「KJ法 研修」を受けてきました。

企業内教育担当者向け

2016年2月6日(土)13時~19時@京都
川喜田二郎先生の本を読んだことがきっかけで、
https://www.learn-well.com/blog/2016/01/post_455.html
KJ法研修(個人1日体験コース)@霧芯館に参加してきました。
http://mushin-kan.jp/contents/globalnavi1183454164734.html

(・研修資料、講義内容 ○関根の独り言)
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・野外科学=KJ法 
・データをして語らしめる。
 仮説発想であって、仮説検証ではない。統合であって、分析ではない。
・「KJ法を使って分析、分類」はない。
・大→小への分析をしない。 小→大への統合をする。
・主体→客体 上から目線で操作を加える。
 KJ法では、主体と客体が一緒にお風呂に入るような感じ。
・「自分というバイアス込みで、データに語らせたらこうなった」という
 言い方になる。
・取材学:探検ネットで、元ラベル(データ)を出し切る。
     多段ピックアップで、元ラベルを絞る。
・2R累積KJ法:判断、解決策
・個人KJ法と、グループKJ法はやり方が違う。
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・狭義のKJ法:ラベル作り→グループ編成→図解化→文章化
1.ラベル作り
・1枚に一つの志(全体感を背景とした訴えかけ)
2.グループ編成(統合結果が10束以内になるまで繰り返す)
1)ラベル広げ 
・数回よく読む 分類しない
○裏がすべる紙のほうがやりやすい。ポストイットでは無理。
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2)ラベル集め 
・2~3枚 一匹狼可 ストーリー、因果にしない
 志が近いものをセットにする 
○勝手にストーリーを考えてしまう。分類しそうになる。
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3)表札づくり:核融合法
①ラベルを並べる
②キーワード(殺し文句)志を「自分はこう感じた」と示す
③点メモ 全体感
④短歌作り
⑤化粧直し
・ストーリーを勝手に作らない。足し算にしない。概念的、包括的に
 まとめない。分類しない。自分の意見を主張しない。
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○この表札作りが難しい。2~3枚を上手く包めるちょうど良い大きさ
 の文章が難しい。つい短くしすぎたり、一部のみカバーする内容に
 なってしまう。先生に指摘されながら何とか書いていく。
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 ここが苦しい。頭が痛くなる。
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1段階目のグループ編成で、束が12になったので、10束以内になるよう
2段階目のグループ編成に入る。
○2段階目のほうが楽。少しずつ、塊になってくる嬉しさ。
 なんかだんだん見えてくる感じ。
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○でもここで時間切れ。6時間があっという間。疲れた~。
 並べて構造化し、図解化した後、文章化は、宿題ということに。
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○KJ法は、やっぱり深い。
 研究手法として、統計を少し学んだ時のような感じ。
 生半可では身につかない。
 「ポストイットで書いたものを分類する」のはありだけど、
 それを「KJ法」と呼んではいけない。
 KJ法は「下から上へのボトムアップ」「仮説発想」「Abduction」
 「分析ではなく統合」「出た意見を整理する、分類の手法ではない」
 ということを改めて感じました。
 簡単には使えない手法だけど、俺は研究者ではないから
 KJ法を正確に使えるかということよりも、KJ法の考え方である
 「あがってくる声(元ラベルの訴え)に、謙虚に耳を傾ける」 
 「トップダウンで、上から目線で、勝手に分類しない」
 の2つを、まずは意識していくべ。
川喜田先生、ありがとうございました!
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余談:
京都での午前中、左京区にある「恵文社」という本屋に行ってきました。
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『街を変える小さな店』 堀部篤史 2013年
https://www.learn-well.com/blog/2014/05/post_414.html
を読んで、行ってみたいなーと思っていたからです。
入ってすぐに、子供向けの本コーナーがありました。
関東の本屋では見かけない魅力的な本がたくさんあります。
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子供たちへのお土産に何冊か買って帰りました。
(本屋が無いときがわ町に、いつか本屋を創りたい、と
 密かに夢見ています。)

投稿者:関根雅泰

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