【木曜日23-48】ビジネス書

木曜日

【木曜日23-48】ビジネス書

○研究者の書いたビジネス書3冊

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『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』 岩尾俊兵(2023)

・「経営技術」という概念を、本書で新たに提唱する。
・経営技術とは、上手く経営を行うための技術知識。

・日本に蔓延する根拠のない自信喪失間をまずは払しょくし、日本の経営への確かな自信に根差した「正しい危機感」に変化させたい。

・リーンスタートアップの元は、トヨタ生産方式

・必要なものを、必要なときに、必要なだけ作れるという究極の形は、受注生産。
・受注生産にすると顧客を待たせることになり、その間に他の会社に顧客を取られるかもしれない。

・アジャイル開発の起源は、日本のスクラム開発。
・トヨタ生産方式の本質は「時間とスピード」

・経営技術の日本、コンセプトのアメリカ。パッケージ化が上手い。
・日本が開発したQRコードは、コンセプト化とシステム化の両方に成功した経営技術。

・経営成果は、経営教育が普及している人数乗で、向上していく。

・文脈依存度が高いままでは、国境を越えられない。

・カイゼンをパッケージ化して、サービスとして世界に売り込んでいるのも、アメリカをはじめとした外資系企業。

・日本は、コンセプト化の力で負けた。
・抽象化と論理モデル化の訓練の場が少なかった。

・グローバル化の時代にあっても移動しないのは、国と地域、そしてその地域に根差したコミュニティそのものである。
・独自性、多様性を持つことによって、アメリカをはじめとする世界から注目されることを目指すというのが、戦略的にも正しいだろう。

○比企郡ときがわ町をこういう状態に持っていきたいな~。イタリアの中小企業を視察に来るように、比企起業大学に世界の研究者や実務家が視察に来るような。

・世界のカイゼン研究者は、2021年から2年ほどの間に、どんどんと狭い学術の世界に閉じこもっているように見える。
・これは『経営学の危機』等で批判されている現代アメリカを中心とする世界の経営学会の病理そのものである。

・カイゼンとイノベーションは地続き。
・カイゼンはプロセス、イノベーションは結果。
・カイゼンからイノベーションまでの違いは、どれだけの大きさの資源とアイデアが出会ったかでしかない。

・視野とフットワークが両方優れた人間(フィクサー)を数%存在させるだけで、イノベーション創発に正の影響を持つ。
・資源とアイデアの流れのマネジメントは、「人間のネットワーク設計」という視点を与える。

・「資源とアイデアの滞留理論」は、イノベーションが発生する条件を、新しいアイデアと、そのアイデアを実現するのに十分な資源が出会い、結合することとした。

・「価値創造の民主化」という解決策は地味だが、実行可能性がある。
・そのための経営教育が、全国どこでも無償で受けられるようにしよう。

●参考:岩尾先生の研究会(ゼミ)

https://pando.life/keioiwao

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『13歳からの経営の教科書』 岩尾俊兵(2022)

○ぜひ!うちの子供達にも読んでほしい。さりげなく薦めよう。

・昔はよく行われていたという、隣近所での貸し借りの代わりになるよう。
・自分だけではできないことができ、目の前で感謝され、それがきちんとお金になる。こんなに面白いこと(ビジネス)は他にない。

・ビジョンという魂が、放課後株式会社に入った。
・このメンバーに、他人のアイデアを笑う人はいない。

・経営とは、世の中に何らか「いいもの」を生み出すこと。
・ビジネスとは、目の前の人を一人ずつ幸せにすること。

・お客さんが「やりたくないこと」を代わりにやってくれるというサービス。

・何らかの手間によって、以前より良くなる。これが付加価値だ。

・ビジネスが「成り立ち続ける」ために必要な知識。
・ビジネスが続いていくには、ビジョンが一番大事。

・一番すばらしい戦略は、競争を避けること。

・アウトソーシングすると、その仕事に関する知識が、会社に残らなくなる。
・次の挑戦に活かせるような何かが残る失敗が、良い失敗。

・一番大事なのは、情熱。情熱は、鍛えられるものではない。

○岩尾先生という素晴らしい人と、本を通じて出会えたのが大きいな~。俺は、俺にできること、すべきことをしよう。

○次女(高3)に薦めたら、本を部屋に持っていってくれた。読んでくれたらいいな~。

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『13歳からのアート思考』末永幸歩(2020)

○仕事で知り合ったOさんのお薦め本。良著。

・美術は、大人が最優先で学び直すべき教科。

・アーティストがしていること
 1)「自分だけのものの見方」で、世界を見つめ
 2)「自分なりの答え」を生み出し
 3)それによって「新たな問い」を生み出す

・目に見える「表現の花」の下にある「興味のタネ」「探求の根」が、アート思考。

・アーティストと違い「花職人」は、「他人が定めたゴール」に向かって手を動かしている。

・カメラの登場により「目に映るとおりに世界を描く」というルネサンス以降のゴールが崩れた。

・アウトプット鑑賞を面白くする秘訣
 1)どこから、そう思う?(事実)
 2)そこから、どう思う?(意見)

・鑑賞者が想像を膨らませる余地

・自分の愛することを軸にしていれば、目の前の荒波に飲み込まれず、何回でも立ち直り、「表現の花」を咲かせることができる。

・現代社会というゲームに「ルール」があるとすれば、それはただ一つ「表現したもの勝ち」ということだ。

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投稿者:関根雅泰

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