小さな会社の経営本(2014年5月)

小さな会社の経営本

最近読んだビジネス本。

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『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 藤野英人2013年
・真面目とは、本気であり、真剣であり、誠実であること。
 そして「本質とは何か」ということを、しっかり考えること。
・清く豊かに生きることは可能であり、また「清豊」を目指すことが、
 結果的に長期間にわたって、会社を成長させることにつながる。
・日本のNPO、NGOの問題点は、担い手がアマチュアだということ。
・真面目に世の中のために努力している会社しか、成長し続けられない。
・日本経済の足を引っ張っているのは、日本経団連。
 (1990年代 「失わせた10年」)
○「LWは何のために存在しているのか?」
 「何の役にたっているのか?」
 「何の役に立ちたいと思っているのか?」
 「俺にとっての成功、成長、幸せとは何か?」  常に考え続けたい。
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『最高の戦略教科書 孫子』守屋淳 2014年
・「善く戦う者は、これを勢に求めて人に求めず」
 組織がいったん勢いに乗ってしまえば、部下一人一人をケアしなくても
 部下は十全に実力を発揮してくれるもの
・「将とは、智、信、仁、勇、厳なり」
 全てを高いレベルで完備するのは難しい。そこでパートナーと分け合って
 チームとして完備するというやり方がある。
・何かを捨てることで、一つ上のレベルにおいて新たな可能性が開ける。
・戦いに勝つためには、
 A 崩し技:相手の態勢を崩して、こちらを有利にする技
 B 決め技:最終的に決着をつける技 の2種類の技が必要
・相手の矛盾を突く。相手は、過去の成功パターンを否定しにくい。
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『強い会社はどんな営業をやっているのか?』 小山昇 2014年
・サービス内容を絞り込み、狭い範囲でトップを目指す ランチェスター戦略
・「お客様を選ぶ」一定の層だけに特化したサービスを提供。
・リソースに劣る中小企業が、広い地域を維持管理し続ける(しかも
 一定以上の存在感を発揮し続ける)ためのコストがどれだけになるか。
・知識は体験を伴ってようやく身に着く。そのためのロープレ。
・本当のライバルは、社会、時代。
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『巡るサービス』 近藤寛和 2012年
・真似されない差別化は、オペレーションでしか作れない
・最も耐性の強い共同体とは「成員中の最も弱い者」を育て、癒し、
 支援することを目的とする共同体である。(7人の侍組織論)
・接点の数と利益が比例。
・現場に利益目標を持たせると、一見非合理なサービスをしなくなる。
・本当のところ、誰に何を売っているのか? 
○埼玉県にあるホテル。一度泊まってみたい。
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『起業 失敗の法則』 鈴木健介 2014年
・今、客がいなくなったとしたら、経営者がなすべきことは、
 客を探すのではなく、客のいるビジネスを探すこと。
・自分に関わる全ての人が儲かっていることが、起業を
 企業に成長させていく基本。
・現状を保とうとすれば、少なくとも2割の新規取引が必要。
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『キレイゴトぬきの農業論』 久松達央 2013年
・直販農業は、集中と効率化がしにくい分、問題解決の幅が広い。
・お客さんのために引き受けている「面倒」が結果的に参入障壁となっている
・「弱者の戦略」小規模有機農業者はゲリラ。
・価格を決めることは、価値をわかってくれる客筋を見極めること。
・「引っかかり」(お客さんが評価する特徴)が多いのが強い商品
 一つの特徴に頼るのは、環境の変化に弱い。
・プレゼンができる農業者は少ない。
・適性がない人は、人よりも早く自分の立ち位置を考えざるを得ない。
 それは、弱みから生まれる大きな強み。
・「ふぐを目指す」(放射能リスクがあっても美味しいから選ばれる)
・農家は持てる者。農地法のお蔭で、固定資産税、相続税、贈与税等が
 大幅に免除。実質的に相続税がほとんどかからない。
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投稿者:関根雅泰

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