『再興 THE KAISHA』読書会議(1)を開催しました。

読書会議

『再興 THE KAISHA』読書会議(1)を開催しました。

ラーンウェル代表の関根です。

2022年12月16日(金)18時~20時、『再興 THE KAISHA』読書会議(1)を開催しました。

今回は、10名中8名の参加となりました。差しさわり無いと思われる範囲で、どんな意見交換となったのかを共有します。

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18時~、Kazumaの進行でスタート。

●自己紹介

○関根

・この本で読書会をやりたかった理由。特に、若い人と一緒に。

○Yaさん

・研修関係の仕事。シェーデとは「両利きの組織」でも関わっている。
・今年、書籍が出ているのは知らず。社内でも知らない。
・一人で読むのだけでなく、仲間と学ぶ。
・次回以降は、呑みながら参加できたら。
・来年春ごろに、この本も、社内読書会で取り上げたい。

○飯田さん

・最年長。90年代~2000年代を作ってきた責任。
・2000年代後半から独立。
・エンジニアでプログラムを書いている。
・若い人に伝えるために、新人研修も実施。
・宇宙が好きで、衛星レベルで開発。
・刺激、熱が伝わったら。
・61歳。

○安田さん

・現役の比企起業大学生。
・旦那の建築設計を手伝い。
・難しくて途方にくれた。
・感想が稚拙すぎて。

○髭さん

・2000年入社 43歳。
・銀行向けのシステムのエンジニア。PJマネジャー。
・予期せぬUnexpected careerチェンジ。
・人事 7年前に関根と会った。
・採用の責任者。新卒採用。人気をあげたり。
・金融機関のグローバルの連携を強化する。
・M&A、ベンチャーへの出資。
・22年7月にキャリアチェンジ。採用を強化すべし。金融領域の採用。
・とった後、エンゲージメントを高める。
・今回の本を紹介されて、興味あった。
・終身雇用、日本の人事システムの悪。今の断片を切り取ると悪。どういう経緯で出来てきたのか見えてきた。
・外人に日本のことを教えられるのはどうなのかと思った。
・前回の勉強会も参加して、一人一人の解釈が面白いなと。

○林さん

・外人に言われた。
・日本人は自虐的。アメリカ万歳。
・日本人は謙虚。アメリカ人はオープンに。

○カズマさん
・社会人2年目。25歳。独立。
・この本を読んで思ったこと。楔形文字を読んでいる感覚。普段読んでない領域。
・パーパス経営とのつながり。

・高度経済成長 1950年代、ネット社会、AI時代、
・不足していたこと 
・潜在課題を見つけるのが、パーパス経営。
・情緒的価値 企業に属す

・パーパス経営 目的経営 会社が目指すべきゴールに向けて、

○Kaさん

・お会いしたくて参加した。
・都内の病院で働いていて、院内の研修。
・研修を内製化している。
・前回の読書会にも参加。
・テーマが難しすぎてついていけるか。

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18時25分~

BORへ。

●関根部屋(はじめに・第1章)

○飯田さん

・感想 日本人としてネガティブに見ていた。著者が日本をポジティブに見ている。
・3~40代は考えずに
・これだけ失われた20年をポジティブにとらえているのが凄い。
・バブル前を知っているので、
・言われてみれば、安全、安心は、日本の良さ。

・バブル イケイケ なんでも儲かった。言われたことやってればお金が入った。皆でタクシー。東京。ジュリアナ。
・ピークが来ると思ってなかった。いっきに止まった。ギャップが酷くて。
・浮き沈みを感じずに、堅実に生きてきた。
・多角化が正しい。ソニーにいた当時。

○安田さん

・本の感想。難しくて。
・分からない言葉が多い。調べて解釈しつつ読んだ。
・4章以降に答えが書いてあるのかも。
・この本だけでは理解できず、他にも読むべき本があるのでは。
・日本人にとっては普通。
・日本人にとっては、この考え方しかなかった、それ以外何があるんだろう。

・2章で野球の話。日本でなくても全員の意見が必要では。
・日本独自ではなく、野球の独自性では。

○和馬さん

・フィリピンの人に対して、クラウドファンディングで支援。
・日本がアジアで信頼されている。
・安心、安全。フィリピンは電子マネーが進んでいて、日本は遅れていると思っていたが、お金に対する安全、安心が担保されていると言えるのかも。

・日本人でパスポートを持っている人2割。

・フィリピンの人が、日本を尊敬しているというのは嬉しい。
・今のほうがあるかも。落ち着いたビジネス。

・バブル以前、日本人はアメリカに対してコンプレックスを持っていた。
・はじけて、追っかけなくなった。

○小林さん

・この本を読んで、日本を否定するメディアが多い。
・ネガティブな情報に、人は食いつく。自分もそう。
・日本に対して嫌だなと。
・この本を読みながら、心の中のザワザワ。
・自分の感覚を解きほぐしてくれる。
・良い部分も見ていく必要がある。

・ザワザワ 日本のことを肯定している。本当にそうなの。
・経営者家族に生まれて、すごいやばい社長たちを見ていて、こういう人たちが、経済をとめていたのでは。
・本の中では、大企業の話が中心。

○安田さん

・ザワザワ。本に書かれていることがほんとかな~。
・自分が感じてないことが書かれているので、ほんとかな~。
・バブル時代、本当に、誰も疑問に感じてなかったのか。

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●林部屋(はじめに・第1章)

Yaさん
危機感と向き合いながら、が、はじめに。覚悟を問われている。いやにならないこと。サスティナブルな事業経営につながる。

劣悪な環境がいまだにあるのを意識しなければいけない。うけいれてむきあう。日本のいいところ。

1章。DXとデジタル製造。実感がわかない。100ロボットを入れられるわkではない;。熱すぎて溶けちゃう。努力が求められるけど。でも、「非現実的」と言われてしまう面も。

アメリカと中国の違い。人口、国土。中国に抜かれた、が喧伝されているが、日本が3位なのはすごいが、悲観的になる必要はないが、危機感をもつのは大事。

歴史的な背景を感じてくれる人は共感してくれる。上の人達。若い人はすぐ切り捨てる。伝える努力が必要かな。

Kaさん。
世代。連想したのは、自分より上の人から相談。研修の提案。高度経済成長。乗り越えてなんぼ。理不尽が普通。今は承認でやっていけると。新人はそういう心構え。中堅は困っている。吐き出せる場所がないと。ベテランのインタビューでは、新人をサポートするには、中堅もケアしないと。育ってきた環境が違う。次の人達にどう切り替えて対応していくのか。

Yaさん。
中堅がしんどいから、新人も辞めちゃう。それぞれが受け身になっちゃいけない。私も中堅。助けを求めるけど、助ける。互いに。お互いに支援。プレーヤーからマネジャーへ。自分が球拾いする。本来やることを気づかされる、気づく。互いにがんばる。

髭さん。
会社って、いろんな世代がいる。いろんな個性、バクグラウンド。パーパス。それも一つだし、違う人たちが成功する秘密は何だろう。
昭和とか平成の管理職は新人をどう見てる?辞めちゃう。採用でも、第二新卒、半年くらいで転職活動。どうなん、と思うけど、苦しくなった時に簡単に逃げる、転職ではなく、頑張ろうという根っこの部分は何だろう?信頼がどこまで根底にあるか。会社と従業員、上司と部下。周りの人との。ちゃんと拾ってあげられる関係性。
世代で簡単に割り切ったものではなく、濃密かな関係性をつくっていくのは大事。

Kaさん。
日本の良いところに注目したのはなぜ。驚いた。研修企画運営評価。社会が変わっていくと昇進や研修の再設計が必要。
昔はよい講義をする人が必要だったが、今はユーチューブとかがある。社会が変わってきているので、研修方法の再設計をどう考えればよいのか。研修の構成や意図は?

Yaさん
研修体系を作り直すのは必要。もう一度見直さないと。環境の変化、組み立ては必要なのか。当たり前にとらわれず、協議が必要。

髭さん
エンゲージメントを高めるを経営テーマとしてやろうとしている。数千人のエンゲージメント。中堅どころが辞めて、新人が入ってきている。新人から育つのがやっぱりいいかな。国力が落ちる、中途だけだと。働く幸せとは?働く幸せ研究会を立ち上げ。
本を読んだ感想。うちの会社は日本の縮図。本は示唆に富んでいた。失われた20年、30年。外国人にここを教えられるのか。社会が壊れなかったのは、我慢強さと政治のすごさ。暴動が起きたりとかしない。そこって日本人のすばらしさ。タイトな文化の良さを理解した。
研修体系を2年で作り替えろと言われた。

Kaさん。
いろいろな人と交わった新しいことを感じるのが大事。だからこそこういう会に参加したいのかな。

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18時55分~

●クラス共有

・外国の人に、日本の良さを教えてもらうのはどうなの。
・心地よさを感じていた所から、居心地の悪さ。
・適切な居心地の悪さ。
・色々な人と交わって、新しいものを感じる。

・研修体系を変える大変さ。

○Kazuma
・唯一のバブル時代の経験者。
・野球文化の違い。
・安心、安全な社会。遅いからの良さ。
・日本の悪い点にばかり目を向けていた。

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19時~ 休憩 5分

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19時05分~

BORへ

●関根部屋(第2章・第3章)

○飯田さん

・集合ニッチ戦略
・日本が生き残るのはニッチ。

・1章~3章 再興が上手くいったのか。
・一気にシフトせずに、根っこのコアな部分を大事にしながら。
・社会不安を招くことなく、今の地位を築くことができた。

・安心、安全でない働き方をしている。そっちのほうが学びがある。
・分断が起きてほしい。
・モラルでおさえられている部分を、喜怒哀楽があふれる社会になってもよいのでは。
・もっと情緒的な部分が出てもいいのでは。
・今の人たちは、スマートに刺激を受けつつ、成長するのがよいのか。
・昔の日本は、野蛮な中で。

・ありたい姿は?
・個人としては、家族経営。経営者が既得権益を使って、他の人を苦しめていた。ずっとぬるま湯につかって、学ばない。
・この人たちを変えないと、日本の経済は変わらない。

・学ばないからこそ、他の人たちの価値観を尊重しないのでは。
・情報収集しているが、学んでないのでは。
・「カズマにとって学びとは?」

・がむしゃら、横のネットワークを作って。飯田さんの親御さんも経営者。

・他人の価値観を受け入れられるか。
・スキルの多様化は良いが、価値観の多様化は、分断を生むのでは。

・事業を継ぐ予定は? ない。

・経営者のご家族は、反面教師? はい。

・自分で起業したのは、そういう風にならないぞと。
・自分なら、まずは就職して、外を知るのもあるのでは? 就職しなかった理由は、起業家が周りにいた。就職だけでない道があった。関根さんの働き方を見て、尊敬できるところもあった。

・それは恵まれていると思う? 恵まれていると思う。
・多くの人を尊敬できている。

・Kazumaは学び上手。

○安田さん

・東日本大震災 自宅にいて、TVをおさえて。
・当時の旦那さんは、歩いて帰ってきた。粛々と。それ以外にも何かあった。
・書いてあることに、違和感。
・日本人だからこそ、静かに。

・マツダを救ったのは、新車の購入協力。
・グループ企業

・Shame 恥、恩知らず 勝手に感じている

○安田さん

・女性は、派閥が露骨。男性は、水面下。
・コールセンター。派閥が必ずあった。派閥の長から、かまわず呼ばれて、仕事の面で陥れるような発言があった。
・自分が女性であることが嫌になった。陰険。
・歓迎会に呼ばれて、派閥に入らないかと。

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●林部屋(第2章・第3章)

髭さん
新しいビジネスをつくるときのぶつかるのは外資系。リスクテイク、イノベーション。新しいことをやろうとしているとき、承認プロセスがアナログ。千三つとか言っているけど、遅いのでは。
柔軟性、創造性、厳格な方法で導入するのが必要。確かに、と思った。日本という国のタイトな文化に起因。
社会の秩序を維持する、経済成長よりも。メンタリティにあっている、日本人の。集団で暮らすという助け合いながらやっていく信頼という日本人の文化が根付いている。起業と従業員などの相互義務。信頼が根底なのが重要。
タイトな文化、秩序を大事にするタイトな中で、終身雇用をやめられるのか。

Yaさん
人事制度。欧米に行くのはばかげている。アメリカより、まだ、フランス。フランスはホワイトカラーか否かは子供のころに決まってしまう。深い問題。各国ごとの。青い鳥症候群になってはいけない。正解はないけど。

髭さん
終身雇用という一つの断面から入ってしまう人もいるけど、それ以外の社会保障とかが複雑に絡み合っている。何が絡み合っているか経緯も含めてひも解く必要。
少子高齢化。社会モデルの変化。避けては通れないイシュー。

Kaさん
伝統的手法で新しいものを作り出すの共感。何かが変わるときは今までどうだったのかな。
白黒写真がデジタルに。どうやって変わってきたのかな、何が変わるのかな。変わってきた経緯があるなら変わっていけるのかな。でも、何が変わるのか捉えられない。

Yaさん
価値観と規範。社会心理学の基本的な考え方。価値観をシフトする必要があるのか。タイトな文化。空手をやっていた。学べるのもがある。変わる変われない変われた。気づかされたのは、しぶとくやっていた人に。そういう人がけん引。規模感はあるけど。うねりが起きてくる。面倒臭い段取りを意地でもやるんだろうな。絶対折れない人。
グローバルな時代は、しぶとくだけで追いつけるのか。DXとかイノベーション、効率化は大事。危機感。変わる場所は「ニッチ」。気づかないうちに変わっていく。それが根幹を担う。ニッチだけどマジョリティを持っている。何年間後に遅れて現れる。社会的な変革が起こるのかも、起こさないと。

Kaさん
新しいことを成し遂げた部署。なぜできたの?できるまでやっただけじゃない、と。固執するべきところじゃないことではなく、時代などの見極めが必要。その上で変わるまでやり続ける。実感して、抵抗していた人も変わる。ファーストペンギン。やり抜ける人の存在が必要。

Yaさん
倫理、大事。パーパス経営にもつながる。多くの社員が認識するために、分かりやすく伝えないと。大事なことを伝える。うちの部門ではどうなのか。他責な人はいる。問題が見えているので悪くはないが、新橋の酒飲みと変わらない。問題解決に行けば。組織人間と取引人間。
自ら解決しようとすれば。生産性を上げる状態に。

髭さん
価値観と規範は難しい、何を変えるのが正解?企業の価値観と個人の価値観。ワークライフバランス。改めてコロナで考えるように。当たり前が変化。いろんな価値観の変化が社会環境の変化で。会社の価値観との整合は?当たり前の中の無駄に気付かされた。

Kaさん
社会が変わって会社が変わると、方略も変わるのかなと。会社への適応の仕方も変わっていくのかな。今までの会社の在り方だったらこう適応すればよいのかな、というのがあるが、これからは適応の仕方は変わっていくのかな。

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19時40分~

●クラス共有

○安田さん

・派閥。仕事をさせてくれないという社内いじめ。
・他の派閥の人に助けてもらった。
・半年で管理者になると目標を定めた。
・派閥の存続をしていた。

○Yaさん

・悪いことに気づいているのは良いよね。
・会社の批判をする人。他責的。でもそれは悪い人ではない。問題と捉えて、問題解決につながるので良い。
・くだまいている人と同じ。
・上司とかけあって。
・組織人間と取引人間。
・悪口を言って見返りを求めるのではなく。

○Kaさん
・社会が変わっていくと、会社が変わっていく。
・会社への適応、今までと、これからでは違うのでは?
・組織社会化では、どうとらえているのか?

○髭さん

・価値観と規範というキーワードから。
・個人の価値観。当たり前に、会社に行って、チームの人と仕事をして、呑み会をする。
・その当たり前に疑問を投げかけられた。
・どうでもいい呑み会は必要なのか。

・自分が生きる意味。
・レストランオーナーが、コロナをどうとらえているか。本を読んだ。
・自分達の仕事は、世の中で「不要不急」という扱いを受けた。

・個人の価値観が、コロナで変わった。
・会社と個人の信頼関係がベースにある中で。
・会社の価値観。

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19時50分~

●ふり返り

○髭さん

・色々な方の話を聞いて、面白かった。新しい気づきも一杯あった。自社は、日本の縮図。伝統的なPJで仕事をしていた時は、タイトな日本の分化は居心地が良かった。
・グローバルな仕事をしていると、居心地の悪さを感じた。
・その居心地の悪さが成長につながる。
・日本は良い国。今後どういうモデルが良いのか、今は大企業にいるので。

○飯田さん

・ディスカッションできて良かった。
・ミッションをもっているのは良い。
・自分がどう生きたいか、ミッションが見つかると良い。
・宇宙がミッション。それが見つかると、走っていける。
・経験したことが、活かされる。

○Kaさん

・こういう機会がないと、この本は手に取らない。
・いつも考えないことを考えて、居心地の悪さを感じた。

○Yaさん

・この本を紹介してもらって良かった。
・皆さんと議論して、立場も環境も違う中で、表面的な話でなく、深い話ができるのは、良い時間だった。
・逸脱したことをしないと、存続できない。
・それが実現できる部署とそうでない部署があり、それが分断されないことが大事。
・今年から個人事業主になった。収支バランスはマイナスだが、本業に活きるところがある。
・個人としてどんな環境でも適応できるだけでなく、組織への貢献やつながりは維持する。
・お互いに活性化される、存続可能性を高める。

○安田さん

・皆さんの感想を聞いて、次の章をしっかり読まないと。
・楽しかった。

○林さん

・本に付随して突っ込んでいけるのが良い。
・でしゃばらない。最年長が受け止めてくれている。

○和馬さん

・とっぴょうしない発言を受け入れてくれた。
・経験がまだ浅い。

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ご参加くださった皆さん、進行役を務めてくれたKazuma、メモを取ってくれた林さん、ありがとうございました!次回(1月20日)も楽しみにしています。

投稿者:関根雅泰

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