【木曜日23-51】「お金・贈与・コミュニティ」

木曜日

○『きみのお金~』と、そこで参考文献とされていた本。(ビジネス書3冊)

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『きみのお金は誰のため』 田内学(2023)

○日経新聞の書評で絶賛されてた。これは確かに良著。うちの子ども達にも読んでほしい。

・お金の正体
 1)お金自体には価値がない
 2)お金で解決できる問題はない
 3)みんなでお金を貯めても意味はない

・道具としてのお金

・社会全体の視点に立てば、お金の見え方は変わる。
・一人一人にとっては価値があるが、全体では価値が消える。

・税を導入することで、お金が回り始める。
・円という同じお金を使っているから、日本の中で支えあって生きていける。

・お金で問題を解決できるのは、そのお金が使える時だけ。
・お金を払う限りは(受け取る人が存在していて)誰かに問題解決をお願いしている。
・お金が偉そうにできるのは、働いてくれる人から、選べる時だけ。

・少子化によって、生産力が足りなくなる。
・未来のために(座れる)椅子を作る。
・少子化を食い止めたり、1人当たりの生産力を増やしたりしないとあかん。

・利息も、お金の移動。

・昔からの莫大な蓄積が、今の豊かな暮らしを作っている。
・未来の幸せにつながる社会の蓄積を増やすことの方が重要。

・社会にとって、お金はもったいなくない。もったいないのは、皆の労働。
・無駄に人材を使うことが、社会への罪。
○これ、まさにそうだよな~。大きな会社さんとお付き合いしていて、時折感じること。

・投資は、未来への提案。
・消費によって、流れるお金が、未来を選ぶ。
・政府による支出には、消費による投票が行われない。

・現在の日本で、預金が増えているのは、借金が同じように増えているから。その主な借り手が政府。
・破綻した国は、国の中の人たちが働かなかった。外側にいる人に頼りすぎた。

・「ぼくたち」の範囲を広げてほしい
・手触りのある社会

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『世界は贈与でできている』 近内悠太(2020)

・お金では買えないもの=贈与

・言語の変化は、行動と生活の変化を生む

・他者から贈与されることでしか、本当に大切なものを手にすることができない。
・「私は受け取ってしまった」という被贈与感、つまり「負い目」に起動されて、贈与は次々と渡されていく。
○この感覚は、あるかも。自分も贈与されたから、それを後輩に渡していく。
・被贈与の気づきこそが、全ての始まり。

・市場での交換は「さっぱり」している。
・頼りにされることは、面倒くさい。しがらみや依存とよんで、できるだけ排除しようとしてきた。

・「呪い」とは、「思考と行動の可動域」に制約をかけるものの総称。

・子は親の苦労を知ってはならない。知ってしまうと窒息する。

・「あれは贈与だった」と、過去時制によって把握される贈与こそ、贈与の名にふさわしい。
・不合理なものだけが、受取人の目に、贈与として映る。

・SFの意義は、「根源的問いかけの日常化」にある(星新一)
・「何も起こらないこと」が一つの達成。
・功績が顕彰されない影の功労者。歌われざる英雄 Unsung Hero.

・資本主義のなかに「隙間」をたくさん作るべき。

・なぜ「勉強」すべきなのか? 世界と出会うため。
・教養とは、誤配に気づくこと。受け取ってしまった。次にパスしなければ。

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『We are lonely, but not alone』 佐渡島庸平(2018)

・ネットにより、社会はどんどんなめらかになっていく。

・本のタイトルは、その時代を象徴している。

・過渡期に何をするかは、自分次第。

・情報の一つ一つに意思決定をするのではなく、どのコミュニティに入るかだけを意思決定する。
○この楽さと、怖さはあるよな~。意思決定して、入った後、違う方向に進んでった時とか。

・社会的なつながりを持つことが、現代人の健康の最優先事項。

・SNSがオープンであるほど、安全安心は確保されない。
・ストーリーズが流行ったのは、24時間で消えるという軽さ。

・ネットの自由さを享受しながら、安心を得るためには、クローズドなコミュニティをネット上に作る必要がある。

・ネットは弱い者に力を与える。個別化を進めて、不自由な仕組みをなめらかにする。

・お金を払わないことは、自発的な参加を生み出すためのいい仕組みの一つだった。

・「わかりにくさ」とは、参加するための余白

・コミュニティの5つの要素
 1)余白 2)常連客 3)仮想敵 4)秘密やコンテクスト、共通言語の共有 5)共通の目的やベクトル

・安全:場所やものに紐づく 安心:人の心理状態に紐づく

・編集とは、集めて、削って、並べ替えて、補足する 
・内容よりも、順番。

・信用:片方が一方的に評価 信頼:双方向

・学校行事に置き換えることができるイベントを作っておく
○比企起業大学は「大学」というメタファーを使っているので「入学式」「卒業式」がある。他にも何かできるかも。

・オフラインイベントで、いかに外部とつながるか。それが、コミュニティ活性化のカギ。
○比企大なら「本屋」「交流会」「報告会」かな。ここで、内部者だけでなく、外部とのつながりを作って行く。

・コミュニティ運営は、編集という行為に似ている。

・いいコミュニティの条件は「入口のハードルが高く、出口のハードルが低い」こと。

・熱狂とは「成長することか、成長を見守ること」で生じる。

・納品主義からアップデート主義。

・「誰が言っているか」が物を言う時代。

・既存のコミュニティが、現代に対応できなくなってきているから、コミュニティをアップデートしなければならない。

○コミュニティ、Community を、日本語で言うとしたら・・・

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投稿者:関根雅泰

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