『Actual Minds, Possible Worlds』

企業内教育担当者向け

『Actual Minds, Possible Worlds』
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立教大学院 中原先生のお薦め本。
たまたま手元に原著があったので、読んでみましたが、浅い理解しかできませんでした。
(古典の読み込みや文学知識が必要そう。)

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・1980年~84年に書いたエッセイをまとめたものが本書。
・2つの思考モード:
  Paradigmatic or logico-scientific mode
  パラディグマティック または 論理・科学的モード
  Narrative mode
  ナラティブモード
・心理学的物語では、プロットではなく、キャラクターの行動が、
 物語を動かす力になっている。
・我々は、言葉をどう使うかで、reality 現実を創っている。
・Vygotskyは、認知、発言、行動を繋げて見ていた。
 「子供達は、目、手、言葉を通じて、問題解決をする」
・Zone of Proximal Development発達の最近接領域では、
 より優れた者が、若くてまだ能力が足りない者を、
 高い領域に連れて行く、と考える。
・心理学の世界で、Mindが「禁止された4文字言葉」と
 見られていた時代もあった。
・1950年代の認知革命を経て、Mindが、再び心理学の世界に
 紹介された。
・Nelson Goodmanは、Constructivist philosophy
 構成主義の哲学を擁護した。
 構成主義では「何が存在するかは、何が考えられたか」
 によって作られるとする。
・矛盾する真実が存在する。それらは一つの世界では
 存在しえない。そこには多くの世界が無いといけない。
・Goodmanは、1967年に、Project Zeroを立ち上げた。
 ここから、H.ガードナーの「Frames of Mind」も生まれた。
・古代ギリシャでは、two forms of knowingという考え方が
 あった。一つは、Faith(神から与えられた真実)
 もう一つは、Reason(観察したものに論理を適応した知識)
・Language 言語は、neutral 中立とはなりえない。
・文化は、常に再創造、解釈、再交渉される。
・人は、遺伝情報からも、文化からも、解き放たれていない。
・フロイト、ピアジェ、ヴィゴツキーの比較。
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参考:東大大学院 中原研・山内研の夏合宿(教育学の巨人を学習)
2010年夏合宿 
https://www.learn-well.com/blog/2010/09/post_324.html
2011年夏合宿
https://www.learn-well.com/blog/2011/09/2011.html

投稿者:関根雅泰

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