東大MOOC「Interactive Teaching」第8週

授業

いよいよ最終週です。

(・講義内容 ○関根の独り言)
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Week8 キャリアパスを考える2~ポートフォリオの利用

●ナレッジ 構造化アカデミック・ポートフォリオ
・Structured Academic Portfolio (SAP)
・大学教員としての活動をまとめたもの(内省、展望を構造的に行う為)
・Education教育、Research研究、Service管理運営、社会貢献
・本文と根拠資料の2部にわかれる
●ナレッジ SAPチャート作成の意義
●ナレッジ SAPチャートの作成~教育
●ナレッジ SAPチャートの作成~研究
●ナレッジ SAPチャートの作成~サービス・統合

●スキル まとめ:失敗を恐れるな
・上手くいかないときは、学生さんに助けてもらう
・教員も学ぶ側の一人と考えられるようになって楽しくなった
・いつまでも自分は学ぶ側 
○これって大事だよなー。

●ストーリー 大学の歴史から大学教員のこれからを考える
 吉見俊哉先生
・大学が生まれたのは、12~13世紀のヨーロッパ
・ユニバーシティは、教師と学生の協同組合
・教師も学生も基本的には旅人
・旅人は弱い立場
・支配者からの余計な干渉を避けるための協同組合。
・中世に生まれた大学は、16世紀以降衰退していく。
・15世紀後半 グーテンベルグの活版印刷が出現。
 情報へのアクセシビリティーが増し、わざわざ旅をしなくても
 知識を得られるようになった。
・デカルトやパスカルは大学の教授ではなく、著者であった。
・19世紀以降、大学は知の中枢期間となる。国民国家の発達がその要因。
 エリートの選抜、養成機関として大学は発展。ドイツから。
・戦後50も大学が無かった。今では800近く。
・21世紀に入って、大学は転換期。国民国家というフレームが弱まっている
 グローバルな仕組み、デジタル化が強くなっている。
・わざわざ大学に行かなくても知識を得られるようになっている。
・大学は、通過儀礼から、キャリアやビジョンの転換メディアとなるべき。
・高校から大学に移る際には「入試」
 大学から社会に移る際は「就活」という通過儀礼がある。
 大学に入ったら、自由に過ごしてよい、モラトリアムな期間。
・あるところに所属していれば、段階的に発展していく
 という社会であれば可能。
・組織、国も殻が壊れてきて、フレキシブルで流動的になってきている。
・人生で3回、大学に入ってもよいのでは。
  18歳、30歳前後、60歳前後。
○これ面白いなー。確かに俺も大学院に入ったのは、38歳。
  一つのキャリアの転換期だったのかも。
・780大学があるのは多すぎるといわれるけど、母集団が3倍いれば
 何とかなるかも。
○面白いねー。この考え方。お客様を増やす。
・大学教員もメディアになるべき。
・学生が多様化する。18歳、30代、60代。
・そういう人たちをつないでいくのが大学教員。
 違う人たちのファシリテーター。
・メタのレベルの認識論が重要。
・教師と学生の信頼関係
・役に立たないけど価値がある知識。リベラルアーツ。
・大学院生の数が増えたことで、大学教員の職を求める人が増えた。
・才能とは執念。あきらめない。逃げない。執念を持ち続ける。

終了!お疲れ様でした。
(学びのための貴重な機会を作ってくださったスタッフの皆さん、
 ありがとうございました。)

投稿者:関根雅泰

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