新入社員が現場で困っていること

6.フォローアップ研修に関して

●新入社員が現場で困っていること
【上手くいっていない点】
・論理的に話すことができない
・相手に自分の意図を伝えたいが伝わらない
・人にやってもらいたいことを、
 どうやって伝えたらよいのか分からない
・上司から指導をうけない 
 できていないことが何かがわからない
・周囲が静かな環境で自分の元気を保つ秘訣
・自分で新しい仕事を見つける方法
・達成感、成長感が感じられない
・ミスをしないクセづけ
・自己嫌悪からの脱却
・指摘をうけない、先がみえない
・仕事の優先順位付け
・資料を見やすくわかりやすく
(特に、ビジネスマナーに関して)
・電話対応に慣れない
・名刺がない
・呼称
・エレベーター
・お茶の出し方
・敬語
・名刺交換
【困っていること3つ】
(グループで、困っていることを3つに絞ってもらいました)
・ビジネスマナー(メール)
・仕事の知識不足
・ロジカルスピーキング
・会社が期待する自分の方向性と、自分のやりたいこと、
 目標、方向性とのギャップの中で、どうモチベーションを維持するか
・知識不足、理解不足によって業務効率が上げられない
・ミスがなくならない
・ホウレンソウのクオリティ
・スケジュール管理(長期スパン)
・モチベーションの維持と向上
・自由な時間が少ない
・先輩の助言で「慣れろ」と言われるが、どうやれば慣れることができるのか
・仕事に対する己の技量面
・コミュニケーション
・仕事のスピード
・知識不足(一人でできることが限られている)
・人間関係
・工場と営業との考え方のギャップ
・商品に対しての知識不足
・自分の時間がない
・仕事が難しい
・自分のことで精一杯
・先輩との信頼関係が築けていない
・自分の考えに自信がもてない(考えがあっているかわからない)
・機械が古く、一つ一つにクセがあり、不良がでてしまう。
 故障なども多く、修理など他の仕事も発生してしまう。
新入社員が、半年間仕事をして「困っていること」は、
次の3つに集約されるかもしれません。
1)コミュニケーション
上司、先輩、他部門等との意思疎通に難しさを感じているようです。
「ポイントを絞って話をしろ」と言われることが多いためか、
論理的に話す力が自分には足りないと感じている新入社員が多かったです。
2)仕事の進め方
仕事を効率的、効果的に進める方法を模索している新人が多かったです。
ミスが多かったり、要領が悪かったりと、
彼ら自身「このままではまずい」と感じているようです。
どうやったら先輩や上司に迷惑をかけずに、
自分ひとりで仕事を回せるようになるのか。
それが彼らの課題のようです。
3)モチベーション
自分自身のモチベーション(やる気、意欲)を
どうやって維持していけばよいのか、
下がってしまったときは、どうやって高めればよいのか、
その方法を知りたいという新人が多かったです。
暗に
「自分達はモチベーションが下がるときがある。
 ちゃんと気がついてくださいね。」
というサインを、
企画者側に出しているというようにも感じられました。
彼らのモチベーションが下がる要因としては、
下記があるようです。
・先輩、上司の対応
「ほめてくれない」
「見てくれているのか分からない」
「指摘してくれないので、これで良いのか分からない」
「忙しそうで話すのに遠慮してしまう」
・仕事そのもの
「この仕事をずっと続けるのか」
「自分の将来につながるのか」
「他部署の人がうらやましい」
・自分の時間がとれない
「仕事が忙しい」
「プライベートの時間がない」
「他社にいった友人の話を聞くと、迷いが出る」
やはりフォローアップ研修は大事ですね。
こういう新人の声は、
現場ではなかなか吸い上げられないですからね。
こういう話し合いをすることで、
「皆、同じように思っているんだなー。
 自分だけじゃなかったんだ。」
と、安心感を抱いた新人が多かったです。
半年間仕事をしてきたので、自分自身の課題が何なのかが
明確になってきたようです。
そのため、2日目の「半年後の目標と行動計画」も
より具体的で、現実感のあるものを作成していました。

投稿者:関根雅泰

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