は、君子。それぞれが違った。

・人物から学ぶのは面白い。

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●古田さん

・どうやったら足跡が残るかを考えてしまう。

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●グループ意見交換(30分ほど)

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19時15分~

●クラス共有

・読んで読みっぱなしではダメ。

○グループ1 Sさん

・大事を成すものは痕跡を残してはならない
・感謝の心を持つ

・評価する側の上司が、評価軸をもってやっているのか。
・上司の個人的な想いが、部下に伝わらずに、評価している恐れ。

・やめる判断。感情はおいておいて、データを基に。
・終わりを決めても終わらない。

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○グループ2 Hoさん

・どの文章に興味をもったのか、その背景を含め共有。

・「禍を残す」と言う所に気づき。
・「人生は勤る~」3代目で怠け者だからこそ、自分の都合の悪い所に身を置いている。
・「君子はことをシンプルに」毎朝5分の技術者への説明会を行っている。
・「はじめありて」フォーキャスティングだと無責任。終わりをイメージするバックキャスティングを意識してやっている。
・「失敗の始末をしている」明日クレーム対応

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○グループ3 Iさん

・「人間は疑い深くて」信じて任せるができないという点がある。
・「時を知り」使命感。
・「名馬~」能力に応じた適材適所。
・「力行は~」想いと行動が仁に繋がる。

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○グループ4 Mさん

・「軽率の」行動が重要。
・「大事を」自然にできたのか、自己研鑽が必要か。環境面が整ってきた。貧すれば鈍す。幸せはお金だけではなく環境。楽しさの源は若い人との会話から出てきている。子供とは真逆の対応。独りの人格として認めていくと、人間関係が豊かになっている。
・リーダーシップも変わってきているのでは。「自分が自分が」ではなく「皆でハッピーになろうよ」と。縦から横へ。今は大きくシフトしているのかも。

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○グループ5 Iさん

・備えをどうするか。
・内部留保を残しておく。
・失敗と工夫。

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○グループ6 Tさん

・リーダーとして「大事にしていることは何か?」
・何がチームにとって大事なのか、それを実践したメンバーを評価する。

・営業畑だと成果が重要。成果に走りすぎだが、理念、ポリシーが重要。成果主義にならないよう。
・率先垂範。声をあげて伝えること。
・工場の掃除を実施した。草むしりをしてたら、メンバーもやってくれるようになった。
・理念を体現している人を上にあげていかないと文化は変わらない。

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19時40分~

●安岡先生

・色々な意見が出ている。
・それが哲学を学ぶこと。

・正解を求めがち。
・二分する考え方が当たり前になっている。

・書簡のやり取りのレベルが高い。
・今抱えている案件から離れて考える。

・君子といえども間違えないことは無い。
・仁があれば、人は共鳴して、良い人材がやっている。

・月、太陽、星を、孔子がたとえに入れている。
・君子の失敗は、日蝕や月蝕と一緒。目立つ。失敗からどのように立て直すかを、皆に見せることができる。その後どうするかの方が大切。
・人は忘れていく。

・渋沢栄一の「論語」から入るのは、古典の入り口としては良いかも。

・安岡正篤は、人物から入って、人間学を語っている。
・渋沢栄一は、人物から入って、経済を語っている。

・世代間。背景が違う。
・上世代が理解してアプローチを変える必要があるかも。
・本質は変えてはいけない。

・新入社員研修をして、同じ質問をしている。
・「何を一番心掛けていますか?」
・早く仕事を覚えて一人前になりたい。5年前ぐらい前までの答え。

・時間を守る、人の話を聞く、自分の時間と仕事の時間を区別する。

・優先順位が変わっている。「早く仕事を覚えて一人前になりたい」という声が減った。

・物事の理解の仕方、組み立て方が違う人達と関わることになる。

・会社の理念は揺るがせない。

・古いものを大事にしつつ、若い人といかに仕事をしていくか、そのバランスが大事。

・上に立つ者ほど、学ばないといけない。
・上に行くほど、謙虚でないといけない。

・先入観のない、濁りのない目で、人を見る。

・「痕跡を残さない」

・何回も読むことで、腑に落ちる。日常の中に落とし込んでいくと、ある時「なるほど」と思える。

・次回、熊沢蕃山。

・「力行は仁に近し」
・そこに本質がある行いが、仁。

・仁は幅広い。仁を軽く見すぎない。

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皆さん、ありがとうございました!次回も楽しみです。

●参考:前回の内容

投稿者:関根雅泰

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