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2010年度夏学期 「組織学習システム論」3

中原先生の授業「組織学習システム論」の授業3回目が終了しました。

さし障りのない範囲で「学んだこと・気づいたこと」をシェアします。

(以下は、授業参加者MLに送ったメールです)
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組織学習システム論 ご参加の皆さま

参加者の一人、M1の関根です。先日の授業お疲れさまでした。

今回も、自分のふり返りにこのMLを使って恐縮ですが、
私の理解の範囲で、今回の授業で学んだこと、気づいたことを列挙してみます。

間違って理解している点がありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。

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2010年4月27日(火)組織学習システム論 第3回

(・授業内での発言 ○関根の独り言)

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【グループでの事前ミーティング】12時〜13時 w Oさん、Kさん


・論文を読むときは、以下の点に気をつける(Oさん)

1)この論文を一言でいうと、どうなるのか?
2)今まで何が分かっていたのか、今回何がわかったのか、今後何につながるのか
3)どんな方法(対象、手法)で、どんな結果がでたのかを、詳細に


次回ミーティングまでに

1)以下の疑問に応えられるよう各人が準備 (Kさん)

・この2つの論文で何が言いたいのか 一言で
・2つの論文の共通点、相違点は?
・その後の研究にどんな影響を与えたのか?
・重要単語の線引き

2)自分ならどうまとめるか 各人で考えてくる


(*Oさん、Kさんによる「論文のまとめ方」が非常に参考になったので、
  クラスメンバーにも共有させて頂きます。)

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【授業】 2010年4月27日(火)13時〜14時30分


●中原先生のイントロダクション

・組織に入っていくプロセスで、リアリティーショックが発生し
 馴染めない新人もいる。
・いかに円滑に行うか。

・組織社会化には「人要因」の影響が大きい。
・SNSやメンター制度などの仕組みを作っている会社もある。

・組織に入る前に何ができるのか。

・1人の新人を採用するのに、100万〜1000万円かかる。
 それだけのコストをかけたのだから、すぐ辞められては困る。

・自分がマネジャーだったら、どうやって逃さないようにするかを考えながら
 論文の発表を聞いてほしい。


●発表

・生物系の論文であれば、実証研究が50〜100は、引用される。


●中原先生による解説 (p33 モデルに基づく)

・セレクション(リアリティショック、コンフリクト)ここにRJPが入る。

・あらゆるHR(人事)施策は、ダブルエッジソード。
 何かやったら必ずポジティブとネガティブな側面がでる。

・タイミングも大事。RJPを早くやりすぎると、新人が来ない。動機を下げる。

・予期的社会化 大学時代の経験
 (どんな経験を積んだ学生が企業で適応しやすいのか)
 これは高等教育論につながり、大学のアウトカム調査、大学のアカウンタビリティ
 にもつながる。研究の最先端。

・職務期待  

・誰(マネジャー、上位者)と出会うかが大事 

・四角い新人が、組織社会化されて丸くなる。
 丸くなりすぎると、組織社会化のコンフリクトがなくなる。
・四角い新人を、上手なマネジャーは、組織活性化のリソースに使う。

・フォーマルとインフォーマルな組織社会化プロセス

・インフォーマルな事例として、某広告代理店での新人7名+先輩リーダー1名で
 擬似的な家族を作るものもある。自分のリーダーは○○さんで話が通じる。

 ただ、組織が重くなるという面もある。

・Sense making → Outcome

・組織社会化だと、色々な変数でアウトカムが決まる。


●グループディスカッション

・モデルに基づき、自分の経験をふり返る。
 「あの経験って、このモデルで言うと、これだったのね。」

・予期社会化と職務期待の違いが不明瞭

・内定期間は組織社会化?

○自分で分かったつもりになっていても、他の人に上手く説明できない。
 つまり、良く分かっていないということ。


●クラス共有

・予期社会化は、成育歴とニアリーイコールとも言える。
 かなり幅広い概念。

・インフォーマルに、先輩から悪い習慣(サボる)を教えられることもある。
・誰と出会うかは重要。

・ギャングになるのは、教育としては×でも(そのグループでの)社会化としては○

・ブラジルでは大学の後半に、1〜2年企業で働くというプログラムがある。

・社会化エージェント(主体)

・誰に新人の面倒を見させるか どんな人をエージェントにするか
・良い学習を起こせる人、次のリーダー候補、

・会社に対して悪いイメージを持っている人は、新人にも悪い影響を与える

・組織社会化されすぎるリスクもある
・会社よりも、部門に社会化されすぎる 部門同士の対立

・組織が変らないなら、組織社会化されることはハッピー
・今は、Unboundary化 過剰適応した人は適応できなくなる

・組織社会化されない個人も大事

・サークルだと平等なので、より組織社会化されやすいのでは
 (似た人、状況が多く、均質化しやすい?)

・女性の中に男性が1人だと、組織社会化は難しくなるかも。

・意図的、非意図的な組織社会化の取り組みがあるのでは。
 日本では非意図的に、勝手に埋め込まれていた。
 今は人工的にやらざるを得ない。この二つには違いがでるのでは。

・辞める理由 
 1)職務期待と違った 2)企業風土が合わなかった 3)待遇が悪かった

・今と違う企業風土を作る為に採用した人たちをどう組織社会化するか

・グローバル化に対応する為に、新卒に外国人を多くした(例、ローソン)
 この外国人の新卒にマネジャーはどう対応するか

・留学生の新卒により、組織も変る

・文化変革につながる

・次回は、新人が入ることで、組織が変る様子を描いた論文


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今回のグループミーティングと授業を通して、
自分がいかに論文をしっかり読みこめていないのかが分かりました。

いままでサラッと読んできてしまっていたのを、今回Oさん、Kさんに
教えて頂いたやり方で、再度整理していきたいと思っています。

大変ですが「千里の道も一歩から」で、頑張ります!

これからも皆様のご指導ご支援の程よろしくお願いします。

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中原先生のブログ「組織の中で学ぶことは皆の問題」
 http://www.nakahara-lab.net/blog/2010/04/post_1685.html

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