「ネットワーク」関連本_201226

お薦めの本

○金井先生の本を読んで、改めて「ネットワーク」関連本を読んでいます。

『成功する起業家は「居場所」を選ぶ』馬田(2019)

・「私は、私と私の環境である Yo soy yo mi circunstancia」(ホセ・オルテガ)

○いい言葉をもらった!

・自分という存在は、環境も含んでの自分。
・自分を変えるには、環境を変えるのが良い。

・成功を自分の能力だけに頼る必要はない。居場所を変え、周りに助けてもらえるような環境に身を置けば良い。

・起業という目的があるのなら、その目的に最も適した環境に一歩踏み出してみよう。

・もし起業して成功したいのであれば、最適な場所(Place)と人(People)を選び、正しく訓練(Practice)をしながら、その実践プロセス(Process)も整備しよう。

○まさに、比企起業塾、比企起業大学が目指しているのは、これかも。

・環境を変えることで、何か良いことが起こる確率-運を高められるのではないか。起業を成功させるためには、運が重要。

・アクセラレーターでは、プログラムの期間中に起業家が一挙に集まり、そこでの相互作用が、学びを促進する。

・起業家は、学び続けなければならない職業。

○これもいい言葉だな~。まさにそう!

・人々の行動が大きく変わる閾値、いわゆる社会的なティッピングポイントは、おおよそ25%。

・人脈、仲間というセーフティーネットを起業時に用意する。

・良い「壁打ち」ができる相手に、ただ「ボール≒悩み」を打つ。

・アントレプレナーシップとは「規律ある実践」である。

・バブソン大学で「メソッド」を教えるためのプログラム
1)遊びのプラクティス
2)共感のプラクティス
3)創造のプラクティス
4)実験のプラクティス
5)内省のプラクティス

・プロセスを明確にするために「チェックリスト」を活用する。

・数学者のR.ハミングは、毎週金曜日の午後(10%)を「大いなる考察の時間」にあてた。

○これ、いいな。俺の場合は、朝時間をあてよう。

・探索ができる余裕を持っておく。
・結果という見返りを得やすい深化に90%程度の時間をかけつつ、探索については「何も得られないというリスクもあるが、大きなリターンが得られるかもしれない行為」として、10%程度の時間をかける。

・実際にサポートを受けられるかよりも、必要になった時に受けられると感じているか(そのように期待できるか)どうかが重要です。

○これは俺も気を付けないと。塾生から、必要な時に相談を受けられると思ってもらえるように。

・自立とは、社会の中に依存先を増やすこと。
○起業とは、複数顧客をつくること。

・ハイパフォーマンスなアクセラレーターの支援内容:
1)他の起業家へのアクセスと、起業家同士の学びを重視
2)資金調達や会計などのファイナンスのスキルについてあまり時間を割かず、プレゼンテーションやコミュニケーション、ネットワーキングや組織構築、デザインについて多くの時間を割いている
3)メンターの中に、潜在顧客が含まれている。

・前に進むと、景色が変わる。視座が高くなる。

・アドバイスというのは、相手が必要としてない時にしても全く響かない。何かしら悩みに直面したタイミングで、すぐにアドバイスをもらえるという環境が最高。

・皆で育てていくための「余白・ゆとり」をあえて残しておく。

・最も成果を出していたのは「コネクター型」のマネジャー。専門外の分野については、他の誰かを紹介することで、課題解決を図る。

・メンタリングがビジネスにもたらす効果についてはまだ最終的に答えが出ていない。
・メンタリングではなく、先輩起業家たちに、サポーティングをしてもらう。

・若い起業家には、次のような人たちにメンターをお願いするよう勧めている
1)自分より「半年先輩」となる起業家
2)1~2年先輩
3)5~6年先輩
4)10年以上先輩

○比企起業塾では、自然とこの構成になっているな。

・誰かに頼む(Ask)スキルは、起業家にとって大切。
・同じ大学の出身は影響力が大きい。

・多くの経営者が、読書を習慣として身に着けている。

・ストーリーの基本

「昔々あるところに、~がいて、~という状況で、~できないことに困っていた。 なぜなら~だったから。でも実は、~という本当の課題があった。 ある時、~をきっかけに、~に出会い、そして~、ついに主人公は~をした。 めでたしめでたし。」

・アイデアを形成する「6つのS」

・YコンビネーターのS.アルトマンの手法:毎朝3つだけ「今日終わらせるべきこと」を決めて、それ以外はやらないようにする。

○これいいな~。ついやりきろうとしてしまうけど、このやり方なら余白を作りやすくなる。

===

『最強の人脈術』平野(2018)

・人脈こそ、人生百年時代の最強の資産=ビジネス上の価値を生み出すもの。

・これからの企業戦略はますます「会員化」へと向かっていく。

・人の行動を阻害する要因=フリクション(摩擦、障壁)

・遊休不動産など、使用していないものがあれば、何でもシェアリングサービスの俎上に載せることができる。

・成功するプラットフォームの3条件:
1)フリクションを無くす存在になっているか
2)場の自動増殖機能が活発か
3)クオリティーコントロールがなされているか

・アライアンスランチで、ビジネス仲人になる。

・メディアの種類:
1)Paid media CM、マスメディア
2)Owned media 会社のHP、メルマガ、ブログ
3)Earned media SNS、口コミ掲示板

・日本人は自己が帰属する組織、すなわち「場」を無意識的に求める。

・A.トフラーの「Prosumerプロシューマー(生産消費者)」がいよいよ現実化している。

===

投稿者:関根雅泰

コメントフォーム

ページトップに戻る