【木曜日22-1】「ビジョナリーカンパニー」シリーズ

木曜日

【木曜日22-1】「ビジョナリーカンパニー」シリーズ

○年末年始に読んだり、再読したりした「ビジョナリーカンパニー」シリーズ。全て良著ですが、特に「ZERO」がいいですね。

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『ビジョナリーカンパニーZERO』J.コリンズ&B.ラジアー(2021)

・自分が信頼することで、相手がより信頼に足る人間になる手助けができる。

・起業家の成功は、「何をするか」ではなく「何者であるか」によって決まる。

・真のリーダーシップとは、従わない自由があるにも関わらず、人々がついてくることだ。

・失敗は強さの源だ。

・あなたの会社で最も不足している資源は、あなたの時間だ。
 最も重要な問いは「私は何をすべきか」ではなく「私はどのように時間を使うべきか」だ。

・あなたが優秀な経営者なら、成長(拡大)する機会が必ず巡ってくる。
 小さな会社であり続けるためには、そもそもどのような会社を作りたいのか、明確なビジョンを持っていなければならない。
・働く人の私生活も大切にしながら、小さくても収益力のある幸せな会社になる、という明確なビジョン。

・偉大な会社を動かす「ザ・マップ」

・戦略とは、ミッションを達成するための方法論。
・戦力を集中させること以上に、重要でシンプルな戦略の法則は無い。

・良いアイデアはいくらでもある。足りないのは、アイデアを受け入れる力だ。

・締め切り(相手に提案してもらう)は、ANDの才能を実現するための強力な仕組みだ。

・社員がお互いを頼りにする組織を作る。

・偉大な企業に、通底するテーマは、敬意。

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『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』J.コリンズ&J.ポラス(1995)

・ビジョナリーカンパニーを築くには、基本理念を文書にすることが重要。

・基本理念を維持しながら、進歩を促す。これこそが、ビジョナリーカンパニーの神髄である。

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『ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則』J.コリンズ(2001)

・第五水準の指導者は、成功をおさめた時は「窓の外」を見る。
 結果が悪かった時は「鏡」を見て、自分に責任があると考える。

・ストックデールの逆説
  最後には必ず勝つという確信をもちながら、
  もっとも厳しい事実を直視する。

・慎重に選び抜いた分野で世界一になるために必要なことは全て行い、そして一層の改善をつねに目指す姿勢、この規律が、偉大さにつながる。

・どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか。

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『ビジョナリーカンパニー③ 衰退の五段階』J.コリンズ(2010)

・教育で効果をあげたいなら、正しい答えを示そうとしてはダメ。
 良い質問をすることに集中するべき。

・衰退の5段階

・中核事業は、人間の基本的なニーズを満たすものであって、
 世界一になっているのであれば、陳腐化することはめったにない。

・厳しい現実を直視しない

・黒字でも倒産することはある。「現金」が大事。
 組織が大きくなり、成功を収めるにつれて、
 現金が重要だという意識はだんだん薄れていく。
 企業は利益不足で倒れることはない。現金不足で倒れるのである。

・適切な人材の条件
 1)会社の基本的価値観にあっている
 2)厳しく管理する必要が無い
 3)「肩書き」ではなく「責任」を負っていることを理解
 4)約束したことは達成する
 5)会社と仕事に情熱をもっている
 6)「窓と鏡」の成熟した思考様式をもっている

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『ビジョナリーカンパニー④ 自分の意志で偉大になる』J.コリンズ&M.ハンセン(2012)

・10X型リーダーシップ

・実証主義を徹底することで(10X型リーダーは)知的、精神的に独立し、自分の創造的直観を検証する。

・自己を超越した大義のために、全身全霊をささげる。

・「二十マイル行進」15~30年にわたって、一貫したペースで着実に進むと公約できるものは?

・あらゆる運のうち、「人間運」が特に重要だ。

・(10X型リーダーは)自分の運から大きなリターン(利益)を生み出した。
・不運と向き合い「人生で起きた最高の出来事の一つ」へと変えてしまう。

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『ビジョナリーカンパニー 特別編』J.コリンズ(2006)

・一貫性は、ほんとうに偉大なものの特徴である。

・針鼠の概念に集中するとは何よりも「何をすべきでないか」を明確にすることを意味する。

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『ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則』J.コリンズ(2020)

・自社の弾み車を明確にする手順(4~6個の構成要素にとどめる)

・全ての研究結果に共通するテーマは、偉大な会社と凡庸な会社を分ける上での「規律」の役割である。

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『ビジョナリー・ピープル』J.ポラス他(2007)

・ビジョナリーピープルの3つの要素

・ビジョナリーリーダーは、ORの呪縛よりも、ANDの才覚で考える。彼らは両方を選択する。

・知識を稼ぐと、その人は、その知的資本を投資するという倫理的な責任を負うことになる。

・敗者はそれを失敗だと言い、勝者はそれを学習だと言う。

・自分の弱みをある種の財産に変えられる。周りの人に助けてもらう。

・ビジョナリーな人は、うまくいかないときは、最後にはそのままにしておこうと判断する。
 その事実には手をつけずに、前進するという決断をするだけ。

・打ち込む価値のあるもので、一人の力だけで成し遂げられるものなんで一つもない。

・言葉は人を傷つける。(だから)口にする内容は本当に大切だ。

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「ビジョナリーカンパニー」著者 J.コリンズの基調講演(ASTD2007)

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投稿者:関根雅泰

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