「新人フォロー研修」事例共有セミナーの様子

6.フォローアップ研修に関して

2010年8月6日(金)@水道橋
「新人フォロー研修」事例共有セミナーを開催しました。
14名の企業内教育担当の方々にご参加頂きました。ありがとうございます。
どんな様子だったのか、差しさわりの無い範囲でご紹介します。

時間は、13時45分~17時。
皆さん、早くからお集まり頂けたので、少し早めにスタートすることができました。
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●セミナーの内容
1.新人フォロー研修 企画のヒント集
まずは、関根から「企画のヒント集」ということで、新人フォロー研修で
よく行われている内容を、7つのポイントとして紹介しました。
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2.参加者同士の事例共有
参加者にはセミナー前に「事前課題」に協力してもらっています。
フォーマットに基づき、自社の新人フォロー研修について説明してもらいます。
DSCN07020001.JPG
グループ内で事例共有をした後、クラス全体で共有するために、
模造紙にまとめてもらいます。
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3.クラスでの共有
A班
・新人フォロー研修の「目的」
 1)ふり返り 2)モチベーション向上
・目的達成のための「具体策」
 1)ふり返り
  -意欲チャート 
  
  -(自分の仕事について)スピーチ 
  
  -困っていること、難しいと感じていること
 2)モチベーション向上
  -プレゼン大会(w内定者)
  -先輩社員との座談会
  -手紙(上司/OJT実施者)
  -行動目標の宣言
  -グループワーク(後輩に対してすべきこと、理想の先輩社員)
・新人フォロー研修の「時期」 10月、1~2月
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B班
・新人フォロー研修とは
  新人が必ずぶち当たる「カベ」を自分自身で超えるためのサポートである。
・どんな「カベ」があるのか
 -現実
 -コミュニケーションの大変さ(広さ、複雑さ)
 -自身の未熟さ(求められる知識、技術と比較して)
 -「見える化」できない仕事
・そのための「サポート」として
 -ガス抜き 
 -スペース作り(居場所、ゆとり)
 -皆同じなんだ!の共有
・もし新人フォロー研修が「なかったら」
 -成果が出ない
 -モチベーションが低下
  
  → 休職、退職、メンタル疾患
 (新人が自分で解決できれば良いが、場を作ってあげることも必要)
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C班
・「おすすめ」の内容(グループで共有した事例で「いいな」と思った内容)
 -手紙
 -BGM
 -名刺プレゼント(自分が他者からどう見られているか、同期からのメッセージ)
 -価値観確認カード
 -マインドマップ
 -モチベーションカーブ
 -人脈マップ(どんな人に、どんな時に助けてもらっているか、自分の環境を知る)
 -導入研修時の映像を流す
 -導入研修で「10カ月後の自分へのメッセージ」を書かせ、
  それをフォロー研修で読む
DSCN07170001.JPG
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4.学術知見
最後に、関根から「組織社会化」という概念を用いて、新人フォロー研修に関する
領域で「学術的に明らかになっていること」について紹介しました。
1)学術知見 (新入社員の採用から、入社7年目まで、時系列で整理)
ファイルをダウンロード
2)学術知見から見えてくること (新人フォロー研修ですべきこと)
ファイルをダウンロード
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●懇親会
セミナー後は、東大近辺を散策した後、居酒屋チムニーで懇親会をしました。
DSCN07210001.JPG
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●参加者の声(許可を得てアンケートより転載)
・新人育成に関しての学術知見を学ぶことで,研修の企画・設計者として,
 自身の企画内容に安心し、自信を持つことができた。
 他の参加者の話を聴くことで,カリキュラムの一層の質的充実を図るため,
 もっと努力・検討を重ねていこうという思いが強まった。
・フォローアップにおいて、実施することは、まだまだあるということ。
 しかもそのことが組織社会化という分野で、研究の対象であるということ。
・グループワークのあとに先生からご講義いただいたことで知識が深まり、
 概念化できてきたように思います。
 自分一人では人材育成はできず、組織の中で育っていくものだと思います。
 その概念化が図れ、説得力をもって周囲と関われそうなので
・概念と具体的な事例のバランスがよかった
 (欲をいえば・・・「学術知見」をじっくり聞きたかったです)
・事前課題があったことにより、他のグループの方々の事例も共有させていただけて、
 良かったです。今後の参考にさせていただきます。
 また、関根さんからの学術知見もとても参考になりました。
・学生時点からの「組織社会化」に関するレクチャーは本来難しい学問(!)であろうと
 思いますが、関根先生の解説によって十分理解できました。
 組織社会化させて離職を防ぐ事を第一の目的で考えた時今回レクチャを受けた内容を
 活用する範囲はかなり広いと考えさせられました。
・最後の学術知見には新人フォロー研修だけではなく、採用から教育にいたる
 広いプロセスにおけるヒントや示唆が数多くあった。
 箇条書きでまとめるのではなく、もう少し図表などで示していただけると
 わかりやすかったような気がする。
・個別調査が集約されたものだったので、様々な企業に共通する原則が
 見出せれば面白いと感じました。
・組織社会化させることが企業の業績又は成長シナリオ実現のために役立つ仕組みを、
 できれば数字で説明できると面白いと感じました。
・説明の中にエピソードを入れていただくと更に腹に落ちるのでは・・・?
・事前課題フォーマットの項目として,研修の基本事項である「時期」「実施日数」
 を明記すると実施内容とのバランスが比較できより良くなるかと思います。
・グループ内では事例の共有ができましたが、他のグループの事例について詳しく
 聞けなかったのが残念でした。
・各社様から出た(事前シートに記載された)「課題」について、ディスカッション
 (解決まではいかなくとも)する時間がもう少しあればよかったかと思います。
・自分自身が7年目ということもあり、入社から徐々に低くなる組織社会へのコミット
 メントが7年目で急上昇してJカーブを描くというのが実感を持って理解でき、
 興味深かったです。
・一方向のセミナーで事例を発表する形よりも、事例共有があることで、
 より具体的な質問もでき、研修で得るものが多かったように思います。
 どの研修担当者の方も、私よりも年齢・経験が豊富で、研修の目的意識や志を
 もっていらっしゃる方が多かったので、その場に居させてもらうだけで多くの
 刺激をいただきました。会社に戻ってから、もっと主体的に・貪欲に取り組もうと
 モチベーションも上がりました。
・この講義に参加させていただき、受講生の方(年齢・業種に関係なく)の仕事に
 対する高い意欲を感じました。
 又皆さん、しっかりとした自分たちの意見・考えが言える。誰ひとりとして
 傍聴者になっていいない。
 全員モチベ-ションが高くポジティブな方ばかりでした。
 同じ思いの同志と感じました。
 楽しかったですし、モチベ-ションもあがりました。ありがとうございました。
・遠方から訪ねていきましたが、いい時間が過ごせました。
・関根さんのセミナーなら、ぜひまた参加したいと思っておりますので、
 どうぞよろしくお願い致します。
・受講費を払ってもいいから1日にしてはどうでしょうか。
・このような良心的なセミナーは無料でする必要はなく、会費をとっても
 参加者としてはまったく問題ないと思います。どうもありがとうございました。
・有料にしてもいいんじゃないでしょうか?
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●謝辞
今回は、スタッフとして受付等を東京大学の学部生(3年)に手伝ってもらいました。
Oさん、ありがとうございました。
そして、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
今年の新人フォロー研修の実施に際して、今回のセミナーが少しでも役に立ちましたら幸いです。

投稿者:関根雅泰

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