「教育工学への招待」 赤堀侃司著

お薦めの本

「教育工学への招待―教育の問題解決の方法論」赤堀侃司著 2002

(・引用 ○関根の独り言)
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●教育工学
・研究分野が幅広い。どの研究方法も受け入れる。
・現実の教育課題を対象
・総合的にデザインするアプローチが多い
・「これでなければいけない」という枠はない。
 現実の教育課題を総合的に解決するという思考。

●学習論
・行動主義の学習観「学習は行動の変容」
 ブルームの教育目標分類学は今日も生きている。
 すべては「認知領域・情意領域・運動領域」に該当する
 人はフィードバックによって多くを学習
・頭の中の変化に着目したのが「認知主義」
 知識、技能よりも理解や意欲を重視する学習観
 人は頭の中で自分でつじつまが合うように意味を
 作りだし構成している「構成主義」
 人は何かのモデルを使って対象を理解しようとする
・学習をコミュニティーへの同化ととらえる「状況論」
 人が頭の中にある知識を使って問題解決をする「人中心」主義ではなく、
 状況や場面などの環境が人に「アフォード(誘発)」するという考え方。
 
 実践という場によって仕事上の知識(暗黙知)が獲得される
・行動主義は「教材」に、認知主義や構成主義に基づく学習支援は、
 「人間」に興味がある。
●仕事での学び
・「協同学習」が日常的に用いられているのは学校よりも企業。
 仕事をする上で協同して行うことはしごく自然なので意識しない。
○ここに、会社にはいった新人はとまどうのかも。
 今までの学び方「個人が知識を獲得する」が通用しなくなる。
・共同で活動すること、それは仕事の特徴。
・世の中では「個別学習」より「相互学習」のほうが普通の形態であって、
 むしろ個別学習は異例。
○学校での「個別学習」に慣れた子供達が、社会に出て「相互学習」
 「協同学習」の必要性にせまられて戸惑うケースも多いのかも。
・判断ができるとは「短絡的」でないこと。
 様々な角度から思考するためにも他者の意見を取り入れることが大事。
●コンピューターによる学習支援と教育支援
・eラーニングにより、大学の単位が商品化され、ブランド志向を引き起こす。
・ITを教科に持ち込むのは、世の中の生きた学習資源の提供と考えられる。
・コンピュータを使った授業は、相互学習が自然に発生する。
●初心者と熟達者
・初心者と熟達者では覚え方に違いがある「エピソード記憶」「意味記憶」
・自分で自分を見直す力の差は、初心者と熟達者の違い
 誤りにどう対応するか「教訓帰納」問題を解いて何が分かったかルールを作る
・いかに重要な譲歩を選択する方略を持っているか、全体を把握するかが、
 初心者と熟達者の差
 質問が出る講演は、分かりやすい内容で、受講生に何が重要であるか
 伝わっていると解釈できる。
 熟達者は何が分からないかを分かっているので質問できる。
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これで、1月の課題図書5冊は終了! 2月も5冊読みます!

投稿者:関根雅泰

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