新入社員の声_210419

1.新入社員の育成に関して

2021年4月上旬~中旬にかけて、各社様で、新入社員向け「仕事の学び方・教わり方」研修を担当させて頂きました。

導入研修中や配属先で、いかに自分から学んでいくか、受け身ではなく能動的に動いていくか、について考えてもらう研修(半日~1日)です。

「教わり上手な後輩」として、先輩たちから可愛がってもらい、早く職場になじんでいくためにどうしたらよいのか、組織社会化研究の知見を基に、学んでいきます。

技術スタッフのチーム企が、定性データと定量データをまとめてくれましたので、差しさわりのない範囲で共有します。

今年(2021年)の新入社員が「感じていること・考えていること」の一端が見えてくるのではと思います。

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開催日:2021年4月2日、7日、12日、14日

会社数:4社様

参加人数:285名

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1.新入社員が、この時期に、社会人になることへの「不安と期待」

ユーザーローカルのAIテキストマイニングを使用(社名、部署名、個人名は、データから削除した上で解析)

ワードクラウド(16,151 文字)
スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。 単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています。

ダイジェスト
文書中の重要な文のみを抜粋して表示します。

・自分が成長できることへの期待
・配属先の人間関係が不安。
・ちゃんと仕事をすることができるか

〇やっぱり「期待」より「不安」の方が大きいのでしょうね。研修中の発言でも、「人間関係」「コミュニケーション」が不安でもあり、新しい出会いで自分が成長できるという期待もあるとのことでした。コロナの影響での「リモート」に関しては、不安でもあり、通勤が不要になり他のことができるという期待もあるそうです。

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2.新入社員が考える配属先での「自ら学ぶ姿勢」の示し方

ワードクラウド(10,110文字) 

ダイジェスト

・積極的にメモを取り質問する。
・積極的に質問していく。
・わからないことは人に聞く。

〇学生時代の経験からも「質問」が大事だということは、皆わかっているようです。ただ、忙しいであろう先輩に質問して良いのかという不安は持っていました。また、積極的な姿勢で「メモ」を取ることの重要性も分かっています。あとは、現場でそれらを実践できるかですね。

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3.新入社員が考える、自分たちが「今できること・すべきこと」は何か?

ワードクラウド(9,631文字)

ダイジェスト

・研修で学んだことを振り返る
・会社のことを知ること。
・わからないことを出来るだけ減らす。

〇研修期間中でもあり、今できること・すべきことは「学ぶ」ことである、と考えているようです。そのためにも、研修内容を復習し、会社のことをよりよく知ろうとしています。また、配属先で「ビジネスマナー」が実践できるのかが不安だそうで、こちらについてはさらに学んでいきたいと考えているようです。

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4.新入社員が、研修に参加して「学んだこと・気づいたこと」

ワードクラウド(16,890文字)

ダイジェスト

・学び方の姿勢として、当事者意識を持つことは大切。
・受け身ではなく能動的に行動することが大切。
・成長するためには、自らが学ぶ姿勢だけでなく
 まずは自分が出来ること、出来ないことの把握をする。
・自ら学ぶ姿勢=情報検索というワードが印象に残った。

●新入社員の声(元データ 抜粋)

・働くことに関して不安や期待がある中で、きちんと自分ができることを見つけて能動的に仕事をしていくことができそうな気がした。それはとても小さい仕事でよいし、むしろ誰もやらないような雑務でもよいことが分かった。また、先輩などによく質問したり話を聞きに行ったりすることを通じて徐々に職場に慣れていき、職場に慣れることによって組織の中で結果が出せる、という順序を学んだ。なので、焦らず自分のできること・すべきことを見逃さないようにしたい。

・これまでは自分の不安なことばかりが目についていたが、仕事を教えてくださるメンターも不安や緊張があるのではないか、と考えを巡らせることができた。自分がどう学ぶかを考える時に、どのような質問をしたり整理したりしたら、相手が自分を理解してくれて助けてくれるのかという視点は常に持つようにしていきたい。

・当事者意識や能動的な行動など、改めて社会人としてのマインドセットの必要性を感じた。心持ち次第で将来のキャリアは変化させられることを気づいた。同期とのディスカッションを通して、新たな学びを得た。

・新入社員のあるべき姿やこれから先何をどうしたらいいのかこと細かく教えていただき、ありがたかったです。配属前の不安な時期に一つでも多くの不安要素が取り除けたのはとてもとても大きかったです。

・仕事を教わる際に大切なことは「自ら学ぶ姿勢」「セルフマネジメント」「自分の理解度を把握してもらうこと」である。具体的には、上司や先輩をよく観察し、積極的に質問し、よく耳を傾けるという情報探索をする姿勢でまずは会社に慣れること(新人の適応)が必要であると学んだ。

・大切な3要素として傾聴・観察・質問があったが、今回の研修でのグループワークを通じて自分が話しているときのチームメイトの反応や最後のお互いの良い点を共有する中で自分にはない視点を得た。これは、研修後の先輩の立場で考えたときに、自分が困っているときの先輩との意思疎通や関係構築につながると思った。

・ここまでの研修で仕事上コミュニケーションが重要な要素であることは学んでいましたが、効果的なコミュニケーションのための方法論をより詳しく学びました。最も痛切に感じたのは、メンター(先輩方)も同じ人であり相手の立場に立って考えるのが重要であることで、教えてもらうというシチュエーションに限らず常に意識していきたいと思います。また同期間でも観察すると各々長所があり、真似できる点は積極的に取り入れていく所存です。

・愛され社員、教わり上手の後輩になるためには、自ら学ぶ姿勢、教えてもらう努力が必要ということが分かった。そのためには被害者意識ではなく当事者意識を持ち、会社の一員として仕事をしていこうと思った。

恥ずかしながら、メンターには教えてもらって当たり前という意識が若干ありましたが、本講義を受けて、「メンターも人間」「愛され上手な後輩になる必要もある」「主体的な行動が重要」ということに改めて気づかされました。

・新入社員が気を付けるべきことについて、体系的に学べたのがよかった。特にOCB:組織市民的行動は、概念を知っているのと知らないのとで、行動に移せるかが大きく変わる部分だと思う。研修中でもできることはあると感じたので、より広い視野を持って全体最適を志向した行動を心掛けたい。

・みんな不安なことなどがほとんど一緒で安心した

・挨拶やメモを取るなどの基本的なことが大事

・学生でも社会人でも一番大切なことは挨拶だと感じました。愛される社員になるために、挨拶・気配り・積極的な姿勢を意識して頑張りたい!

・悪い人はいない。自分からアクション起こしていくほうが打ち解けていけると思った

・新入社員のほとんどの人が同じ不安を持っていたことが知れた。自ら学ぶ姿を先輩に見せることで不安を少しでもなくすことが出来ることを学んだ。

・新入社員、先輩社員の関係では、教える側だけでなく教わる側の姿勢も意識する必要がある。自ら学ぶ姿勢が大切。

・今までは主観的に新入社員を考えていたが、この研修を通じて上司からみた新入社員について考えることができた

・人の悪いところはすぐ目につくがいいところは意識しないと見つからない、その通りだと思ったし、いいところを見つけた方が確実に心にも良いはずなので今後とも意識していきたい。

・学ぶということは、決して1人でやっていても足りない。先輩や同期など色んな人に上手く教わる事が大切である。

・私たちに対して、先輩社員の方がどんなことを思いながら教えてくださるのかがわかりました。

・学ぶ姿勢としての具体的な方法や、先輩に対しての接し方、何か困った時の解決の方法など、教わる側としての心構えをわかりやすく教えていただきました。教わる側の講習というのは貴重な機会だと思うので、しっかり振り返りしたいです。

・新入社員のもたらすポジティブ、ネガティブな効果は初めて知りました。こっちがどうこうできるものではないけれど、可能ならポジティブな影響をたくさん与えていきたいです。

教わり上手が仕事上手なのだと感じた。自分もそうなれるように頑張りたいと思う。

なぜ会社では能動的に振る舞う必要があるのかという理由に納得することができた。

・自分だけでなく、上司や会社そのものまでに影響を及ぼすことのすごさと怖さにも気づくことができた。

・雑務(OCB)は付随の作業ではなく、積極的に行うことで自らの信頼を作り上げることができる

・新入社員で何ができるんだろうと思っていましたが、OCBの仕事があることに気づきました。

・今まで会議、ミーティングの役割分担は、進行役とタイムキーパーくらいしか決めてこなかったが、もっと他に役割も決めることで、会議がいい方向へ進むということを学んだ。また、一人ひとりの意識の持ち用で、個人やグループが大きく成長できるということも知ることができた。

・「教わる」というのは、教える側の力量だけでなく、教わる側の力量も重要であると感じました。自分でできる努力をした上で教わりに行くことによって、より深い学びにつながるということもわかりました。

・好かれる後輩、教えてもらえるような後輩になるにはどうしたら良いのかを深く考えたことがなかったので、とても勉強になった。質問するだけでなく上司を観察して傾聴するというところを学んだ。たくさん聞きにいくのが良いことではなく、自分が何を分かってないのかを明確にして聞きに行きたいと思った。

・学生から社会人になることは、不確実な所に飛び込むことであり、不安になることは当たり前である。そして組織社会化する、という話をきいて、自分の不安は当たり前で気にすることはないと前向きになれた。受動的ではなく、自ら学ぶ姿勢を見せて能動的になることを意識していこうと思う。

・講習では教わらないような、質問の仕方や雑用など詳細な点についても話し合う機会があり勉強になった。また、班のメンバーもしっかりと話を聞いてくれる方で、配属後困った時も頼りにすることができるため安心した。

・先輩方に聞きに行くことはあまり良くないのではないかと思っていた。しかし今回の研修で先輩に質問しないと先輩方が理解の把握に困ることがわかったので積極的に聞こうと思った。

・OCBの考え方が印象に残りました。いま、新入社員として配属していく中で、右も左もわからない状況です。しかしOCBの考えがあれば、自分のするべきことが明確になり、進んで積極的に行動することができます。自分の価値を高めるためにも、OCBを大切にしたいです。

・この研修を受ける前までは、学校が学ぶ場所で、会社は働くだけだと思っていたが、この研修を受けて会社は働くだけではなく学ぶところでもあるということを学びました。

・共通点をさがしてコミュニケーションの発展行うことを先輩がやっていたことに気づけました。

・話題作りのための共通点を探していきたいと思った。愛され社員になれるよう自ら学ぶ姿勢をつけていきたい

〇「教える側の先輩も同じ人間」「不確実なのだから、不安があって当然」「自分たちにも会社に貢献できることがある!(OCBの実践)」等が伝わっていて、嬉しかったです。

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5.研修直後アンケート

(5:まったくそう思う 4:だいたいそう思う 3:どちらとも言えない 2:あまりそう思わない 1:ぜんぜんそう思わない)

1)理解度

2)自己効力感

〇研修を通じて、「学び上手・教わり上手」としてどんな行動をとればよいかはわかった(理解度高)けど、実際に配属先でそういう行動をとれるかは若干不安(自己効力感中)ということでしょう。確かに、まだ配属先の様子が分からないですから、仕方ないことかもしれません。今後の研修では、より配属先の様子を伝え、そこでの自分たちの行動をよりイメージしやすくする工夫が、私たち運営者側には必要になると思いました。

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3)親密度

〇大多数の新人が、同期との関係性を築きたいと考えている中、そうでもない新人が少数でもいることに、正直驚きました。何故そう考えているのか、何かの機会に話を聞いてみたいです。

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4)入社満足度

〇この問いを聞くのは、少し勇気がいったのですが、それでも、大多数(96%)が、「この会社に入って良かった」と回答してくれていて安心しました。「どちらとも言えない」という数名(4%)がいますが、今後の配属等で変わってくることを期待したいです。

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以上です。

参加して下さった新入社員の皆さん(285名)、企画して下さった人事教育担当の皆さん(4社様)、そして、準備運営に尽力下さったパートナー講師 ラーンフォレスト林さん、チーム企 栗原さん、Kazuma、風間さん、ありがとうございました。

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参考:

昨年(2020年度)の様子:

投稿者:関根雅泰

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