東大MOOC「Interactive Teaching」第5週

授業

今週は出張先のホテルと自宅で受講しました。
今回のMOOCは、定期的に学べる良い機会となっています。
この動画配信が終わると、ちょっと寂しくなるかもしれません。

(・講義内容 ○関根の独り言)
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Week5 もっと使えるシラバスを書こう

●もっとある!シラバスの役割
・シラバス=授業計画 
・シラバスは、ゼロ回目の授業である。
 学生はシラバスを見て、教員や授業の雰囲気を感じ取る。

●目的と目標の設定
・「何で、この授業を受けなくてはいけないのか?」と
 学生から問われたときに、答えるのが授業の目的。
 目的=授業の存在意義
○「何で、この研修を受けなければならないのか?」
 この問いへの答えは大事だよなー。
 それを持っていなければ、参加者に失礼だし、
 参加者の前に立つ資格がないかも。
 とは言っても、ここを熱く語るには、参加者の状況を理解し
 参加者のためになる、と信じる、講師側の信念が必要。
・目的の書き方:
 1)学生を主語にする
 2)「~するために」を入れる
 3)総括的な動詞を用いて表現する
   例)修得する、身につける、理解する、創造する
     位置付ける、価値を認める、知る、認識する
・目標とは、授業終了後に学生にできるようになってほしいこと
 (Goal、Learning outocomes)
 1)目的を具体化したもの
 2)観察可能な行動
 3)成績評価項目と一致させる
 4)自学自習を促す
・目標の書き方:
 1)学生を主語にする
 2)一つの文章に、一つの目標
 3)評価基準を明示
 4)現実的、かつ挑戦的なレベルに設定
   →ジャンプすれば届く距離
 5)3つの領域に分ける
   認知的(知識)精神運動的(スキル)情動的(態度)
・目標に使用する動詞
 1)認知的:列挙する、述べる、説明する・・・
 2)精神運動的:測定する、実施する、行う・・・
 3)情動的:協調する、配慮する、参加する・・・

●授業スケジュールのデザイン
・シラバスは契約書であるため、原則変更はすべきでない。
・スケジュールには、教員の教育哲学が反映される。
・目的、目標が達成され、学生の学びが促進されるのが、
 よいスケジュール。

●授業構造の可視化
・構造化された知を、テキストシラバスでは伝えにくい。
 テキストシラバスでは、構造化された知を、
 バラバラに脱構造化し、学生に伝えている。
 グラフィックシラバスでは、構造化された知を、
 構造化された状態で伝えることができる。
・グラフィックシラバス
 ≒コンセプトマップ(概念地図法)マインドマップ

●評価の書き方
・学習に最も強い影響を与えるのは評価方法であろう。
・評価についての留意事項:
 1)目標を評価する
 2)評価対象は、測定可能なものにする
 3)具体的に書く
 4)目標(3領域)に対応した方法を選択する
・評価方法:
 例)試験、レポート、実地試験、シミュレーション、観察等
・グループワークを、学生同士、相互評価させる。
 「目標達成行動」と「集団維持行動」の2軸、12問で。
○この評価、いいかも。PMかな。

●目標を設定してみよう
・「学ぶ」という動詞は、到達目標にならない。
・「理解する」は、目的としては良いが、目標としては不適切。
・情動面:互いの意見の違いを尊重し合いながら といった表現

●スキル 交流編2:リアクションを生み出すために
・学生からのリアクションを引き出すための、準備ウォームアップが必要
・4つのポイント:
 1)眼球のリアクションを導く、目線を動かさせる ジェスチャー
 2)身体の向きを変えさせる、学生の動きを誘導させるような 動き
 3)挙手させるための 段階的な質問と教員自身の挙手
 4)声を出させるための せーのといったかけ声 
・段階を踏んで行う。心は急にフルスロットルでは動かない。

●ストーリー(1)大学教育と大学生の日独比較 H.ゴチェフスキ先生
・ドイツの大学では講義は自由参加。面白くなければ学生は去る。
・同じ内容の授業を繰り返し行ったことはない。
○これすごいよなー。毎年、授業の内容を変える。
・日本の大学は、学生が若い。未成年で入ってくるのに驚いた。
 ドイツでは、大学に入ってくるのが、多くが22歳以降。
・高校までは何かを学ぶ所。大学は学び方を勉強する所。
・学者が音楽史を作る。学生自身もいつかは作り手になる。
・Googleで調べれば分かることは、大学の授業でやらなくてもよい。
・自分が本当に興味を持っていることを、教員にはやってほしい。

●ストーリー(2)学生とともに創る授業 山邉昭則先生
・Problem based learning は問題解決がゴール
 Project based learning は社会の声も引き取れるような?
○俺の理解不足だけど、やっぱり違いがよく分からない。
 どっちにしても、現実の課題解決に学生さん達が授業を通じて挑む
 という感じかな。
・学部生に教えるのが苦手。どの辺までが分からないのかが分からない。
 何に興味を持っているかが分からないので、教えにくい。
・学部生に教える際の心構え:
 1)学習者中心の教育 
    学習者自らが学びに責任を持つ。
    教員はその支援を行うということを意識させる。
 2)ダイバーシティ
    多様な価値観を持つ学生たちが出会えるようにする。
・躓きがあったとき、自身が学習者中心の授業をできているかを問う。
・教育者も学習者によって成長させて頂いているという意識でいると、
 それは態度としても出てくる。
○これはそうだよなー。ほんとそう思う。
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Week5も面白かったです。研修設計にも役立つ内容。
次回も受講します。

投稿者:関根雅泰

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