08年3月~6月までは、各社様での「OJT研修」が続きます。
 一昨年あたりから、「OJT研修」の実施が増えてきました。
 その背景としては、
 【採用】
 ・新卒社員の採用が増えている
 ・新卒社員獲得のためにも、彼、彼女らを育てる体制を作りたい
  (充実した教育制度をもっているというアピールのためにも)
 ・獲得した新入社員の早期離職を防ぎたい
 【現場】
 ・今まで新卒を採っていなかった分、急に増えた新卒社員の対応に現場が戸惑っている
 ・現場で仕事を教える先輩社員と、新卒社員との間に、かなりの年齢差がある
  (採用を抑制した時期があるため、20代後半から30代半ばの社員が少ない)
 ・新入社員とどう接したら良いか分からないという現場社員が多い
 【能力開発】
 ・新卒社員に仕事を教えるOJT担当を作ることで、OJT担当自身に
  「後輩育成」経験を積ませ、成長を促したい
 ・OJT担当にとっては、「初級マネジメント」の実践となる
 といったところでしょうか。
 以前に比べて減ってきていると感じられるのは、
 (私の狭い経験範囲ですが)
 ・新入社員の早期戦力化 という言葉です。
 90年代後半から2000年代前半に、研修企画者からよく聞かれた言葉です。
 採用を抑制していた時期は、厳選してとった新卒社員を
 早く一人前にすることが求められていました。
 今はある程度長期的なスパンで、新卒を育てていこうとする機運が見られます。
 それが、最近増えてきた「OJT研修」にも表れているのでしょうね。
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