世代間ギャップを埋めるリーダーシップ開発:落とし穴と実践法

ASTD 2008 参加報告

Designing Leadership Development to Bridge the Generational Gap:
Pitfalls and Practical Lessons
 世代間ギャップを埋めるリーダーシップ開発:落とし穴と実践法
 June 3, 2008 16:00-17:30 Ms. Geri Lopker
(・はセッション内で印象に残った内容 ○は関根の独り言)
○部屋に入ると、カード型の小さな機械を手渡されました。
 Turning Technologies社の「Audience Response System」
 ボタンで投票でき、パワーポイントの画面上ですぐ結果がでます。
 (例:今回のクラスの参加者は、どの世代が多いのか?
    数字を選んでボタンを押すと、その結果が画面にでる)

○これは便利で使いやすく、色々な場面で活用できそうです。
 EXPOにもブースを出していたので、話を聞いてきました。
 日本へのレンタルも可能だそうです。
 
 http://www.turningtechnologies.com/groupresponserentals.cfm
・今回は世代の違いについてがテーマだけど、
 「Overgeneralize(極端な一般化)」や「Labelling(決め付け)」には
 注意してほしい、との訴えが何度もあった。
・Baby Boomers、Gen X、Gen Y の共通点と相違点をグループで
 話し合った後、各世代の特徴についての説明があった。
 (2005年1月にフロリダで行われた心理学プログラム関連のミーティングで
  C.Patterson氏より提示された資料からの引用とのこと)
 1925-45 Traditionalists(63-86歳)
  -Goal is to build a legacy(伝説を作ること)
 
 1946-63 Baby Boomers(44-62歳)
  -Goal is to put their stamp on things(彼らの痕を残すこと)
 
 1963-80 Gen X(28-43歳)
  -Goal is to maintain independence(独立を維持すること)
 
 1981-現在 Gen Y or Gen “Why” (8-27歳)
  (Millenials、Echo-Boomers、Digital Gen、Nextersとも呼ばれる)
  -Goal is to find work and create a life that has meaning
   (意味ある仕事を見つけ、意味ある人生を送ること)
・各世代への「Training & Learning Strategy (訓練・学習戦略)」
 
 1946-63 Baby Boomers(44-62歳)
  -新しいスキルを適用するための練習には時間をかける必要がある
  -ウェブを使った学習には慣れていない
  -本や手元資料を好む
  -価値や人格成長につながるような新しいやり方を学ぶことを好む
 
 1963-80 Gen X(28-43歳)
  -テクニックそのものよりも、それによって得られるものに集中する
  -実験的で問題解決に直結するような学習にする
  -キーポイントを明確にする
  -市場価値や新たなスキルの習得という点を学習においてはアピールする
 
 1981-現在 Gen Y or Gen “Why” (8-27歳)
  -学習方法をミックスする 楽しく行う EduTainment
  -失敗はOK、また始められる(ゲーム感覚で)失敗から学ぶ
  -チームワークやテクノロジーを使った学習にする
   (Wikipedia、Google、Podcasts等を活用する)
  -金銭獲得につながる学習であることをアピールする
・Y世代へのアプローチとして、
 1)You be the leader 
 2)Challenge me
 3)Let me work with friends
 4)Let’s have fun
 5)Respect me
 6)Be flexible
○去年との比較という点でいうと「Generation(世代)」に関するセッションが
 今年は少なくなった気がします。
 去年は多くのセッションで「Gen.Y」「Nexters」「Gen.Millenium」といった
 若手世代への対応法についてふれられていましたが、今年は少ないです。
 (あくまで私が参加したセッションの範囲内ですが)

投稿者:関根雅泰

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