2016年秋 東大授業「経営組織論」(10)異文化理解とリーダーシップ 

授業

2017年1月11日(水)13時~14時45分@東大
中原先生の授業「経営組織論」(10)異文化理解とリーダーシップ に参加。

(・印象に残った個所の要約 ○関根の独り言 -授業での意見交換)
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『文化を超えるグローバルリーダーシップ: 
 優れたCEOと劣ったCEOの行動スタイル』(2016)
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●監訳者解説
・GLOBE2013の調査:24カ国、1000人以上のCEOと、5000人以上のTMT
・世界のどの国や文化においても、それぞれにパターン化されたCLT:
 Culturally Endorsed Implicit Leadership Theory が存在しており、
 それにフィットするリーダーシップ行動をとる必要がある。
・社会が期待するリーダーシップ行動をとることが成功のカギとなる。
・日本人は、チーム志向型と人間志向型に関する潜在能力が高い
 と考えられるので、弱点となりやすいカリスマ型の能力を伸ばすことが重要。
・「ビジョナリー」「成果志向」「管理能力」において優れたCEOと劣ったCEOの
 差が顕著。
●本論
・リーダーシップとは、所属組織の効果や成功に貢献するために、他の人々に
 影響を及ぼし、動機づけ、力を発揮させる個人の能力である。
・「カリスマ型」「チーム志向型」が重要。
・リーダーは、国を問わず、カリスマ型、チーム志向型、参加型、
 やや人間志向型であってほしいと期待されている。
・カリスマ型行動をとるリーダーは、上手く協業できるTMTメンバーを
 擁している。
 カリスマ型リーダーシップは、トランスフォーメーショナル・リーダーシップの
 概念に近い。
・リーダーは、CLTに従って行動する。その説明として考えられるのが、
 個人は成長しながら、所属する社会の中でどうすれば効果的なリーダー
 と見なされるかを学んでいく。
○赴任した国では、どうやって、CLTを学んでいくのかな。
 現地の人達の中に、メンターを見つけるとか。
・CEOが企業業績にとって非常に重要であることを明らかにした。
・クリティカルリーダーシップ能力 7つ
 ビジョナリー:
  優れたリーダーは、起こり得る未来の出来事を見通し、それに対して
  準備している。将来の明確なビジョンを開発して伝え、組織が今後
  5年でどこに行くのかを説明し、それを実現するための計画を立て、
  行動を起こす。
 成果志向:
  優れたリーダーは、自分とチームが素晴らしい成果を出せるように努め、
  高い基準と目標を設定する。高い業績を期待していることを伝え、
  一生懸命働き、持続的に成果の向上を求める。
・重要リーダーシップ能力 5つ
○自身のリーダーシップに役立てるなら、えいや!で2つかな。
 1)未来を考え語る  2)チームメンバーに配慮する
・人事担当ディレクターは、GLOBEの調査結果を使って、最も効果的な
 採用制度やマネジメント開発プログラムを策定できるであろう。
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●中原先生によるイントロダクション
・リーダーシップ&異文化研究
・経営学で見る「箱」は小さい。
 上司→メンバー、職場・組織、国(文化)レベル
 この研究では、国(文化)レベルを見ている
・Hofstead(1980)異文化研究
・House他(2014)GLOBE2013 文化×CEO
 文化を超えた、どの国でも役立つリーダーシップ行動とは。
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●クラスでの意見交換
-社会的に望まれているLDR行動(CLT)を把握し、それに合った行動をとる。
  そうでないと人が動かない。
-どうCLTを把握すればよいのか。
  探り合い、すり合わせ。
-上司のCLTに部下が合わせているケースも日本ではあるのでは。
-前提、認知、行動 
 その人が持っている「前提」をどう知るか。
 決めつけない。その人にとっては、その考え方が合理的だと考える。
-「思いドリブン」の組織で、成果変数が見えづらいと、対立が起きやすい。
 お互いのすり合わせ、対話が必要になる。
-新リーダーのAssimilation
  リーダーとメンバーがお互いのことを知りあう 組織開発的。
  参考:「経験学習とリーダーシップ研究会」でのAssimilation(同化)の事例
       https://www.learn-well.com/blogsekine/161119%A1%A1%A5%EC%A5%B8%A5%E5%A5%E1%A1%A747%A1%C151%A1%CA%B4%D8%BA%AC%A1%CB.pdf
-マインドル曰く「リーダーシップは幻想だ」
-上に立つではなく、前を走るリーダーシップ
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皆さん、どうもありがとうございました。
次回は、私がレジュメ担当します。
「起業家」本なので、関連する本をまとめて読みます。
ほんと、こういう風に集中して本を読む機会を作れるのは幸せですね。

投稿者:関根雅泰

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