子供達のために大人ができること

子供の教育

●キッズドアコンベンションに参加してきました。
7月27日(金)渋谷で開催された
  キッズドアコンベンション
   ~未来の大人のために私達ができること~
 http://www.kidsdoor.net/project/index.html
に、参加してきました。
地元寄居の小中学校でお手伝いしているキャリア教育に関して、
何らかのヒントが得られないかと考えたからです。

主催は、キッズドアプロジェクトさんです。
「こどもと社会をつなぐポータルサイト」として、
キッズドアというサイトを運営されています。
  http://www.kidsdoor.net/index.html
キッズドア代表の渡辺由美子さんは、イギリスでの子育て経験から、
「社会全体で子育てをする」重要性を訴えています。
今回のコンベンションは、子供支援活動を行っている個人や団体の
事例紹介が中心でした。
以下に、事例紹介で印象に残った点を、いくつか書き留めておきます。
(○は、話や資料に出てきた言葉。・は、関根の独り言)
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1.移動動物園 Zookiss 島田直明さん
   http://www.zookiss.com/index.html
○「動物との出会いの演出」良い出会いを提供したい
○動物と触れ合うことが大切 TVで見るだけでは分からない
○幼稚園、保育園での移動動物園の実施が多い
○小学生、中学生向けのプログラムもあり
・地元寄居に呼べないか?
・地元企業の協力を得て
・保育園、小学生、中学生の交流の場にできないか?
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2.きてきて先生プロジェクト 香月よう子さん
    http://www.kitesen.org/
○第一線で活躍する大人たちを、小学校に派遣する
○子供たちが主体的に学べるよう
 講師に対して質問を書く「きてきてレター」を事前に書かせる
○それを受けた講師が「いくいくレター」で宿題を出す
○事前に参加意欲を高めておく
○学校の先生にとっても「お任せ授業」にしないよう留意
○「ホンモノ」を学校に連れて行くにはお金が必要。そこで
 企業が従来持っている仕組み=媒体にお金を出すに着目。
○講師が持つコンテンツを子供たちが関心を示す授業に仕上げる
 プロデュース機能がない。
○東京の先端企業で働いている人は、世界の先端にいるといっても過言ではない。
 そういう大人に触れさせる。
○NPOスクールアドバイスネットワーク
    http://school-advice.net/
 学校教育コーディネーターのアドバイス「子供が多様な大人と会うことが大事」がきっかけ
○多様な人と、多様な経験と出会う リアルの場が大事。
・「きてきてレター」と「いくいくレター」は、企業研修でも使えるかも
・大人と出会う大事さ 
・「ホンモノ」を著名人だけでなく、地域の身近な人から発掘できないか?
・企業の従業員を学校に派遣するのは?
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3.こども商店街プロジェクト 内田ふみ子さん
    http://financialeducation.co.jp/kodomo.html
○小学生に対する金銭教育と商店街でのお店体験
○地元にある大学と商店街を巻き込む
○教育の場を地域コミュニティーに置く
○学校だけでなく、オープンな場で行われる「公教育」を支援
○行政にからんでもらうことが大事 スムーズに進む
○本当の学びは、日常生活の中にある
○「お金の教育」を、投資や起業だけでなく、
 消費者、事業者、労働者、納税者など、様々な立場で学ぶ
・地元近辺の大学生をからませる
・地元商店街の協力をあおぐ
・職業体験、出店体験
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4.日立グループによる小学校での出張授業
http://www.hitachi.co.jp/Int/skk/volunteer/education/universaldesign/index.html
○従業員ボランティアによる授業
○「目の不自由な人が使いやすいリモコン」を作る
○日立グループらしい社会貢献活動とは何かを考えた
○従業員ボランティアにとっても、個々の充実に結びついている
・従業員が小学生に教えることで学ぶ
・人に教えることで、自分が学ぶ
・子供の斬新な発想も得られる
・CSRと人材育成をからませられないか? 
 社会貢献をしながら、人材育成も行う
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5.遊びと学びの秘密基地 CANVAS 石戸奈々子さん 
  http://www.canvas.ws/
○子供たちの創造・表現の場を提供 
○子供に機会・場を提供するのが大人の役目
○まずは、CANVASが中に入って、産官学の連携を作り上げ、そのあとは
 自発的に継続していく地域コミュニティーを作る。
・寄居ならワークショップで自然環境の豊かさも活かせるのでは?
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6.文化庁の「言葉について考える体験事業」
  http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/gaiyou/kotoba_taiken/index.html
○講師は子供の発想を否定しない
○相互に違いを認めあえる場の形成
○言葉はあいまいなもの
○中学生は、関心・意欲の幅が広く、プログラム作成が難しい
○その場の大人のかかわり方が、子供の姿勢に大きく影響
○相手の立場になって考え、感じる機会を持てる点では、
 演劇のワークショップが効果的
・演劇の要素を盛り込む
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14時から17時まで、あっという間でした。
刺激が多く、様々なヒントが得られました。
「世の中には、すばらしい活動をしている人がいるもんだなー」
素朴に、感動しました。
私も微力ながら、頑張ります。
(今回のイベントをご紹介くださった
 NPO法人キープラネットの川野さん、ありがとうございました。)

投稿者:関根雅泰

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