
○ワシントンDCに行く前に読んでおきたかったトランプ大統領本。まずは、トランプさんのビジネスマン時代(2冊+映画1本)
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『トランプ自伝: 不動産王にビジネスを学ぶ』D.トランプ、T.シュウォーツ(2008)
〇トランプさんの子ども時代~30代ぐらい
・私の取引のやり方は、単純明快だ。ねらいを高く定め、求めるものを手に入れるまで、押して押して押しまくる。
・大きく考えるためのカギは、あることに没頭することだ。
・取引で禁物なのは、何が何でもこれを成功させたいという素振りを見せることだ。
・相手が必要とするものをもつこと。
・人は、自分では大きく考えないかもしれないが、大きく考える人を見ると興奮する。
・景気が沈滞し始めると、清潔さが大いに価値を持つようになるだろう。
・論争の種になると売れる。
・トランプタワーの買い手のサイクルを見ると、世界経済の動きがよくわかった。
・日本人は、非常に商売のやりにくい相手だ。
・経営に関しては、きわめて簡単なルールにしている。競争会社から有能な人材を引き抜き、より高い給料を支払い、その手腕に応じてボーナスや様々な特権を与えるというものだ。
・政治家に確実に行動を起こさせるものはマスコミ。
・(1987年に)妻イヴァナは言う「あと10年たってもドナルドは、まだ51歳。~大統領選挙へ出馬することも絶対にないとは言い切れない」
・2015年6月16日、2016年の米大統領選に、共和党から出馬することを表明。
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『トランプ Trump Revealed』ワシントン・ポスト取材班(2016)
○幼少時から、2016年の選挙当選まで。裏付け調査もされて、客観的に書かれている本。著者たちの文体は抑えたものではあるけれど「こういう人を大統領に選んでいいのか?」「こういう人が大統領になる今のアメリカはどこかおかしいのでは?」という想いが伝わってくる。
・伝統的に民主党よりの社説を掲載するワシントンポスト。
・ピール牧師(『積極的考え方の力』著者)は、父フレッドを別にすれば、トランプが師(メンター)と仰ぐ唯一の人物でもある。
・トランプがやっていることは、一種の喜劇だ。
・人々はいつも、本当のD.トランプはどんな人間なのかと彼(トランプ)に尋ねる。
・トランプ曰く、人々に見せている姿こそが、トランプの本当の姿なのだ。
・億万長者のように考えるには「休暇はとるな」「短い時間で集中しろ」「テクノロジーに頼るな」
・トランプの救済策に最後まで反対したのは、日本の2人の銀行家だった。
・日本の文化では、借金を返さないのは、自殺にも値する恥ずべき所業だった。
・(アプレンティスというTV番組の成功で)彼は、愛と尊敬を手にいれた。それが、2016年の政治活動につながった。
・ブランドこそが、トランプの本業だ。カジノを運営するようなもので、きちんとやれば胴元が勝つ。
・「トランプ大学」で教えるのは、成功。
・(父の死によって)トランプは、自身を違う目で見るようになった。世界をつくりあげる人物として、自分のことを意識するようになった。
・政治家としては素人だが、国民の多くが不満に思っていることを嗅ぎつける確かな勘を備えていた。
・トランプ現象は「思想」というより「気分」
・気分を「はっきり言葉にできる指導者を持った」から、優れた力を持つ。
・(著者らは)インタビューで何時間話を聞いても、この人物が現実の存在とはなかなか思えなかった。
・アメリカの富を擬人化した存在というふうにしか見えなかった。
・アメリカが直面する問題の元凶は、外国人など「他の奴ら」だ。そう訴える人間がしばしば国民に支持されてきた。
・トランプがもし大統領に当選したら、アメリカを世界との対立という危険に引きずりこみかねない。
・トランプは、倫理観がない。
・トランプは、真実を語り、政治的に正しい建前やきれいごとを言わない。
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映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2025年1月17日 日本公開)
○5月17日(土)ワシントンDCへ向かう機内で視聴。不動産ビジネスに関わり始め、一人目の奥さんと結婚し、トランプタワーを建てる頃までの話。
・弁護士 ロイ・コーンから学んだ成功の法則:攻撃、否定、負けを認めない
・トランプさんが出ていたTV番組「アプレンティス」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9
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