2010年度冬学期 「研究法I」7

授業

2010年12月1日(水)14時45分~16時15分
●7回目 測定の水準と調査票の作成について
 (事前に留置および面接調査票の実習をしてもらった上で講義+討論)

【事前課題】
 
 「配布された用紙に従い3名に電話インタビューを行う」
 「自分もアンケートに回答する」
【講義内容】(・先生の講義/他者の発言 ○関根の独り言)
・質問紙法 質問を作るには熟練が必要
・世論調査 電話マーケティング会社 6~70代が回答することが多い
 
 固定電話のみのため、携帯しかない一人暮らしは調査対象外
(レジュメに基づき)
・質問紙は、A4×4ページ程度(両面2枚)
・確立した質問、標準的な質問を借用し、+αで新しいものを入れる
・回答者は、神様 相手を思いやって
・誘導しないように 分布が偏る
・1~5の間で、ばらつくような質問がよい
・質問紙作りは、基本的に経験により技能が向上するので、徒弟修業が重要
 データを取る前に相談すること。データを取ったらそこでおしまい。
・質問の少しの違いが、大きな違いになる
 例)あなたが大麻を手に入れようとした場合、
    それはどの程度難しいですか?
   あなたは大麻を手に入れようとした場合、
    それはどの程度難しいと考えていますか?
・因子分析は主観的方法 ときには平均点や合計だけでもOK
 シンプルな手法の方が、間違いを犯さない
・クロンバックのαは計算した方がよい
・分析が複雑な時は、サンプルは多い方がよい
・先行研究がどのくらいのサンプルをとっているかを参考に
・英語の質問は、定訳があるかを確認する
 質問紙がついていな論文は、社会学では考えられない
・質問項目に間違いが無いよう1問ずつ「声に出して」確認する
 自分が読み上げで確認できないような質問を他人にやってもらうのは酷
・5より7の方が分散するので良い 散らばる=情報が多い
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ありがとうございました!

投稿者:関根雅泰

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